Penzancerの英国弾丸一人旅

Penzancerの英国弾丸一人旅

2012年と2014年の英国旅行記です。

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ナショナルギャラリーにある「The National Cafe」でアフタヌーンティーをすべく開始時間の14:30に入ってみれば、席はガラガラ~。
隣のセルフサービスの方は大盛況で満席御礼だったというのに。

ロンドンに来る度に必ず何処かでアフタヌーンティーをする事が淑女のたしなみだと思っているので、私のような淑女は毎回どこで一丁やったろうかいと迷うところではある。
今回は、ロンドンで大人気のベーカリー「Peyton & Byrne」のスコーンがど~しても食べたくって、調べたらこのカフェで出されている事を知り、丁度またナショナルギャラリーの絵も観たかったのもあり即決でここに決めました。

ガラガラ~の店内だったけど、日が射していて暖かで明るく落ち着いた感じが良かった。
すぐ隣の村祭りのような殺伐としたセルフカフェとはえらい違いで、私のような淑女の方々にはこちらがお勧めですことよ!

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かなり待たされたけど、やっと御目当てのアフタヌーンティーがテーブルに来ました。

あまりの空腹に写真を撮るのを忘れていて、食べかけたサンドウィッチを慌てて戻したので崩れてしまってるのはドンマイ。

ティーポットが南部鉄瓶だったのには吃驚。1時間経ってもまだ紅茶が冷めてなくって、我が国の伝統工芸品の素晴らしさを遠い異国で思い知らされました。

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期待のPeyton&Byrneのスコーンですが、温かいまま出されてこれは本当に美味しかった!人気店になるのも分かる!
スコーンだけなら隣の村祭り(セルフ)でも食べれる事が出来るみたいだったが、温かいかどうかは不明。
ケーキも日本人の口コミでは“激甘”とか書かれていたけど、前回の旅行(こちらね)で究極の“激甘”を体験済みの私には、こんなものは激甘の風上にも置けぬわ!どっちかつーとイギリスのスイーツにしては繊細で美味しい方だよ。
この内容で £16.50(約2500円)は、私は安いと思った。


お腹が満たされたら、お次は眼と心を満たすべくこのギャラリーの目的のセクションへ。

ナショナルギャラリーには13世紀から20世紀初頭の名画が揃っていて妹と初めての渡英の際に訪れた事があり、あまりの規模のデカさとあまりの重厚な名画のオンパレードで観ていて気分が悪くなってきて16世紀ぐらいで音を上げてしまい、途中から2人で走り抜けるように美術館を出た記憶しかなかったので、今度は好きな18世紀以降だけに絞ってじっくりと見てやろうと思った。
だから、カツ丼の後のデザートにカツカレーを食べさされてるようなルーベンスもティツィアーノもカラバッジオも無しね!(・ω・)/

イギリスの美術館は、フラッシュ無しであれば撮影出来るところが多いけど、ここナショナルギャラリーは撮影は一切禁止だった。
ので、気に入った絵画は多かったけど探すのが大変(´Д` )だったから掻い摘んで。

印象派 ドガ、ドガ、ドガ!
パステル画の師匠の作品を食い入るように見入った。
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左上から時計回りに
ポスト印象派 セザンヌ、象徴主義 ルドン、印象派 モネ、まだ熱帯魚画になる前のルノアール(笑)
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ポスト印象派 ロートレックドキドキ、ゴッホ、ゴーギャン、象徴主義 カッレラ
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その他では、私の好きな年代ではないけれど、オールドマスターズ2人のは見ておいた。

フェルメール「ヴァージナルの前に立つ女」
ダ・ヴィンチ「岩窟の聖母」
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「岩窟の聖母」の鮮やかさにちょっと引きつつ、このギャラリーで最も見たかった、ダ・ヴィンチのドローイング「聖アンナと聖母子と幼児聖ヨハネ」を最後に見に行く事にした。

この絵だけがこのギャラリーのVIP待遇な作品な事は知っていたが、一見したら何処にあるか分からない展示部屋の奥というか裏側にまるで隠すようにしてあったので、学芸員に聞かなければ分からなかった。
作品保護の為に極限までに照明を落としていて、作品の前に鑑賞用の椅子が用意されているけれど、5人ぐらいしか掛けれないので鑑賞者の数も制限しているのが分かる。

何故、この作品だけがそんなにもVIP扱いなのかといえば、ダ・ヴィンチの作品だからというのもあるだろうけど、この作品が受けた来歴に理由があると私は思う。

ダ・ヴィンチ「聖アンナと聖母子と幼児聖ヨハネ
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VIP待遇のこの作品ですが、1987年に精神疾患の男によって至近距離から銃撃されるというとんでもない大事件が起こった。
当時この事件をニュースで見た時、砕け散ったガラスとめちゃくちゃになったこの絵の写真に凄くショックを受けた覚えがある。
幸い弾丸は貫通しなかったようだけれど、保護ガラスの数千個の破片がマリアの胸に穴をあけ、作品の一部が衝撃で数千の塵となって破れ散ってしまった。(その時の写真を探したけれど、上のしか見つからなかった。)
その修復をすべく、粉と化したガラスの破片を一つ一つマリアの胸から取り除き、塵と化した作品の一部を一片一片拾い集める事から始め、ナショナルギャラリー、大英博物館、テートギャラリー、V&A博物館 等の大英帝国屈指の修復師達が集結し、その持てる技術と知識と気の遠くなるような忍耐力を投じて見事 完全修復したのが現在見られる下の絵だ。
世界各国からぶん取った作品を保管展示してるだけじゃなく、完璧に修復出来るという英国の高度な技術力をこれによって世に知らしめる事となる。

