世の中に対して斜に構えているとことか、自分の仕様ないことに腹が立って恥を感じて必死にカッコつけるとことか、一般市井に対しての憧憬が激しすぎるところとか、太宰治っぽいと思った。
なので、久々に太宰も読みたくなって、女生徒を本屋で買った。
太宰治は繊細で良い人だと思う。
良い人でありたいだけの人か、文章が上手いだけかもとかは、ともかく。
細やかな一般に感動して幸せに思うのも、感受性豊かで結構なかんじ。
10代のころは、私も太宰治のように、カッコよくいぢけたかった。
そうすれば、周囲の人に対して全く嘘をついているように生活している自分が、実はつまらなくて平凡で仕様もないことから、逃げられるように思った。
今だっていぢけて生きている。
エネルギー、とかに感動しながら、幸せの風景を美しく思いながら、それと対比する自分を憎らしく愛おしく思っている。
だから太宰治のことを、カッコつけといいながら、まだ嫌いにはならない。
