『SP』R-13【ヒョクチェ】 | SuperJuniorウネ小説さくやのブログ

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SuperJuniorのドンヘの妄想を小説風に書き散らかしてます

ウネ多め
傷んだお魚が大好物です( ´艸`)




降り積もる雪がそっと、世界からおれたちを隠す。

風は漸く収まって。
ふたりだけの世界は、とても静かで。

囲炉裏の炎に時を忘れるように魅入られて----、時折思い出したように薪が爆ぜる音で、おれはドンヘの隣にいる自分に引き戻される。

「…ひょく?」

裸電球から延びる紐を続けて2回引っ張っても、部屋はドンヘの望む暗さにはならずに。

「…へへ」

囲炉裏の火と淡く差し込む雪明かりに照れて、ドンヘが笑う。

オレンジ色に染められたドンヘの顔は、相変わらず綺麗だった----。





唇を押し付けるようにドンヘに口づける。
額に、瞼に、頬に、鼻に----、そして唇に。

「ひょく…」

ドンヘが下から腕を伸ばして、おれの頭を抱えるように抱きしめて。
そのまま、おれの耳朶を喰むように口づけながら----、

「なんか、持ってた?」

「…おまえは?」

「オレ…、スリングショットくらい、かな?」

「そっか…」

----それじゃぁ…

心許ないけど。

それでもそろそろ----、始めようか。



おれはさり気なく手を伸ばして----、

「…っ!!」

自在鉤に掛けていた鍋を返して、一気に囲炉裏の火を消した----。




【サジンはお借りしました】


…つづきは戦闘のあとで ( *´艸`)