福島で原発が爆発し・・・
賠償に税金が投入され・・・
その状況で、東京電力は電気代を15%値上げして1000億円の利益を上げている。
「他の国だったら、暴動が起きている事態だ」
某有識者が言っていました。
なぜ、日本国民はこんなに大人しいのでしょう?
そんな疑問に対し、新聞でとても納得できるこんな記事を目にしました。
-------------------------
アメリカの映画ヒーローたちは
民衆から出てリーダーになっていく者が殆どだが
日本のヒーローたちは
「水戸黄門」「大岡越前」「遠山の金さん」「暴れん坊将軍」など
権力者が民衆の苦衷を理解して
最後は権力で正義を実現してくれるものが殆ど。
-------------------------
(岡本薫さん著書「世間さまが許さない」より)
つまり、昔から、日本では正義は「お上」なんです。
「お上あっての民衆」という本質が、日本人の根底に存在している。
だから、民衆が主導して事をなす国民性というか意識が存在しないのだそうです。
手塚治虫も何かの著書(陽だまりの樹だったかな?)でこう言ってます。
------------------------
日本は農耕民族。
「その日暮らし」という言葉があるが・・・
百姓は、お上に苦しい生活を強いられていても、その日暮らせれば満足した。
重い年貢を取られても、とにかくお上に従う。
自分の家族がその日その日に食べられればそれで良い。
お上に逆らう一揆がおきるのは、村で人が次々に餓死して、家族に死にさらされた極限の状態のときだけ。
毎日、鍬を持ち365日、年貢の為に働いた。
------------------------
(内容は正確ではありません。こんな記憶です。)
そうだよな~。
時代劇をみても、民衆が悪代官に立ち向かっていることって皆無ですよね。
水戸黄門も
大岡越前も
遠山の金さんも
暴れん坊将軍も
皆、高視聴率番組です。
なるほど。
妙に納得です。