朝方ベッドに入って漸く気絶出来たのが朝の5時半過ぎ。

しかしそれから大体1時間半位でお仕事に向かうみや姉をお見送りに起きる。

元々ここ数日不眠の気がでていた私はすっかり目が覚めてしまい、のんびり2回目のお風呂に浸かってみたりしたものの一向に訪れない睡魔を早々に諦め珈琲片手にニュースを見たり、ノートPCを持って行っていたので本日回るコースの最終確認をしたりと時間を潰す。


朝のニュースで日中はかなり気温が上がるといっているし、ぐーすか眠っていたはむこは別にしてもしゃーこの睡眠不足は辛くなる筈なので自然に起きるまで待つものの…一向に起き上がらない二人。

仕方なく9時半を回る位で、恒例の旅行時おはようソング「アリバイ」をDVDにセットしてカーテン開けながらドラマティックに大音量。


もそもそ二人が起き上がる頃、別のDVDをセットして淹れなおした珈琲を啜るものの何故かみんな用意を始めずにベッドに転がりながらDVD観賞。

だめだこいつら…はやくなんとかしないと。





一応本日の予定は

神泉苑→晴明神社→北野天満宮→金閣寺→等持院→龍安寺→仁和寺


というコースを予定していたのだが、窓の外を眺めるだけでじんわりと熱が伝わってきそうな晴天…というか炎天、に何となく部屋に流れる諦めムード。

しかし、本日は金閣寺を見た事がないというしゃーこの為に考えたコースなので意地でも金閣寺だけは飛ばす訳にはいかない。


11時過ぎる位からのんびり用意を開始して13時頃ホテルを出発すればまずは腹ごなしと、みかん王国には無いらしいファーストキッチンを目的に四条に向かう。

楽しい昼食を終えた後は地下鉄とバスを乗り継ぎ晴明神社へ。

勿論ここは馬鹿3人、揃い合わせたように晴明神社で撮った写真は見事に全てレッツゴー陰陽師ポーズ。

まともに撮ったものが1枚も無かった。

休憩所に京極夏彦氏の絵馬(?)なんかも飾ってあったりしてテンション上がりつつ、うだるような暑さの中参拝時間の関係で次はバスで金閣寺へと向かう。



金閣寺道のよーじやなんかをひやかしつつ辿り着いた金閣寺は……取り敢えず暑かった。

目の前の金閣が暑苦しく感じる程ぐったりするような熱が漂っていた。

ぐるりと金閣寺内を巡るものの、途中盛大な眩暈に襲われたので2人に「ゆっくり回っておいで」と言い残し、ひたすら足早に巡り出口を目指す。

2人は楽しく見て回れたようなので安心。貴人榻(きじんとう)に座ったとはしゃいでいた。


金閣寺を後にすればバスを乗り継いで次は北野天満宮へ。

菅原道真公を祀る学問にご利益がある神社として有名だが実は目的は此処ではなかったりする。

最寄りの駅を降りるなり反対方向へと歩き出す私達にしゃーこが若干狼狽えるのを横目に小芝居開始。


「いやあ、なんだか疲れちゃったねーえ」

「ソウダネー。あ、なんだか良い匂いがしませんことー?」

「わあ、ほんとうだあ。おや、もしかしてあのお店じゃないかー?」

「そうにちがいない!よし、入ってみようかー!」


本当の目的は「MONICA」というカフェ。

ここの抹茶パフェを是非食してみたくて、甘いものが嫌いで見ただけでコルコル呪いを呟き始める(という噂)のしゃーこ無理矢理連れ込むにはこれしかないと思ったのである。

……嘘です。コルコルされても引き摺りこむつもりでした。

一応、和菓子ならまだ食べれるという事は知っていたので、ちゃんとしゃーこが食べれそうなものがあるという下調べもしてたんだけどね、という言い訳。


私は抹茶パフェ、しゃーこは葛餅のセット、はむこはクロックムッシュと抹茶パフェを頼み暫し待つ。

そして漸くテーブルに並ぶデザート達……ここのパフェ、美味しかったですがかなり大きかった。

普段あまり甘いものは食べない上に、パフェに至っては一個食べきるのもやっとという私にとってラスボスにも近かったです…食べても食べても減らない…。

でも、おいしかった…よ!(笑)



