今日で、ちょびがイタ天に逝ってから、四十九日が経ちました。

なんだかあっという間。

気持ち的には、まだ1ヶ月も経っていない感じ。

 

本来ならば、四十九日に土へ返すのだけれど...

色々と理由をつけて、見送ってしまいました。

 

そういえば、過去にもなかなか手放せない子がいたなぁ...

 

 


ご飯の音がすると、必ずやって来て、つまみ食いの催促。
その姿が、たまらなく可愛いのよね。

今回から、腎不全で闘病中のふじちゃんについて、闘病記録として残していきますね

 

6月3日

 

ちょびが我が家を出て行って2週間過ぎました。

じつは、ここ1ヶ月ほど、ふじのことをかまって上げれていませんでした。

ちょびの体調が悪化したのもあるし、ちょびが居なくなってからも、ふじが静かすぎて、でも私も気が抜けてしまって…で、気づいたのです。

 

ふじを持ち上げると、異常に軽い・・・💦

 

すぐ量ってみると・・・650g!?

これはヤバイ。

女の子だから、軽いことは軽いけれど、一時はちょびと同じ体重を維持していた子。

4月頭には、800gを切ってしまって、心配していたはずなんだけれど・・・

 

思い返してみると、ちょびが体調を崩し始めたころ、同じくしてふじの食欲も減っていた。

それ以降、完食する日は無くても、半分くらいはそれなりに食べていたのよね。

 

でも、考えてみると、半分の日が続き過ぎだよね?

よく見たら、歩く姿もヨロヨロしてないか?

視線変えただけで、倒れていないか?

インスリか?

触られるのも嫌がる。

ボーっとすること増えたかも?

そういえば、昨日の朝も軽い嘔気あったよね・・・

 

反省・・・

 

ちょびのことで頭がいっぱいで、ふじのことを放っておき過ぎました。

ふじは、過去にふやかしご飯にしたとき、なかなかカリカリに戻せなかった経緯があったから、嗜好的にもあげないようにしていたのだけれど、この体重ではそう言ってられない。

 

フードをふやかして、1日3回の強制給餌開始します。

有り難いことに、ふやかし大好きのふじちゃんなので、苦労なく食べてくれる。

これで、復活してくれるといいけど…




 ホントは甘えん坊さんのふじちゃんです。



 

ちょびが居なくなってから、すでに1ヶ月が過ぎました。

あっという間。

ちょびのケージ、実はまだ片付けられていません。

しまわなければ・・・と思うんだけれど、畳まれたケージを横目に、ついつい後回しに・・・。

 

ちょびが家を出るとき。

 

先代の子たちは、同居者とのお別れを、きちんとさせてから家を出ていったのだけれど、今回、ふじとのお別れをさせることが出来なかった。

 

なぜなら・・・

 

今までの子たちは、同居者が居なくなると、途端に体調を壊して、アッという間にいなくなってしまうから。

ふじは、末期の腎不全。

体調もそれほど良くない。

にぃちゃん大好きなのに、家を出ること知ったら、途端に体調崩しちゃうんじゃないだろうか。

でも、お別れさせなくていいの?

 

そんな葛藤の末、呼びかけて、起きたらお別れさせよう、と思いました。

そしたらね、起きなかったんです。

だから、そのまま家を出ました。

 

良かったのか、悪かったのかわからないけれど、ふじは、しばらくは畳まれたケージを眺めてはフリーズしていたり、何か訴えるような顔をしたり、ちょびを探しているような仕草をしていました。

ふじは寝ていることが増え、ほとんど起きてこなく、遊びもしなかった。

 

家の中は静まり、ふじが居るのに、音が消えた感じがしました。

夜も、真っ暗にして寝ることが出来るようになったけれど、熟睡感がなく、ふとした瞬間に、涙が出てくる。

 

何度もお別れを経験しているはずだけれど、お別れってこんなにつらかったかね・・・

 

ご飯は食べていた。

おしっこもうんちも、ちゃんと出ていた。

苦しまないように、って出してくれたお薬も、旅立つ直前にも飲めていた。

 

なのに、どうして?

