こんばんは。リクエストがあったのと、普通に続くとか言っておいて忘れていたので上場とストックオプションについての第2回を書きます。
第1回はこちら→http://ameblo.jp/cy-nagoya/entry-10936173823.html
さて、前回は終わりの部分で、
「どうやってそういう企業を見つけたらいいのか?ということと、そういう企業に入るためにはどういうこと・どういう人材である必要があるのか考えてみたいと思います。」
と言って終わっているので、これについて話します。
まずは、ポテンシャルが高い未上場の会社の事なんですが、一応断っておきますが、成功(実際に上場したりバイアウトしてもらって大もうけする)を100発100中で当てるのは不可能なので、あくまでポテンシャルが高い会社というだけの話であるという部分をご了承ください。そしてポテンシャルが高いというのは、人か物・サービスか資金か情報網・人材ネットワークが優れているという意味であるとひとまず定義します。
まずはあなたが現在一定の規模の組織に所属していたとします。ほとんどのケースがこれに当てはまるでしょうが、一番手っ取り早いのは、組織で最も優秀な人と組んでなんか始めることです。人間関係を作ることもひとつの投資です。そういう目線で考えていくと、やはりビジネス上の関係では付き合う人を選ぶべきです。また、その優秀な人は営業・マーケティング系か技術系の人が好ましいです。それ以外は酷な言い方ですが、簡単に替えがいます。一番やってはいけないのは、全然働かない系の部長クラスとかと組むことです。
蛇足になりますが、単純に独立するという事を考えるなら、むしろ自分と同じ部署(営業なら営業、技術なら技術)の直属の上司か部下が一番良いです。下手に違う部署の人間と組んでしまうとどっちが上としてやるのかあいまいで上手い関係を築きにくかったりします。しかしながら、この体制で出来ることはせいぜい前職の延長線上の仕事か、前職のアウトソースですのでポテンシャルのある未上場の会社とはなりませんし、思われません。上場などはまず難しいです。
さて次に転職などを通してそういった企業を見つける方法ですが、これははっきりいって難しいです。現実に自分が今体験しているので良くわかりますが、そういう企業は人選びに非常に慎重ですので、社員として雇う人材を公募しません。我々もやはり人からの紹介を通すか、自分のネットワークの中からマッチしそうな人材を探して話を持っていきます。慎重になる理由は当然企業の核になる情報なり顧客なりが流出するリスクを懸念するからです。
ということで、おのずとポテンシャルの高い未上場の企業からの誘いはそういう組織にマッチした人材にのみ訪れることとなります。
ではどういう人材がそういった組織に御呼ばれするのでしょうか?
既にちょこっと話してきましたが、スキル的な面から言うのであれば、その会社の人・物・金・情報のどれか、もしくは複数を担える人材です。創業者が技術系出身である場合は人脈やマーケティング、逆のパターンであれば技術など、相反するスキルセットが当然求められますのでその専門分野に強い必要があります。
昔はCFOとしての人材も貴重だったかもしれませんが、今はそれこそそういう人材はダボついていますので、ちょっと人脈があるだけとか、大手銀行や証券会社、監査法人の出身であるといいうだけで、年収1000万にストックオプションなどという待遇は存在しません。つまり、組織が収益を生むコアな部分として機能しない人材はそういうまだ吹けば飛ぶような種のステージにある組織ではアウトソースで十分です。
次に人格というかスキル以外の部分に関して言うのであれば、ある意味で社会的な信用のある人が当然望ましいです。つまり下手なことをしたら、その人が社会的にリスクを負うような形であれば良いのです。そうなると高学歴の人は、それこそ学校や前職の名前が傷ついてしまったりするので良いかもしれません。
また、若気というか、ある種の勢いがある人材が良いです。やはり、新しい事を始める時は常に不安で一杯です。せっかく良い企画やアイデアがあっても経験や常識にとらわれて、物事を前に進める事が出来なければベンチャーやる意味がありません。もちろんビジネスなので、保守的に物を考えることは非常に重要なんですが、そのバランスが重要で、考えるよりも先に行動する人の方が役に立つということです。
上記の二つが同居する人材はあまりお目にかかれないのですが、まーそこはチームとしてそのように機能していれば良いんです。TOPに立つ人はそういう人材をうまくやらせることが、まずは最も重要な能力であるということは偉い経営者さんたちが言っておられますね。
