25日、桃香の家でお泊りした

その時、友達に教えてもらった、「13年後のクレヨンしんちゃん」ってやつ見てん

本間に感動やわ

めっちゃいいから、載せるわ

ハンカチ用意してから読んでな

「13年後のクレヨンしんちゃん」
僕はシロ、しんちゃんの友達。
十三年前に拾われた、一匹の犬。
まっ白な僕は、ふわふわのわたあめみたいだと言われて。
おいしそうだから、抱きしめられた。
あの日から、ずっといっしょ。
「行ってきマスの寿司~~~~~~。」
あいかわらずの言葉といっしょに、しんちゃんは家を飛びだして行った。
上着をつかんだまま、口にパンをおしこんでいるところを見ると、今日もちこくなんだろう。
特に今年は、しんちゃんのママいわく『ジュケンセイ』とゆうやつだからさらにいそがしくなったらしい。
たしかに、ここのところのしんちゃんは、僕にかまってくれなくなった。
しかたのないことだとしても、なんかちょっと、うん。
さみしいかもしれない。
こっちを目てくれないかな、と言う気持ちと、頑張れと言う気持ち。
その二つがまぜこぜになって、とにかく少しでも何かしたくなって。
小さくほえてみようとしたけれど、出来なかった。
何だかとても眠たい。
近ごろ多くなったこの不思議な感覚。
ごはんを欲しいと思わなくなった。
おさんぽにも、あまり興味はなくなった。でも、なでてもらうのは、まだ好き。抱きしめられるのも、好き。
『ジュケンセイ』っていうのが終わったら、しんちゃんは。
また、僕をいっぱいなでてくれるのかな。抱きしめてくれるのかな。
僕はしんちゃんを追いかけている。
しんちゃんはいつもの赤いシャツと黄色いズボン。
小さな手は僕と同じくらい。
シロ、おて
シロ、おまわり
シロ、わたあめ
『ねえしんちゃん、僕はしんちゃんが大好きだよ。』
『オラも、シロのこと、だいすきだぞ。シロはオラのしんゆうだぞ!』
わたあめでいっぱいのせかいはいつもふわふわでいつもあったかでいつまでもおいかけっこができる
いつまでも…
また朝がきた。
しんちゃんのお母さんが、僕を車にのせてくれた。
車はまっ白なおうちの前で止まる。まっ白い服を着た人が、目の前に立っている。
二人が何かを話してる。
白い人が、僕の体をべたべた触る。
しんちゃんのおかあさんが、泣いている。どうして泣いているのか解らないけど、なぐさめなくちゃ。
でも、体が動かない。
何とか目を開けようとしたけれど、ひどく疲れていて。
閉じていく瞳を鏡に向ければ、そこに映るのはうすよごれた毛のかたまり
なんて、みすぼらしくなってしまったんだろう。
ああそうか、僕がこんなになってしまったからなんだ。
だからしんちゃんは、僕に見向きもしないんだ。
おいしそうじゃないから。
あまそうじゃないから。
僕はもう、わたあめにはなれない。
いちど地面に落ちたおかしは、もう食べられないから。
僕はもう、わたあめにはなれない。
どんなにぽんぽんはたいても、やっぱりおいしそうには見えないよね。
だけど、君はいちど拾っててくれた。
だれかが落として、もういらないって言ったわたあめを。
だから、もういいんだ。
僕の体の事は、たぶんだれよりも僕自身が一番知っていて。
でも。いいと思っていた。
このままでもいいって。
だって夢の中はあんなにもあったかくってあまくって。
だからずっとあそこにいても、かまわないと思ってたんだ。
しんちゃんがこっちを見た。
「シロ。」
名前を呼ばれた。
本当に、ひさしぶりに。
「わん。」
なんとか声が出た。
本当に小さくて、ガラスごしじゃ聞こえないかと思ったけれど。
でも、たしかにしんちゃんには届いた。
しんちゃんが近付いて来る。
窓を開けて、僕に手をのばして。
「大丈夫、オラが、何とかしてやるぞ。」
やっと抱きしめてくれたしんちゃんの胸はいっぱいどくどく言っていて
夢の中の何十倍も
とってもあったかかった
しんちゃんの前髪が顔に当たった。
その体はひっきりなしにふるえていて、とても寒そうだった。
僕をだきしめたまま、動こうとしないしんちゃん。
しんちゃんに抱きしめられたまま、動くことができない僕。
しんちゃんが泣いている。僕はなにもできない。
せめて元気なところを見せようと思って、しんちゃんのほっぺたをなめた
しんちゃんのほっぺたは、少しだけ早い春の味。
ひっきりなしにこぼれるナミダをなめながらあることに気が付いた
僕はここを…
今しんちゃんがすわりこんでいるここを、知っている
ここは、僕と君が始めて会ったところ。
僕と君との、始まりの場所。
僕は待っていた。
あきらめながらも、いつか。
いつか、おっこちたわたあめでも。
ひろいあげて、ぱんぱんってして。
まだ食べられるぞって、言ってくれる人が、来てくれるって。
「シロ。」
名前を呼ばれて、僕は顔を上げる。
まだまだナミダでいっぱいの顔で、それでも笑っていた。
「シロ。くすぐったいぞ。そんなにオラの涙ばっか舐めてたら、しょっぱい綿飴になるぞ。しょっぱいシロなんて、美味しそうじゃないから。今度はオラが待ってるから。」
「だから、もう一度、美味しそうな綿飴になって。そんでもって、戻ってくるんだそ。」
僕はしんちゃんに抱きしめられながら、さいごの夢を見る。
もう一度、わたあめになる夢を。
目覚めたときに、だれよりも。
君がおいしそうだって言ってくれるわたあめになるために。
ふわふわのわたあめ。
君が大好きだっていうキモチをこめた、君だけのわたあめ。
僕はシロ、しんちゃんのしんゆう。
十三年前に拾われた、一匹の犬。
まっ白な僕は、ふわふわのわたあめみたいだと言われて。
おいしそうだから、抱きしめられた。
今度はさくらいろの、ふわふわのわたあめになって。
君に、会いに行くよ。
うすい先生ありがとうございました。
どーやった?
![[みんな:01]](https://emoji.ameba.jp/img/user/s0/s0111012/2534.gif)
かいてるだけでも泣けて来るわー

んじゃ終わるな

バイバイ

iPhoneからの投稿