昨日は3年前、出演させていただいた佐々木名央さんのプロデュース公演を観に行きました。
芝居パートと歌・ダンスパートの二部構成。
芝居パートの作・演出を担当したのは来月頭の「猫に訊け」でお世話になっている青田さん。
名央先生(僕は名央さんのことを先生付けで呼んでいます)の前回から今回までの想いを、客席で受け止めさせていただきました。
ありがとうございました。
観ながら前回の出演させていただいた時のことを思い出しました。
確か劇団を辞める時期でした。
同期と呼べる人間たちが次々と辞めて気がつきゃ俺一人になって非常に心細く、
そんな自分のことを考えるようで考えてない(と俺が勝手に思っていた)座長の青田さんや先輩たちに不信感MAX。
周りの人たちからは、「劇団やばくない?」とか「はやく辞めた方がいいよ」とかとか言われたりなんかもして。
でも、自分で入りたいと思って入ったところなんだから、となんとか変えていけないかという想いで後から入ってきた後輩といえる人たちに色々伝えようとするんだけども。
その後輩な人たちは年上か同年代ばかりで、外部で経験も豊富な中で入ってきたりしてるから、後輩と言っても立場は対等、もしくは上だったりで。
「私たちは座長について行くだけだから」と聞いてもらえなかったりしてで。
まあ、意見を聞いてもらうにはもらうだけの実績をコツコツと積んで、立場を作り上げれば良かったんだけども、
そこの努力をすっとばして早くしないと、早くしないとって気ばかりが焦ってました。
認めてもらいたかったんですよ。
なんか成し遂げて、「凄いな」って言ってもらいたかった。
自分に自信がないんです。
承認欲求の塊でした。
何か結果を出さないと、この世にいる存在すら認めてもらえない、とずっと思い込んでて。
結果で存在価値が決まるみたいな。
ただそこに居るだけでいい。
生きてるだけでいいんだって。
そんな考えは「クソくらえ‼︎」って思ってました(笑)
何かをやり遂げない人生に何の意味がある、って。
最終的には、劇団でお世話になっていたとある先輩に僕が不義理を働いてしまい、しかもそのことを僕がその人に謝罪しなかったもんだから(俺には俺の考えがあるんだ!って思って)、その責任をとって退団、という形になるのですが。
この時僕が思ったのは
「なんだよ。想いなんて伝わらないし、叶わないんじゃないか」
という捻くれたことでした(おい)
・・・承認欲求の塊でしたから。
自分の欲求を満たすためには、まず相手の状況・考え方を探り、想像力を使って気持ちを理解して、その上で自分の妥協点みたいなものを見つけ出さないといけないんです。
主観で判断し、考えを押し付けるんじゃあお互いの距離は絶対に縮まらない。
感情を一旦排して、客観的に見つめることが必要なんです。
当時の僕はそこがわかってなかった。
「俺のことをわかってくれよ‼︎」でいっぱいでした。
だから「想いなんて叶わない」じゃあない。
叶えるには叶える「やり方」があるんです。
まあ、、、これは今だからわかったことなんですけどね。
いやー、でも、劇団員時代はほとんど病んでたけど、この時期が一番病んでた(なんで病んでたかはまたいずれ)。
名央先生にも愚痴だったり相談だったりをしていたなー。
迷惑だったろうなーー。
めんどくさかったろうなーーー(笑)
ちなみに本番直前に僕が名央先生に無理言って(名央先生の懐の深さに感謝‼︎)とある劇団のワークショップに参加しまして。
そこで北区AKT STAGEの劇団員さんとお知り合うことになり、それが翌年、養成所入所に繋がっていくのですが。
まあそんな、一つの終わりと一つの始まりがある、そんな時期でした。