 

手を尽くせなかったとか、そういう後悔ではない。

まだ頑張れた身体じゃなかったのか、肺が悪くなるってこういうことなのか、こんなにあっけなくいってしまうものなのか、苦しみ悶えて逝かせてしまった

そんなやりきれない思いが、ずっと駆け巡っている。

 

こうして、ブログに整理していけば、気持ちも落ち着くかと思ったけれど、

 

どうして?

 

行きつく先は同じ。

答えが出ないのも知っている。

でも、やりきれないよ・・・




ふじとちょびの最後のツーショット。
ちょびの嫌そうな顔(笑)

 


 

5月20日

 

ちょびが息を引き取ったのが5月18日。

次の日は仕事でした。

コロナの濃厚接触者が続発で、キツキツのシフト。

なので、一般的な「たかが動物の死」では休めませんでした。

(もちろん、私は”たかが”とは微塵も思っていませんが)

平日夜間でも対応してくれる火葬業者はあったけれど、知らないところにお願いするのは不安がある。

状態良くしておけば、2~3日はもつだろうというサイトの言葉を信じて、焦らず、ゆっくりお別れできる、いつもの業者さんにお願いすることにしました。

 

当日電話をして、早くてお昼ごろには可能と言われましたが、それでも夕方を選びました。

ちょびとの最期の時間を、もう少し味わいたかった。

 

対応してくれた方は、ちょびをとても丁寧に扱ってくれました。

きちんと指導されているんだろうなぁと、少し感心します。

色々なことを強要しない対応も気が楽なのが、ここにお願いしている理由の一つです。

 

お気に入りのハンモックに包まれながら、大好きだったバイトもご飯も、一緒に持たせることが出来ました。

台に乗ったちょびは、とても小さかったです。

 

MAX1350gまであった子なのに、最期は810gまで落ちていました。

これで最期。

扉が閉まる時まで、ちょびを目に焼き付けました。

 

ばいばい、ちょび。

また会おう。

 

 

当日は、とても天気が良かったんです。

いつもお願いしているところは、自然があふれる森の中。

外に出て、煙突の煙が見えるところで見送ります。

火が灯され、煙が立ち上ると、虹の橋を渡るんだな、って思います。

それを見届けたいから。

 

 

時間が来て、呼ばれます。

形が変わったちょびの姿は、さらに小さくなっていました。

一つ一つ、壺に収め、最後は頭を。

ちょびの魂はありませんでした。

無事、虹の橋を渡れたかな。

 

 

 

ちょびとのお別れを、ほとんど公表していなかったけれど、唯一知らせていたフェレ友からお花をいただきました。
はちきれんばかりの思いを、やさしく受け止めてくれた、大切な友人です。
良かったね、ちょび。
 

5月18日PM8:00

 

今までの経験で、食欲がある時はまだまだいける、というのが頭にあった。

だから、呼吸が荒くても、嫌がらず食べてくれているから、まだ大丈夫と思っていた。

長期戦になるかも、と、パッとお風呂に入って、ささっと簡単なご飯を作ってしまった。

ちらちらと、ちょびの様子を見ながら作っていたのだけれど、ふと見たとき、定位置にいない。

 

なんと、ベッドに上るためのスツールの上に倒れ込んでいた。

 

慌てて抱き上げる。

 

間もなく、断続的に腕の中で暴れだす。

トイレかと思い、離したら、床に倒れ込む。

 

様子がおかしい。

 

 

もしかして、今なの?夜中じゃないの?嘘だよね?
不安で押しつぶされそうになる。

 

 

 

苦しそうにあえぎ、もだえ、腕の中から離れそうになる。

でも、もう離したくない。

ぎゅっと抱きしめる。

 

 

苦しいね。

大丈夫だよ。

 

そして、その瞬間がやってきた。

 

 

 

 

