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今回から、腎不全で闘病中のふじちゃんについて、闘病記録として残していきますね
6月3日
ちょびが我が家を出て行って2週間過ぎました。
じつは、ここ1ヶ月ほど、ふじのことをかまって上げれていませんでした。
ちょびの体調が悪化したのもあるし、ちょびが居なくなってからも、ふじが静かすぎて、でも私も気が抜けてしまって…で、気づいたのです。
ふじを持ち上げると、異常に軽い・・・💦
すぐ量ってみると・・・650g!?
これはヤバイ。
女の子だから、軽いことは軽いけれど、一時はちょびと同じ体重を維持していた子。
4月頭には、800gを切ってしまって、心配していたはずなんだけれど・・・
思い返してみると、ちょびが体調を崩し始めたころ、同じくしてふじの食欲も減っていた。
それ以降、完食する日は無くても、半分くらいはそれなりに食べていたのよね。
でも、考えてみると、半分の日が続き過ぎだよね?
よく見たら、歩く姿もヨロヨロしてないか?
視線変えただけで、倒れていないか?
インスリか?
触られるのも嫌がる。
ボーっとすること増えたかも?
そういえば、昨日の朝も軽い嘔気あったよね・・・
反省・・・
ちょびのことで頭がいっぱいで、ふじのことを放っておき過ぎました。
ふじは、過去にふやかしご飯にしたとき、なかなかカリカリに戻せなかった経緯があったから、嗜好的にもあげないようにしていたのだけれど、この体重ではそう言ってられない。
フードをふやかして、1日3回の強制給餌開始します。
有り難いことに、ふやかし大好きのふじちゃんなので、苦労なく食べてくれる。
これで、復活してくれるといいけど…
ホントは甘えん坊さんのふじちゃんです。
ちょびが居なくなってから、すでに1ヶ月が過ぎました。
あっという間。
ちょびのケージ、実はまだ片付けられていません。
しまわなければ・・・と思うんだけれど、畳まれたケージを横目に、ついつい後回しに・・・。
ちょびが家を出るとき。
先代の子たちは、同居者とのお別れを、きちんとさせてから家を出ていったのだけれど、今回、ふじとのお別れをさせることが出来なかった。
なぜなら・・・
今までの子たちは、同居者が居なくなると、途端に体調を壊して、アッという間にいなくなってしまうから。
ふじは、末期の腎不全。
体調もそれほど良くない。
にぃちゃん大好きなのに、家を出ること知ったら、途端に体調崩しちゃうんじゃないだろうか。
でも、お別れさせなくていいの?
そんな葛藤の末、呼びかけて、起きたらお別れさせよう、と思いました。
そしたらね、起きなかったんです。
だから、そのまま家を出ました。
良かったのか、悪かったのかわからないけれど、ふじは、しばらくは畳まれたケージを眺めてはフリーズしていたり、何か訴えるような顔をしたり、ちょびを探しているような仕草をしていました。
ふじは寝ていることが増え、ほとんど起きてこなく、遊びもしなかった。
家の中は静まり、ふじが居るのに、音が消えた感じがしました。
夜も、真っ暗にして寝ることが出来るようになったけれど、熟睡感がなく、ふとした瞬間に、涙が出てくる。
何度もお別れを経験しているはずだけれど、お別れってこんなにつらかったかね・・・
ご飯は食べていた。
おしっこもうんちも、ちゃんと出ていた。
苦しまないように、って出してくれたお薬も、旅立つ直前にも飲めていた。
なのに、どうして?
手を尽くせなかったとか、そういう後悔ではない。
まだ頑張れた身体じゃなかったのか、肺が悪くなるってこういうことなのか、こんなにあっけなくいってしまうものなのか、苦しみ悶えて逝かせてしまった
そんなやりきれない思いが、ずっと駆け巡っている。
こうして、ブログに整理していけば、気持ちも落ち着くかと思ったけれど、
どうして?
