皆さま、こんにちは。

サイプレスのミヤグチです。

 

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明日3日(土)~6日(火)まで、当塾は休講期間です。

7日(水)より通常授業に戻りますが、念仏のように唱えているとおり「連休が明けると中間テストです」

 

さて本日は、『不登校』について書きたいと思います。

私が学生の頃は『登校拒否児』と呼称され、「と、登校を拒否してんのかい」と特別視されていた感は否めませんが、ここ数年は身近な事象として捉えられてきました。特に私どもは教育支援業に身を置いていますし、なにより私自身が中学生・小学生の子を持つ親の立場ですから、「うちの子・うちの塾生は大丈夫だろう」と安易に考えないようにしています。

 

『不登校』とは、病気や経済的理由を除き、心理・社会的な要因などで小中学校に年30日以上登校しない(できない)状態を指しますが、不登校児童生徒数は令和5年度には34万6482人となり、令和4年度から47,434人(15.9%)増加。

令和5年度までのデータですが

 

 

11年連続で増加。前年からの増加率は下がっているようですが、これは少子化の加速により母数自体が減っているためだと思います。

 

 

全学年で増加していますね。

 

不登校の生徒さんが教員に相談された内容は「学校生活に対してやる気が出ない」(32.2%)が最も多く、「不安・抑うつ」(23.1%)、「生活リズムの不調」(23%)だったそうです(複数回答)。

 

不登校になる理由は人それぞれでしょうから一概には言えませんが、進級して新しい学校・クラス・部活動で気を張って1ヵ月がんばってみた→だんだん疲れてきた→連休でリズムが崩れた→連休明け、学校・クラスに行くのが億劫→2~3日欠席すると、欠席することへのハードルが下がった…という不登校の始まりは、この連休明けにも起こり得ると思います。

(ゴールデンウィーク明け・夏休み明けに不登校児童生徒数が一気に増加するようです)

 

われわれ親世代が子供の頃と比べると、ゲーム内の世界の方が学校行事より魅力的に感じたり、ゲーム内なら自由に動き回れるのに現実世界ではそうでなかったり、学校を休んで家にいてもスマホやゲームで楽しく過ごせたり、家にいても(善かれ悪しかれ)友達と連絡が取れたりと、20年前・30年前とは全く状況が異なりますね。

 

この連休中に、中学校どう? 新しいクラスどう? 部活動慣れた?と、少しお子さまに尋ねてみることで、お子さまの悩み(または愚痴)を引き出せるかもしれませんし、なにより「僕・私に関心を持ってる」「今は大丈夫だけど、何かあった時に相談できる」とお子さまに感じていただけるかもしれません。

 

学校は4連休に入りますが、学校に行く日と同じ時刻に起床・就寝し、毎日きちんと机に向かう。

生活リズムを大きく崩さないように過ごしていただき、連休明けに楽しいお話を聞かせてもらえることを楽しみしています。

 

最後にもう一度…「連休が明けると中間テストです」