声。私。 | cyukkyのブログ

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私がプロとしてやりたいと思ってそこに関わってきた時でさえ、
私は今一歩、いや今二歩も三歩も四歩も五歩も・・・
本気の本気でそこに踏み込むことはしないできた。



・・・というのはもちろん今だからわかることなんだけれども。



だけどね、これだけはホント。


ほんとの自分の声で歌いたい。
ほんとの自分の声で演じたい。


「これじゃない」
その感覚だけはあった。

そして声は、ほんとの自分の気持ちと自分のしている表現の乖離を、
私に示した。
それが乖離であることでさえ、当時の自分にはわからなかったが。

圧迫され、圧縮され、重く重くなった私の心の周りを、
実体のない空虚な感情が流れていっていた。
その私が表現するものは、
薄っぺらく、わざとらしく、
表現している自分自身も嫌気がさすほど。
表現すればするほど、落ち込んでいく。
虚無感が広がっていく。
表現したい気持ちはあるのに、
やろうとすればやるほど、
自分自身から離れているのを感じた。

あれから少しずつ自分を取り戻してきて、
それでも私はまだまだ現実を生きることから逃げているけれども。
たくさんたくさん課題はあるけれども。


ずっとずっと私の中にあった思い。
それは、

ほんとの自分の声で歌いたい。
ほんとの自分の声で演じたい。

声は、うそをつけない。
逆に言うと、
うそは、声に出る。
そして何よりうその声で誰より傷付くのは、
自分自身である。
声を発する時、
そこには今の自分が全て表れる。

そして、
声も含めた、全身で、
私は私でいたい。

その私を、
世界に打ち出したい。