東日本大震災。
発生から五年。
14時46分、
黙祷を呼び掛ける声も。
思うに、
日本国内すべてのお寺や神社で、
同時刻に
鐘を鳴らすことが必然的な動きとなっていない。
やろうよ!
うちでは
仏壇のかねを鳴らそうかな。
子供の頃に、
正午には消防のサイレンが鳴っていたもの。
また近くの寺でも
鐘が鳴っていた。
檀家となっている寺には
鐘がある。
日本国内すべての鐘が鳴り、
すべての宗教界が、
黙祷を捧げられたら・…。
人は人。
自分だけは祈ろうかと。
先週は99歳の叔母が他界した。
百年の人生。
昨年12月最期の誕生日にと、
ケーキを買ってあげた。
その日のうちに入院。
入院中は
毎朝採れたての苺が届けられた。
潰して液状にして食べたもの。
形ある状態では食べられなくなっても蜂蜜で口を潤して、潰して苺を食べていた。
人の人生、
震災で亡くなった人々を
弔う心。
それぱ宗教がどうのこうのではなく、
人としての心と人間性の問われること。
手をあわせるのは、
心。
深い祈りは
故人に届く。
浅い手合わせは
身勝手な動き。
願わくば
深い祈りが
日本国中に満ちること。