シュゥーと

大きく息を吸うが、

風船がしぼんでいくように

肺がペシャンコになり

苦悩の表情で固まる。

 

 

 

どうしても、最期には伝えたかった事。

苦しんでいる時には言えなかったこと。

 

 

『うちに来てくれてありがとね。

また会おうね。

絶対見つけるから』

 

 

言い終えると

トクン、と心臓が鼓動して

 

そのあとは、二度と動くことはなかった。

 

 

 

 

5月18日20:15

ちょび 6歳10か月 永眠

 

 

 

あと2ヶ月で7歳だったのに…

5月18日帰宅

 

残っている仕事あったけれど、すべて見なかったことにして定時帰宅。

部屋の中は、相変わらず例の臭いが漂っている。

ケージを覗くと、ちょびがすぐ起きた。

なんと、ケージをガシガシ噛み、出せ出せとせがむ。

 

あれ?なんか元気?

いや、なんか変だな。

ドアを開けると、なだれこむように出てきた。

 

良く見ると、モックの上にうん@が・・・

モックをめくると、中にもある。

 

そっか。

出てしまったんだね。

気持ち悪かったんだね。

遅くなってごめん。

 

ちょびを抱き上げると、その身体が異常に冷たい。

呼吸は、いつも以上に苦しそうで、苦しさのあまり声も出ている。

 

昨日からかなり荒い呼吸なのに、2日間も良く頑張っているよね。
水もご飯も、ほとんど口を付けていない。

脱水起こしているかも、と、水を上げるが一口で止めてしまう。

でも、ふやかしを上げると・・・食べる!

お腹はすいているみたい。

呼吸が苦しくて、もう舐めるのもしんどそうなので、シリンジで口の中に入れてあげる。

途中、何度か休憩しながら、シリンジ4~5本は食べたかな。

誤嚥しそうな感じだけど、食べたい意欲はあるみたい。

食べたい、食べれるってことは、まだ頑張ってくれるのか。

 

夜中まで頑張りそうだな。

もしかしたら、明日も…。







 ちょびとふじは、あまり仲が良い方ではなかったけれど、よくシンクロしていたなぁ。

5月18日朝

 

昨日はちょびのぬくもりを感じながらごろ寝したものの、ちょびの呼吸が激しく、寝ては起きての繰り返し。

ちょびも苦しいのか、眠りは浅いようだった。

 

朝起きたら、やっぱり独特の臭いが漂っていた。

呼吸は荒いまま。

そんな苦しそうにしているのに、ふやかしのご飯は完食。

お薬も、ちゃんと飲んでくれる。

でも…なんだか嫌な予感しかしない。

 

今日からまた出勤しなければいけない。

午後から休めたら休もう。

だから、ちょび、待ってるんだよ!

そう言い聞かせて家を出た。

 

職場に行くと、なんとコロナの濃厚接触者となった人がお休みとなっていて、キッツキツのスケジュールに。

これは・・・休めないショボーン

ごめん、ちょび。

帰れない。

だから、母ちゃん戻るまで頑張れ。



いつも動き回っているから、なかなか可愛い写真が撮れなかったなぁ…

 

5月17日

 

昨日から始めたふやかしの給餌。

バクバクと、いつもの量くらい食べてくれている。

 

でも

 

呼吸は相変わらず荒い。

 

PM2:00 128回/分

PM4:00 135回/分

PM5:30 159回/分

 

どんどん呼吸数が増えてくる。

苦しいよね。

 

激しい咳発作もある。

苦しそうにしていても、何もできない。

おしっこの回数は減ってくるし、踏ん張るのも大変そう。

うんちはトイレにたどり着けず、妙なところに落ちている。

 

歩くこともままならなく、ヨロヨロふらついている。

もう、大好きなベッドの上にも登れないかも…。

昨日までベッドで一緒に寝ていたけれど、この足取りでは降りるというより落ちてしまいそうだし、降りても上がってこれなさそう。

 