なんだかまたもやウキペディアちっくになって申し訳ないけど、この絵を目の当たりにして、作品が持つ素晴らしさは言わずもがなだけど修復師の仕事に感嘆を覚えたりして、色んな意味で畏敬の念が湧いてきて何だか泣けてしまったよ(T_T)


巨匠達を堪能した後は、夕食前の散歩にバッキンガム宮殿の近くのロンドンで私が最も好きな公園、セントジェームスパークに行ってみる事にした。

バッキンガム宮殿へと続くザ・マルの入り口のアドミナルティアーチ
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一応、こんなのも撮っとかなあかんかなと公園のお向かいにあるホースガーズに寄ってみた。(笑)
あいにく騎乗タイムではなかった。

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セントジェームスパーク
いきなりお約束のリスとリスおぢさんが登場。(ビデオから抜粋なんで画像がモヤけてる)
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ここがなんで好きかと言えば、以前に2人の人からここでナンパされたから大きな池があり大好きな水鳥たちがムッシュムラムラいるパラダイスだからなの。
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ここの動画も貼っとこう。



池の向こう側にはさっき立ち寄ったホースガーズの建物が見える。
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こちらは反対側のバッキンガム宮殿。
公園中で花が咲き誇っていてとても綺麗だった。
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水鳥たちやリス、樹木や花々、ワラワラいる観光客達を心ゆくまで満喫したら、ミュージカルの時間に合わせてそろそろ夕食を食べとこうと昨日行ったカフェレストランに移動する事にした。
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昨日行って気に入った「beatroot」へ戻ってきた。
入ったら店員が「ハーイ!来たわね!今日はどうだった?楽しんだ?」と挨拶してくれた(^ ^)

ここは、S・M・Lと3種類ある容器のサイズを選んで自分の好きなサラダとメインを入れてもらえるシステムだった。
アフタヌーンティーがまだ残っててそんなにもお腹がすいてなかったけど、パックの大きさを見てSだったら心許ないと思ったのでMサイズにした。
一品ずつ選ぶと店員が「え?そんなにすくなくっていいの?もっと入るからなんでも好きなの言って! いいわ私が選んであげる。ここにこれと、この隙間にもこれとこれも入れとくわね!(^-^)」と手当たり次第に詰め込み出した。

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......結果、ぎっちぎち。
これでも上に積まれた山をかなり食べたところ。Sサイズにすれば良かった...(T_T)
ここの店は、旅行者は皆無で仕事帰りのジモティが利用していて、みんな山盛りになってるのを美味しそうに頬張っていた。
「パックのサイズ、全く意味を成してないな。」と思いながら、またもや白目をむきながら食べた。(いや、美味しかったけどね)

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ミュージカルの時間が近づいてきたので店員にさよならを言って店を出る。ゲェェェプゥ~。(まっ!淑女とした事がオゲレツざます!)


程なくして昨日チケットを買いに来たフェニックスシアターに到着。ゲェェェプゥ~. . . (;´ω`)
ミュージカル「Once」を観る為に劇場に入る。

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昨日買ったチケットにも書いてあったけど、ここでは開演前と幕間にステージセットのバーで飲み物が買えて、セットを見物しながらそこで飲む事が出来る。

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で、私もステージに上がってみる事にした。(笑)
ロンドンのイーストエンドのミュージカルのステージに立てるなんて、こんな経験出来るもんじゃないもんねっ!

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ステージ上から客席を見る。こんな感じなんだね。ちょっと宝塚月組公演の気分だった。(なんでやねん)

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で、まだステージ上にお客さんがいるのにいきなり開演してミュージカル始まったし(爆)

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元々、この「Once」の映画が大好きでその世界観を期待して観たけど、内容を変えてるところが多々あり、世界観の掘り下げも未消化で単なるラブストーリーのままで終わっちゃったって感じだった。ただ、映画の挿入歌はそのまま歌われていたし、役者さん達は皆 歌もとっても上手だった。
でもやっぱり映画と比べるとなぁ.....。お客さんの入りもあまり良くなかったし......(/ω\)

パンフレットより。
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劇場を出る頃にはどっぷり夜も更けていて、11時過ぎにB&Bに戻ってきた。
シャワーを浴び、ベッドに入り灯りを消して夕食の胸焼けと格闘していた。

胃もたれ画家達をスルーした報いなの?


明日はこの旅行の最後の日、そして前回の旅行で知り合い友達になったJと2年振りに再会する日だ。
そんな事を思いながらやっと眠りに落ちた。