先日、金沢にて「余所者」故に入店を断られました。
久し振りに書くブログでいきなりこんな出だしから始めますが、一つお付き合い願います。
毎度の事、3月になれば『青春18きっぷ』を握り締めて気ままに電車旅をしているのですが、その一環で金沢まで足を延ばしました。
去年3月は世に蔓延る『流行り病い』の影響を鑑みて流石に控えましたが、それでも夏も冬も可能な限り足を延ばしたものです。
金沢については去年の夏にも「高山本線」で富山を経由して行っていますが、今回はそのリベンジでとあるお店に行くのが目的であった。
前回は流行り病いがまだまだ未知の領域故に
「北陸3県(石川を中心に富山県と福井)以外からのご来店は制限させて頂きます」
という店の方針に抵触して門前払いになったものである。
その時はその店のTwitter等で告知があったのを後で知ったものだから、これは「見てない方が悪い」という認識であり、またウチの地元でも
「1週間以内に大都市部(東京・大阪・名古屋)に行かれた方のご来店をお断りします」
といったものを掲げてた店もあったから、断られるのもやむを得なかった。もっともその当時での金沢はあまりウロウロしなかったが、規制を掛ける店はあまり見なかった気がする。
さて、今回はというと、前回の轍を踏まないように事前にTwitterを確認して『余所者規制』が無さそうな事を確認して金沢に向かった。
その店に行く直前に寄った『オタクバーK3』さんの協力もありながらTwitterを確認したが、特にこれといった制限をかけてる気配もなく大丈夫だと確信してその店に向かった。
ちなみに行った日とは、その店が県の時短要請やら臨時休業からの仕切り直しの初日であった。その大事な初日のオープンツイだからこそ重要な事は載せるものだろう。
さて、店先まで来ると注意書きがあった。
そこには「北陸3県以外からの来店は人数等制限させていただくことがあります」とあった。
こちとら一人なんだから状況次第ではどちらもあるだろうから入ってみないと分からない以上入ってみた。
そこで「どちらからお越しですか」
「姫路から来ました」と返すと
「北陸3県以外からの方はお断りしてます」と返してきた。
云わば店先の貼り紙だけ門前払いを喰らうことになったのである。
こっちとしてみればあらかじめ調べた上、しかも直前でも協力してもらった上で行ってるから
「そういう大事な事をなんで告知しないんだ」と聞けば「ちゃんとやってます!」と返してきた。
もうその時点で「客商売として終わってる」と思い店を後にした。
その後のその店の対応としてはオープンツイに「#県外からのご来店は制限させて頂いてます」
と入れるようになった。
それなりに再発防止は努めている、と評価はする一方で果たして「制限」という言葉で正しいのか?と思うところがある。
入店時のやり取りで『余所者』とみるや直ぐにシャットアウトする態に見えたから、制限ではなく「ご遠慮願います」とするのが正しい表現では無かろうか?「制限」ではどちらにでも取れる表現だから、最初から断るのなら正しい表現では無い。言葉汚いがともすれば「余所者は入ってくるな!」と受けた側にすれば感じるものもあった。
そして気になったのは「北陸3県以外」をやたらと強調していた。
端から見る分には隣県だからというところ、であろう。
ここからは憶測だけでものを書きます。だから最後には関西人お得意の「知らんけど」で締めますが。
門前払いを喰らって直接店に入ってないからあくまでも聞くところの話ですが、その店はキャバクラまがいの接客をしながらの営業をしている、という。確かにちゃんと然るべく届け出をした上での営業なら何も問題は無い。ただそうでなければ話がエライ方向に行ってしまう。まぁ知らんけどな!!
そこで出てくるのが「北陸3県」の事情である。
つまり「北陸3県」ではそういった営業でも届け出をしなくても問題無し、という「ローカルルール」が秘かに存在しているのではないか?
だから事情の知らない余所者に知られても後々面倒だからシャットアウトしているのでは無かろうか?まぁ知らんけどな!!
それともう一点気になる事として、いつまで余所者を断り続けるのか?
御時世が御時世だから流行り病いが治まればそれまでなんだろうが、それでは話にならない。
金沢の飲み屋街でも「余所者規制」をやってる所はその店以外では見かけなかった。まぁ探せばあるんだろうけど。
アタクシは「(便宜的に)姫路」から行動している。金沢まで7時間強掛かるがその気になれば充分日帰りのできる範囲である。
それを知った上で店の主は閉め出したのなら、百歩譲るものもある。そんな風には見えなかったがな。
だが、それ以上時間の掛かる所から来た者でも同じ事を言えるのだろうか?
金沢に来る観光客が必ずしも新幹線や特急電車で来るとは限らない。
ましてや北陸新幹線が敦賀まで開通する2022年度末になれば金沢へは青春18きっぷで直接行くことができなくなるだろう。それまでに金沢を訪れておきたい方も多々居ることだろう。
だが、それで訪れた先でこんな仕打ちは論外である。
金沢界隈でもあまり見かけなかった「余所者規制」をまかり通し続けるのならいっそのこと『会員制』にしてしまって余所者をはじめ冷やかしや一見もシャットアウトしてしまえ‼️
そう言いたい。
そうすればわざわざ入れない店に入ろうとも思わなくなるから。
最後に『オタクバーK3』さんには多大に協力して下さったのにも関わらず、その後の顛末をお伝えすること無かったことをこの場にてお詫び申し上げます。
また機会あれば寄せさせて頂きます。