やばい勝負に勝って、まとまった金ができたので、しばらく、海外に行っていた。
はたから見れば、海外逃亡だ。
行き先は、フランスのニースとモナコ。
モナコのグランカジノで一財産を築こうとしたわけだ。
モナコは素晴らしい街だ。金持ちしかいやしない。
フェラーリをレンタルして、F1のコースをかっとばす。
これが、一番楽しい。
グランカジノのすぐ横にある、オテルドパリに宿泊した。
コーディネーターに宿を任せたら、1泊10万もする部屋をとりやがった。
どうせカジノで、うん千万をかっさろおうという勝負だ。宿代くらいでとやかく言うまい。
ルームキーがブラックカードになっているらしく、
これでモナコ中でキャッシングもショッピングも自由にできる。
まず、種銭に困ることはない。
近くのレストランで、コーディネーターのねーちゃんと、
タラを食いながら、ロゼを飲んだ。
このねーちゃん、日本とフランスのハーフなのだが、まあいける。
歳は35歳くらいだが、ワールドモデルをやってるくらいだから、器量は良い。
結局、旅行中にガイドだけでなく、夜までも世話になった。
まあ、高い宿代を払ってやるんだから、良いだろう。
反応は、フランス人みたいで、なかなか良かった。
風呂場での立ちバックをこよなく愛する女性であった。ちょっと変わっている。
さて肝心の勝負は、ルーレットだ。
グランカジノの奥の間で、世界の富豪に混じって打つ。
ひと貼りが、10万単位。
まあ、石油持ちや、LPガスの権利をもったおっさんたちだから、それが普通だろう。
その場に、アジア人なんて俺しかいない。
ましてやサラリーマンも俺だけだろう。
あの場の年収の差額はえぐいことだったろうと思うと、笑える。
レートが高い分、ストレートフラワーが決まれば、それの216倍になるわけだから、熱くなるわけだ。
1週間ほど、ホテルから通い打ったが、結局大して勝つことはできなかった。
宿代含めて、200万ほどを、浮かしたぐらいか。
瞬間最大で、800万が限界であった。
さすが手だれたシューターである。紙一重のところで、狙いをずらされた。
まあ、熱い勝負をはれたので満足である。
あとは、フランスのニースでぼんやりロゼを飲みながら過ごした。
海が恐ろしく美しかった。あれは、絶対に人工的な色だぜ。
結局、金が尽きたのと、仕事に戻るべく、帰国。
世界で打ったあとでは、さすがに日本のパチンコやに入る気がしない。
競馬も宝塚が終わってしまっていた。
オルフェが強かったみたいだ。さすがだな。
しばらくは、大人しく過ごす。
久しぶりに仕事でもする。
また海外で、勝負したいもんだ。
