前回の西宮巡拝記① ~序~ はこちら
【西宮神社】
兵庫県西宮市に鎮座
阪神西宮駅から徒歩5分
御祭神 えびす大神(蛭児大神)
天照大神・大国主大神
須佐之男大神
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三ノ宮行き始発のバスに乗ってLet's go!
頑張って早起きしたのも、
ひとえに西宮神社の朝拝に参加したかったからです。
前泊しないと絶対間に合わない時間だったら諦めもつきましたが、
頑張れば間に合うと知ったら、行かない訳にはいかない(笑)
さあ、着きました!
えびす様をお祀りする全国の神社の、総本宮!
西宮神社と言えば1月の「十日えびす」、
そして開門神事ですよね。
一番福をめざして男たちが駆け抜ける大舞台。
手水をいただき、手水舎の向こう側にある祓所で祓祝詞を奏上。
ここ、すごく気持ち良くて、
祝詞を上げた後もしばらくゆっくりさせていただきました
拝殿でひとまずご挨拶したあと、
朝拝までまだ時間があったので、
摂社末社をゆっくり巡りました。
来てみて意外だったんですが、こちらの境内は水の氣が豊かなんですね
商売繁盛のご利益や福男などのイメージで、
もっと賑やかでチャキチャキした感じの境内を
勝手に想像していたんですが、
平日の朝という時間帯もあったのか、
存外に落ち着いた、とても居心地の良い境内でした。
柏手も音高く響きます。
氣が濁った場所では、こうはいきません。
朝拝に参加する人は、8時30分に拝殿前に集合です。
神職さん達の列が拝殿に向かうのが見えたので、
私もぼちぼちと拝殿へ。
ざっと見て参加者は20人ほどだったかな?
見た目の感じから、お勤めの方が出勤前に参拝しているような感じでした。
毎朝えべっさんで大祓祝詞を上げてから出勤だなんて、
最高ですね
朝拝後、「万度祓証」をいただきました。
私は、令和元年の第壱萬弐千六百九十参度めの大祓祝詞を担った、ということですね。
あれ?すでに一万を超しちゃってるんですけど…!!!
50枚集めるとお札や祓串がいただけますよ~
西宮神社に惹かれた理由は、淡路島との関係性もあります。
淡路島には人形浄瑠璃という伝統芸能があるんですが、
それはもともと、西宮の傀儡師が淡路へ渡って人形繰りを伝えたのが始まりなんですよね。
ちなみに淡路の人形浄瑠璃は、その後大阪でも「文楽」として花開きます。
えびす人形とツーショット
淡路人形浄瑠璃の人形は、
文楽人形と比べてかなり大きい!
人形浄瑠璃の公演では、最後によく、
えびす人形による「三番叟」が演じられます。
もともとのルーツがえびすかきだと知って、
納得しました
伊邪那岐・伊邪那美両神の最初の子として生まれるも
未熟児として海に流されたのが蛭子様。
それを思うと、
西宮神社に奉仕した人達の人形繰りが、
国生みの島・淡路島で発展したのも、
不思議な巡りあわせだなぁと感じます。
最後にお参りした境内社には、素敵な句碑がありましたよ。
「人間は なぜにうつむく 空無限」
~西宮参拝記、次は廣田神社へと続きます~