すっかり喉元までパフェでいっぱいになった後は再びバスでのんびり京都駅へ。

地下街のお土産コーナーを覗き、先程の金閣寺ショックが抜け切れてない私はお土産に迷っている2人よりもひと足先にホテルへ帰還。

若干貧血気味だったのでベッドに倒れ込んだ後に気絶…実はこの日の夕食はホテルで少しゆっくりした後にお寿司を食べに行く予定だったのだが、

ぐーすか寝てる私に気を使ってくれて2人がデパ地下で買ってきてくれたお寿司やお惣菜で部屋飲みになった。

この際はごめんね。2人ともありがとう。


ちょっと酒を入れて食事を終えた後やはり本調子じゃ無かったのでそのまま再度ベッドへ倒れ込み先におやすみなさい。

そんな感じで2日目は終了。



8月8から8月10日まで有給を合わせて取り、京都に旅行するというはむことしゃーこの計画に、有無を言わせず参加してきました。

逆強制参加の癖に我が物顔ではむこをパシらせ買ってきたガイドブックを片手に日程コース表と地図を作成し、大阪にお住まいのみや姉へとアポを取るやりたい放題。


そして出立の日。

車内酒盛りを目的に、お互いつまみや酒を抱え私は東京駅から、はむこは品川駅から車内待ち合わせでこだまのグリーンに乗り込み旅の開始。

真夏の京都ということで、念には念を重ね涼感グッズや熱中症対策を万全にした結果お互いの大荷物振りに苦笑しつつ、酒を傾け旅への期待話しに花を咲かす。

そして約3時間半後、無事に京都に到着。

まず第一声は「あッッつ!!!!!」


伊達じゃないな盆地の本気。

無事、京都駅で待ち合わせ時間よりも20分早く到着したしゃーこと、相変わらずどっか抜けてるみや姉との久々の再開を果たしまずは今回お世話になるホテルグランヴィアへ。

ここのホテルはライヴの遠征時や、個人的な観光時も常にはむこと一緒にお世話になってた思い入れのあるホテルなので、なんとなく「ただいまー!」という気分。


駅直結なので程なくして到着したロビーで早速クロークに荷物を預け、その足でホテル上に構える、これもまた関西に来たらほぼ必ず立ち寄るといっても過言ではない鉄板焼き五山望へ。

日程と予約の関係でこの日のランチしか無理だったという相変わらずの盛況振り。


シェフの佇む鉄板と京都の街を眺めながら仲良く4人並んで鉄板焼きのコースを頂く。

私、鉄板焼きで此処ほど美味しいガーリックフライに出会ったことがございません。


まず先付けの牛肉のしぐれ煮、前菜のしめ鯖、枝豆の冷製スープと夏らしいメニューが続き、パンを軽く鉄板で炙ってもらっている間にサラダ、パンが出される頃には目の前で調理され始める焼き野菜。

そして来ました牛ステーキ!何しろ私、ここのステーキを山葵と塩でいただくのが大好き。

2回に分けて焼いてもらい、ステーキは常に一番美味しい状態。

そしてそろそろお肉を食べ終わってしまうなぁ…という位にお漬物とお味噌汁、そして白いご飯。

最後はコーヒーとデザートで締め。

いやぁ、本当に幸せでした。

此処来ると食べるのに夢中で会話が少なくなるね。




そうしてのんびりと昼食を楽しんだ後は、お待ちかねの観光開始!

のんびりし過ぎて予約制の京都御所観光の集合時間にギリギリという早速の事態に見舞われつつ、一度御所観光入口でみや姉とお別れ。


60分のコースを案内人の方の説明を受けつつ中の施設を見て回るのですが…何しろ暑い。

建物の構造上、日影が少ない上照り返しが眩しい!「あぁ、これは教科書とかで見たことある…」と朦朧とした意識で眺めながら感動以上に襲う熱攻撃に1時間後にはぐったり…。