行きつく先は同じ。
答えが出ないのも知っている。
でも、やりきれないよ・・・
5月20日
ちょびが息を引き取ったのが5月18日。
次の日は仕事でした。
コロナの濃厚接触者が続発で、キツキツのシフト。
なので、一般的な「たかが動物の死」では休めませんでした。
(もちろん、私は”たかが”とは微塵も思っていませんが)
平日夜間でも対応してくれる火葬業者はあったけれど、知らないところにお願いするのは不安がある。
状態良くしておけば、2~3日はもつだろうというサイトの言葉を信じて、焦らず、ゆっくりお別れできる、いつもの業者さんにお願いすることにしました。
当日電話をして、早くてお昼ごろには可能と言われましたが、それでも夕方を選びました。
ちょびとの最期の時間を、もう少し味わいたかった。
対応してくれた方は、ちょびをとても丁寧に扱ってくれました。
きちんと指導されているんだろうなぁと、少し感心します。
色々なことを強要しない対応も気が楽なのが、ここにお願いしている理由の一つです。
お気に入りのハンモックに包まれながら、大好きだったバイトもご飯も、一緒に持たせることが出来ました。
台に乗ったちょびは、とても小さかったです。
MAX1350gまであった子なのに、最期は810gまで落ちていました。
これで最期。
扉が閉まる時まで、ちょびを目に焼き付けました。
ばいばい、ちょび。
また会おう。
当日は、とても天気が良かったんです。
いつもお願いしているところは、自然があふれる森の中。
外に出て、煙突の煙が見えるところで見送ります。
火が灯され、煙が立ち上ると、虹の橋を渡るんだな、って思います。
それを見届けたいから。
時間が来て、呼ばれます。
形が変わったちょびの姿は、さらに小さくなっていました。
一つ一つ、壺に収め、最後は頭を。
ちょびの魂はありませんでした。
無事、虹の橋を渡れたかな。
5月18日PM8:00
今までの経験で、食欲がある時はまだまだいける、というのが頭にあった。
だから、呼吸が荒くても、嫌がらず食べてくれているから、まだ大丈夫と思っていた。
長期戦になるかも、と、パッとお風呂に入って、ささっと簡単なご飯を作ってしまった。
ちらちらと、ちょびの様子を見ながら作っていたのだけれど、ふと見たとき、定位置にいない。
なんと、ベッドに上るためのスツールの上に倒れ込んでいた。
慌てて抱き上げる。
間もなく、断続的に腕の中で暴れだす。
トイレかと思い、離したら、床に倒れ込む。
様子がおかしい。
もしかして、今なの?夜中じゃないの?嘘だよね?
不安で押しつぶされそうになる。
苦しそうにあえぎ、もだえ、腕の中から離れそうになる。
でも、もう離したくない。
ぎゅっと抱きしめる。
苦しいね。
大丈夫だよ。
そして、その瞬間がやってきた。
シュゥーと
大きく息を吸うが、
風船がしぼんでいくように
肺がペシャンコになり
苦悩の表情で固まる。
どうしても、最期には伝えたかった事。
苦しんでいる時には言えなかったこと。
『うちに来てくれてありがとね。
また会おうね。
絶対見つけるから』
言い終えると
トクン、と心臓が鼓動して
そのあとは、二度と動くことはなかった。
5月18日20:15
ちょび 6歳10か月 永眠
5月18日帰宅
残っている仕事あったけれど、すべて見なかったことにして定時帰宅。
部屋の中は、相変わらず例の臭いが漂っている。
ケージを覗くと、ちょびがすぐ起きた。
なんと、ケージをガシガシ噛み、出せ出せとせがむ。
あれ?なんか元気?
いや、なんか変だな。
ドアを開けると、なだれこむように出てきた。
良く見ると、モックの上にうん@が・・・
モックをめくると、中にもある。
そっか。
出てしまったんだね。
気持ち悪かったんだね。
遅くなってごめん。
ちょびを抱き上げると、その身体が異常に冷たい。
呼吸は、いつも以上に苦しそうで、苦しさのあまり声も出ている。
昨日からかなり荒い呼吸なのに、2日間も良く頑張っているよね。
水もご飯も、ほとんど口を付けていない。
脱水起こしているかも、と、水を上げるが一口で止めてしまう。
でも、ふやかしを上げると・・・食べる!
お腹はすいているみたい。
呼吸が苦しくて、もう舐めるのもしんどそうなので、シリンジで口の中に入れてあげる。
途中、何度か休憩しながら、シリンジ4~5本は食べたかな。
誤嚥しそうな感じだけど、食べたい意欲はあるみたい。
食べたい、食べれるってことは、まだ頑張ってくれるのか。
夜中まで頑張りそうだな。
もしかしたら、明日も…。
ちょびとふじは、あまり仲が良い方ではなかったけれど、よくシンクロしていたなぁ。
5月18日朝
昨日はちょびのぬくもりを感じながらごろ寝したものの、ちょびの呼吸が激しく、寝ては起きての繰り返し。
ちょびも苦しいのか、眠りは浅いようだった。
朝起きたら、やっぱり独特の臭いが漂っていた。
呼吸は荒いまま。
そんな苦しそうにしているのに、ふやかしのご飯は完食。
お薬も、ちゃんと飲んでくれる。
でも…なんだか嫌な予感しかしない。
今日からまた出勤しなければいけない。
午後から休めたら休もう。
だから、ちょび、待ってるんだよ!