ちょびの大好きな寝床の隣で、毛布を広げる。

ちょびの身体に手を伸ばし、ちょびのぬくもりを感じながら寝に入る。

ちょびの荒息が部屋に響く。

苦しいよね…。

 

夜中、ちょびが起きた気配で目を覚ます。

トイレまでたどり着けず、床の上でおしっこしてしまい、申し訳なさそうな顔のちょび。

 

いいんだよ、大丈夫だよ。

 

ふやかしをあげたら完食してくれる。

1日の食べる量をクリアできているのが救い。

まだ頑張ってくれるのかな。

 

舌の黒さが、昨日より目立ってきた感じがする…。

気のせいだよ、気のせい。

気のせいだと思いたい…

 



凄く苦しそうな息をしているのに、顔を洗ってくつろいでいる姿を見ると、顔がほころんでしまう照れ



 

5月16日

 

放牧はしているものの、遊びもせず、パトロールもせず、ほぼ寝ている1日。

起きたと思ったら、排泄していそいそと寝床へ。

ご飯も自分で食べに行かないので、1粒1粒、ご飯を差し出す。

そしたら、カリカリ食べてくれるけれど、口に入れてもすぐ出てきてしまうことも。

呼吸が荒すぎて、咀嚼が辛そう。

食べたいのに食べられない感じ。

身体はガタガタ震えているので、低血糖になっているかも…。

 

ふやかし出動!

 

ちょびはふやかしあまり好きではないから、食べてくれるかどうか心配だったけれど、ドロドロにしてシリンジであげると、意外に食べてくれる。

これなら、もっと早くふやかしてあげればよかった…。

 

ぺろぺろ舌を出して、美味しそうに食べてくれるのだが、そこで気づいた。

 

ちょびの舌が黒い・・・

 

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東洋医学で”舌診”というのがある。

舌の色や苔の色で、身体の調子を見るもの。

問題ないときは、舌の色はピンク、苔の色は白く見える。

体調が悪くなると、苔の色は黄色っぽくなってくる。

この時見た、ちょびの舌苔は黒。

その意味するのは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

『死期が近い』

 

 

ということ

*************

 

 

最初見たときは、ただ影になっているだけかと。

でも、口の周りもなんだか黒っぽく見える。

 

信じたくない。

目の錯覚だと思いたい。

でも・・・

見れば見るほど黒にしか見えない。

 

今日の呼吸数。

落ち着いている時は83回/分だった。

昨日よりは良いよ・・・ね・・・?

 

 

 
ご飯の匂いがすると、目を覚まして食べてくれるんだけど、この時は眠りに落ちすぎて、目を覚まさず。
この後、しばらくしてから目を覚まし、カリカリと食べてくれました。

5月15日

 

今朝起きたら、部屋の中に変な臭いが立ち込めていました。

生ごみでも置きっぱなしにしまっただろうか?と思ったけれど、違った。

とりあえず、空気の入れ替えをする。

(この臭いの正体は、後日わかることになる・・・)

 

・・・・・・・・・・・

 

実は、今週が山かも・・・と思っていました。

毎日、出勤前に

 

「待ってるんだよ!」

 

ってちょびに言って出て行っていました。

一人で逝ってしまわないように・・・。

 

一時は120回/分くらいまで増えていた呼吸も、

熟睡している時に数えてみたら、60回/分以下になっていた。

ちょっと落ち着いたのかな。

 

でも、食欲は変わらずで、カリカリ食べる量も減っている。

あげれば食べてくれるけれど、噛むのも大変そう。

すぐやめてしまう。

 

今日はどんより空模様。

明日からまた天気が崩れるってさ。

気圧の影響か、起きてきてもすぐ寝てしまう。

 

今日から3連休。

ゆっくり過ごそうね。

 

 

 

 

 寝ている間に急変するのが怖くて、毎晩ちょびを抱きながら寝ていた。

朝起きて、腕の中で荒息たてている姿を確認して、安心する毎日。

今日も生きててくれてありがとう。