eternal flower 2 | イオンモールで株主優待♪

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送別会当日、会場へ行く前に花を受け取りに" Florist Asakura"へ寄った。





「こんばんは。先日アレンジを依頼した高坂ですが…」




「できてるよ。それね」









すごい・・・










花を見てここまで感動したことがあっただろうか。




あたしは鳥肌が立った。



あたしが見たことのある3000円のアレンジとは、全く違う世界が存在していた。







「3000円ね」




「あ、はい。素晴らしいですね…。」




「どうも」






代金を支払うと、レジ前のパンフが目に入った。




フラワーアレンジメント教室。





「教えてみえるんですか?」




「ああ、駅前でね」




「習ってみたいです」




「そ、じゃあここに連絡して」







翌日、あたしは渡されたパンフレットに書かれているところに連絡をとり、

衝動的にフラワーアレンジメント教室6回コースを申し込んでしまった。

 

 

 

 

「左右対称になるように、バランス考えて。もっと短く切っていい」




「あ、はい」




日曜、夕方、駅前のカルチャーセンターの1室。





生徒は12名。





あたしのようなOLさん、お花が好きな品のいいおばさま方、そして、男の方が1名。




初心者なので、ラウンドという形の軸を中心に対称にあしらっていくアレンジ。




結構楽しい。





でも、




先生が




冷たい






気がする。




気のせいか?






いや、気のせいじゃないしっ




となりの子、笑ってるしっ!




先生も笑ってるしっ!!




明らかにあたしに対する接し方と違うしっ!!!!







ちょっと腹が立ってきた。




ちゃんとお金払って受講してるんだから、平等に扱ってよ。



この、えこひいき野郎っ!!
 

 

 

 

 

 

 

彼の態度は気に入らなかったけれど、フラワーアレンジメント自体はとっても楽しくて、




毎週きれいなお花を部屋に飾ることで、仕事漬けだった生活がちょっと豊かになった気がした。







「お花、高坂さんが頼んでくれたんだってね」




お昼休み、課長に声をかけられた。




「あっ、はい。」




「とっても素敵だったわ。アサクラさんでしょ。
 さすが、全国で優勝された方よね♪」



「えっ、優勝!?」



「花キューピッドの全国大会で去年優勝されたのよ」



「そんなすごい人なんですか!?」



「結構有名な方よ」



「実は…今、アサクラさんに習ってるんです。フラワーアレンジメント…」



「あら、素敵ねー♪ 私も習いたいわ♪」





花キューピッドの全国大会なんてあるんだ…



で、優勝!?ってすごいじゃんっ



っていうか、それならそうと言ってよ。



もっとアピールすりゃいいじゃん…