みや姉と再び待ち合わせた頃には「みんな別人」と称されつつ、再び御所を抜けて今度はバスで清水寺へ。



炎天下の五条坂を登り丁度清水坂とぶつかる場所のに位置するカフェ、これもまた清水寺に行く際は立ち寄る「天」で休憩がてらお茶を楽しむ。

ほっと一息ついた後は軒を連ねるお土産屋を横目に清水寺の本堂へ。

参拝終了時間が間近だった為、人も疎らな清水の舞台で揃ってお決まりの逆ダイポーズ。

丁度山からの風が涼しい頃で景観を眺めながらひぐらしの声と夕涼みをした後ぐるりと奥の院を抜け音羽の滝を目指す。


ただこの音羽の滝、4人揃って有名処なのは知っているのものの、何にご利益があるのかは覚えておらず地主神社の神様なんかと混じって


「え、縁結びじゃなかったっけ…?」

「頭が良くなるってきいた事がある」

「金運上がるって聞いた事がある」

「確か三本それぞれご利益違うんじゃ…」


それぞれ好き勝手述べながら揃って「何だこれ、何だこれ…?」と呟きつつとりあえず手を清める。

はむこに至っては「金運金運!いや、しゃーこと縁結b…やっぱ金運!」と手を清めていた。

そうしてそこから暫く進んだ所で音羽の滝の謎が解ける。

神様にお願いしながら水を飲むと不老長寿、無病息災が叶うそう。

「何だこれ」と「縁結b…金運」というお願いが届いてでいるであろう神様も大変だ。




清水寺を後にすればこれもお決まりの七味家に寄り産寧坂を下る。

途中、「あっちー…」と大きな独り言を出した所で唐突に地元のおっちゃんとのイベント発生。

考えてみれば『唐突に知らん人に絡まれる』スキルを持ち合わせたみや姉と私が揃っていたので当たり前の結果であった。

しかしこんな事は慣れっこなのでおっちゃんに地元の話を聞きながら普通に楽しく歓談しつつ八坂通で別れる。

「確かこっちが…」と次に見に行く予定だった庚申堂の場所を確認する為地図を手にしたところで今度は別の地元のおじいとのイベント発生。


「姉ちゃん八坂の塔行くんか!」

「いえ、庚申さんに…」

「庚申さんならもう閉まってるわ!それより良い事教えたる。八坂の塔のベスト写真ポジション……ほら、ここここ!みてここ!凄いやろ?凄いやろ?写真とって写真とって!」

「おお、確かに!」


皆で写真を撮っているうちに、おじいは近くにいた家族連れにも話しかけそのままその家族と八坂の塔に向かってしまわれた…おじい何者。



おじいの背中を見送った後は、二年坂を下り安井金比羅宮へと向かう。

縁切り縁結びの神様で、碑に貼られた形代のお願い事が結構生々しい事で有名。

因みに神社の真横にはラブホテルという(しかも店名はA○I…)なんとも考えさせられる立地。

皆で碑の中央に穿たれた穴をもにょもにょ某ホラー映画のワンシーン並みに潜り抜けた後形代にお願いを書いて碑に貼り付け(本当は順番が逆です)神社を後にする。




次はぐるりと回り石垣小路を通って高台寺の夜間参拝へ。

目的はもちろん百鬼夜行展!

しかし今年は姑獲鳥は展示されておらず、ちょっぴり肩を落としつつもライトアップされた境内は幻想的。

境内を巡るのは万年運動不足のおばばには若干苦行だったものの以前は見れなかった施設も見て回り満足。

所々にスタッフさんが居てそれぞれの施設について説明してくれるのも勉強になった。




最後は祇園へと向かうついでに八坂神社へ。

此処も音羽の滝と同じく、揃いも揃っていまいち何のご利益がある神様か解っておらず、誰かがふと


「確か…美人になる。美人に」

「…そういえばそうだったかも」

「そうか美人か。本気で祈ろう」

「美人になれますように美人になれますように!」


因みに、美人にご利益があるのは敷地内の美御前社で八坂神社自体は厄除けや商売繁盛の神様だった。





八坂神社を参拝した後は祇園から四条までの結構な距離を歩く。

目的は四条にある麺屋五行である。

「もういいよセバスチャン呼ぼうよウワァン!」と喉まで出掛かりながら漸く辿り着いた五行のラーメンは美味しかった。

メニューに書かれたつまみの数々に惹かれながらも次の日の予定を考慮して部屋飲みする事に。

終電で帰ると言っていたみや姉を拉致してホテルにただいま!



DVDを観ながらのんびり酒を傾けていたら早めに電源の切れてしまったはむこを横目に、人見知りのしゃーことみや姉を流石に二人きりで放っておく事はできないのでどちらかの電源が切れるのを待つものの…緊張しているのか、それとも純粋に楽しんでくれているのか二人共かなりねばる。


流石に夜中の3時半を過ぎた頃、シャワーを浴びて来ようと恐る恐る席を外したものの結構和やかに談笑する声が聞こえて安堵。

私がシャワーを終える頃にはしっかり二人共電源が切れておりました。



ワイドキングサイズのベッドにみや姉を真ん中に、しゃーこと私で川の字になれそうだったのでしっかり楽しみつつ京都の夜(というかもう朝だったけど)は更ける。