トミさんが掃除をしているとネズミが飛び出してきた。リミットも驚いてミラクルジャンプで窓から飛び降りる。そこに、浅見さんちの三男でまだ赤ちゃんの、チー坊がいた。チー坊はリミットの不思議を見て大喜びだ。これは困ったリミット。

チー坊は今日見た不思議な出来事をみんなに話したい。まだ言葉を話せないゆえに、大暴れだ。姉の信子は、チー坊はきっと何か話したがっているという。リミットはチー坊に話されると都合が悪い。自分の秘密を喋られはしないかと心配だ。信子はリミットに、チー坊の家庭教師になって言葉を教えてほしいと彼を押し付ける。ふとしたことで、リミットはマジックベレーを投げてしまい再度、チー坊に目撃されてしまう。帽子を次々に投げつけては、八つ当たりをするチー坊。信子から叱られるリミット。

相談を受けた西山博士は、赤ん坊の言うことだし、誰も信じはしないさという。だが、それではチー坊が嘘つきになってしまうとリミット。その夜、騒ぎが起きた。屋根の上になぜか登ったチー坊が、飛び降りようとしたのだ。どうもミラクルジャンプを真似ようとしているらしい。あわやというところ、隆太がチー坊を助けた。鳩の玉子をとりに、たまたま登った偶然だという。チー坊を助けて、みんなから歓迎される隆太。今度は、隆太がチー坊のお守りを押し付けされる。チー坊の奔放ぶりについに根をあげる隆太は、チー坊を今度はリミットに押し付ける。リミット、リミットと言ったからだと嘯く隆太。リミットは今度こそついにチー坊が話せるようになったのかと、青ざめた。

ところが夜の皆の食事会中、そんな兆候は全くないとリミットは知った。彼が話せるようになる頃には、今日見たことも忘れているのかも知れない。ひとまず安心するリミットだった。