【文字】父の三回忌によせて
今日で私の父が亡くなって2年が経ちました。
父は街の写真屋さんとしてたくさん人々の写真を撮りました。父の名前は時とともに消えていくものと思いますが、父の撮影した写真はその方々の大切な思い出として残っていきます。
私達夫婦の結婚式の日に父が集合写真を撮ってくれました。庭に出席してくれた人達を集めて、2階から見下ろす感じで。シャッターをきる瞬間父が何か言いました。それがとても可笑しくてみんな笑いました。そこにいた全員が笑っています。そしてそれはとても素敵な写真になりました。こんな幸せな写真は見たことがないと思えるほどです。私達夫婦の大事な大事な1枚です。あの時父が何て言ったのか覚えていないことがとても残念です。
今私は父が始めた写真屋さんの二代目として働いています。仕事である以上つらい事などもありますが、私はこの仕事に誇りを持っています。
タイトルは忘れてしまいましたがある小説の中で「写真」のことをすごく素敵な表現で書いてありました。
写真ってそういうものだな、って思っていただけたら嬉しいです。
「偶然の神秘が僕に与えてくれた時を止める小さな魔法」
部屋に飾ってある父の写真です


