川村元気 著。
20万人が笑って泣いた感動作…
だそうだ。
ワタシは
その20万人から溢れた。
読みやすくはあったので
あっと言う間に読了。
しかし
笑いもせず
泣きもしなかった。
どこに感動したんだろう…20万人。
ワタシの心が
枯渇しているのか?
微塵も真ん中に
響いて来なかった。
脳腫瘍で
余命幾ばくもないと宣告されるような
シビアな主人公の現状。
それを感じさせずに淡々と進む物語に
暗くなり過ぎなくて良いと思ったけれど
こうして読み終えて思い返してみれば
返って物語にライト感を与えてしまっていたのかなぁ…。
両親や元カノ、悪魔や愛猫の存在感の濃さに反して
語らせる中身の薄さ。
良いこと?感動を促すようなこと?
言わせたいんだろうってのが透けて見えるようで。
消えた電話、映画、時計の消失感も
消えたなら…で?どうだった?ってことが
イマイチ伝わらない。
ひっくるめて
『消えてもさほど支障なし』という印象しか残らない。
あーーー
この読了感…。
虚しさだったり腹立たしさだったり遣る瀬無さだったり
負の感情しかもたらさず。
読書感想って
非常に面白かったり感動したり
または
非情に詰まらなかったりした時に
饒舌になる傾向。
そういう点では
記憶に残る作品ではあるかね。
書評家でも何でもないのだから
偉そうにあまり辛辣なことは言いたくないと
これでも思っているのだけれども…。
何でも面白いと思えるような
生得な人間であったのなら…
とまで思わされた ← 結局辛辣 苦笑
ま、
こうして感情を揺り動かされるのが
読書の醍醐味なんでしょう。
たとえ負であっても。
