HX966で整流した後、WE354Aサイラトロンを試作電源部に投入し、アンプ側に給電している様子。
ビジュアル的にナス球で揃えたかったのでこの様な組み合わせになりましたが、どうせならRCA866ナス辺りで揃えたかった処です。HX966は戦時中の球ですが、当時日本が苦手としていた水銀整流管の中ではかなり安定している印象です。
問題なのはWE354Aという気難しいサイラトロン。ヒーターを点火するには、2.5V/16.5Aという奇妙な数値を要求されます。此がネックで現時点ではテスト程度しか出来ない状況ですが、出力ロスが極めて少なく、減衰が無ければかなり優秀なサイラトロンです。しかし、製造から半世紀以上経っている事もあり、アルゴン分が減圧しているケースが多いので、動くかは運になる事が多々あります。水銀のみの球があれば良かったのですが、当時はアルゴンと水銀を気化混合させる事で、稼働までの時間を極力減らすやり方が要求されたらしく、難しい現状を作り出しています。