そう言い聞かせて家を出た。
職場に行くと、なんとコロナの濃厚接触者となった人がお休みとなっていて、キッツキツのスケジュールに。
これは・・・休めない![]()
ごめん、ちょび。
帰れない。
だから、母ちゃん戻るまで頑張れ。
5月17日
昨日から始めたふやかしの給餌。
バクバクと、いつもの量くらい食べてくれている。
でも
呼吸は相変わらず荒い。
PM2:00 128回/分
PM4:00 135回/分
PM5:30 159回/分
どんどん呼吸数が増えてくる。
苦しいよね。
激しい咳発作もある。
苦しそうにしていても、何もできない。
おしっこの回数は減ってくるし、踏ん張るのも大変そう。
うんちはトイレにたどり着けず、妙なところに落ちている。
歩くこともままならなく、ヨロヨロふらついている。
もう、大好きなベッドの上にも登れないかも…。
昨日までベッドで一緒に寝ていたけれど、この足取りでは降りるというより落ちてしまいそうだし、降りても上がってこれなさそう。
ちょびの大好きな寝床の隣で、毛布を広げる。
ちょびの身体に手を伸ばし、ちょびのぬくもりを感じながら寝に入る。
ちょびの荒息が部屋に響く。
苦しいよね…。
夜中、ちょびが起きた気配で目を覚ます。
トイレまでたどり着けず、床の上でおしっこしてしまい、申し訳なさそうな顔のちょび。
いいんだよ、大丈夫だよ。
ふやかしをあげたら完食してくれる。
1日の食べる量をクリアできているのが救い。
まだ頑張ってくれるのかな。
舌の黒さが、昨日より目立ってきた感じがする…。
気のせいだよ、気のせい。
気のせいだと思いたい…
凄く苦しそうな息をしているのに、顔を洗ってくつろいでいる姿を見ると、顔がほころんでしまう![]()
5月16日
放牧はしているものの、遊びもせず、パトロールもせず、ほぼ寝ている1日。
起きたと思ったら、排泄していそいそと寝床へ。
ご飯も自分で食べに行かないので、1粒1粒、ご飯を差し出す。
そしたら、カリカリ食べてくれるけれど、口に入れてもすぐ出てきてしまうことも。
呼吸が荒すぎて、咀嚼が辛そう。
食べたいのに食べられない感じ。
身体はガタガタ震えているので、低血糖になっているかも…。
ふやかし出動!
ちょびはふやかしあまり好きではないから、食べてくれるかどうか心配だったけれど、ドロドロにしてシリンジであげると、意外に食べてくれる。
これなら、もっと早くふやかしてあげればよかった…。
ぺろぺろ舌を出して、美味しそうに食べてくれるのだが、そこで気づいた。
ちょびの舌が黒い・・・
************
東洋医学で”舌診”というのがある。
舌の色や苔の色で、身体の調子を見るもの。
問題ないときは、舌の色はピンク、苔の色は白く見える。
体調が悪くなると、苔の色は黄色っぽくなってくる。
この時見た、ちょびの舌苔は黒。
その意味するのは・・・
『死期が近い』
ということ
*************
最初見たときは、ただ影になっているだけかと。
でも、口の周りもなんだか黒っぽく見える。
信じたくない。
目の錯覚だと思いたい。
でも・・・
見れば見るほど黒にしか見えない。
今日の呼吸数。
落ち着いている時は83回/分だった。
昨日よりは良いよ・・・ね・・・?
5月15日
今朝起きたら、部屋の中に変な臭いが立ち込めていました。
生ごみでも置きっぱなしにしまっただろうか?と思ったけれど、違った。
とりあえず、空気の入れ替えをする。
(この臭いの正体は、後日わかることになる・・・)
・・・・・・・・・・・
実は、今週が山かも・・・と思っていました。
毎日、出勤前に
「待ってるんだよ!」
ってちょびに言って出て行っていました。
一人で逝ってしまわないように・・・。
一時は120回/分くらいまで増えていた呼吸も、
熟睡している時に数えてみたら、60回/分以下になっていた。
ちょっと落ち着いたのかな。
でも、食欲は変わらずで、カリカリ食べる量も減っている。
あげれば食べてくれるけれど、噛むのも大変そう。
すぐやめてしまう。
今日はどんより空模様。
明日からまた天気が崩れるってさ。
気圧の影響か、起きてきてもすぐ寝てしまう。
今日から3連休。
ゆっくり過ごそうね。
寝ている間に急変するのが怖くて、毎晩ちょびを抱きながら寝ていた。
朝起きて、腕の中で荒息たてている姿を確認して、安心する毎日。
今日も生きててくれてありがとう。