さて、ここまでで、ポテンシャルの高い未上場の会社を見つけてそこに必要とされる人材になる為にはというのを書いてきました。まとめると、未上場の会社を自分で探すのは難しい。そして、そういう企業は必要とする人材がある専門分野で核となり収益に大きく貢献できるスキルがあり、勢いがあって、会社のリスクとならない場合のみオファーを出す。という感じですね。もちろんスキルがあるとか言うのは、その裏づけになる実績のことです。一番分かりやすいのは上場を経験していたり、それを牽引していたということですが、そういう人は既にそういう話がまわりに一杯あると思うのであえてここまでそこを強調してきませんでした。
ですので、この方向性に魅力を感じている上場未経験者は、自分のスキルや人脈の部分を他の人材よりも大きく伸ばすことに注力するか、優秀な人材との人間関係に投資する。この2点に注力するようにしましょう。
もし本当に興味があれば、ではいざそういう企業からオファーが来た時にどう交渉したら良いか?などについて個人的にアドバイスします。ちなみにそういう情報はそれこそインターネットの世界にも五万と存在するので普通に関連しそうなキーワードでググってみるのも重要です。
話したいことはそれこそまだ山ほど残ってますが、長くなりすぎるのでこの辺でやめます。
それではまた。
第1回はこちら→http://ameblo.jp/cy-nagoya/entry-10936173823.html
さて、前回は終わりの部分で、
「どうやってそういう企業を見つけたらいいのか?ということと、そういう企業に入るためにはどういうこと・どういう人材である必要があるのか考えてみたいと思います。」
と言って終わっているので、これについて話します。
まずは、ポテンシャルが高い未上場の会社の事なんですが、一応断っておきますが、成功(実際に上場したりバイアウトしてもらって大もうけする)を100発100中で当てるのは不可能なので、あくまでポテンシャルが高い会社というだけの話であるという部分をご了承ください。そしてポテンシャルが高いというのは、人か物・サービスか資金か情報網・人材ネットワークが優れているという意味であるとひとまず定義します。
まずはあなたが現在一定の規模の組織に所属していたとします。ほとんどのケースがこれに当てはまるでしょうが、一番手っ取り早いのは、組織で最も優秀な人と組んでなんか始めることです。人間関係を作ることもひとつの投資です。そういう目線で考えていくと、やはりビジネス上の関係では付き合う人を選ぶべきです。また、その優秀な人は営業・マーケティング系か技術系の人が好ましいです。それ以外は酷な言い方ですが、簡単に替えがいます。一番やってはいけないのは、全然働かない系の部長クラスとかと組むことです。
蛇足になりますが、単純に独立するという事を考えるなら、むしろ自分と同じ部署(営業なら営業、技術なら技術)の直属の上司か部下が一番良いです。下手に違う部署の人間と組んでしまうとどっちが上としてやるのかあいまいで上手い関係を築きにくかったりします。しかしながら、この体制で出来ることはせいぜい前職の延長線上の仕事か、前職のアウトソースですのでポテンシャルのある未上場の会社とはなりませんし、思われません。上場などはまず難しいです。
さて次に転職などを通してそういった企業を見つける方法ですが、これははっきりいって難しいです。現実に自分が今体験しているので良くわかりますが、そういう企業は人選びに非常に慎重ですので、社員として雇う人材を公募しません。我々もやはり人からの紹介を通すか、自分のネットワークの中からマッチしそうな人材を探して話を持っていきます。慎重になる理由は当然企業の核になる情報なり顧客なりが流出するリスクを懸念するからです。
ということで、おのずとポテンシャルの高い未上場の企業からの誘いはそういう組織にマッチした人材にのみ訪れることとなります。
ではどういう人材がそういった組織に御呼ばれするのでしょうか?
既にちょこっと話してきましたが、スキル的な面から言うのであれば、その会社の人・物・金・情報のどれか、もしくは複数を担える人材です。創業者が技術系出身である場合は人脈やマーケティング、逆のパターンであれば技術など、相反するスキルセットが当然求められますのでその専門分野に強い必要があります。
昔はCFOとしての人材も貴重だったかもしれませんが、今はそれこそそういう人材はダボついていますので、ちょっと人脈があるだけとか、大手銀行や証券会社、監査法人の出身であるといいうだけで、年収1000万にストックオプションなどという待遇は存在しません。つまり、組織が収益を生むコアな部分として機能しない人材はそういうまだ吹けば飛ぶような種のステージにある組織ではアウトソースで十分です。
次に人格というかスキル以外の部分に関して言うのであれば、ある意味で社会的な信用のある人が当然望ましいです。つまり下手なことをしたら、その人が社会的にリスクを負うような形であれば良いのです。そうなると高学歴の人は、それこそ学校や前職の名前が傷ついてしまったりするので良いかもしれません。
また、若気というか、ある種の勢いがある人材が良いです。やはり、新しい事を始める時は常に不安で一杯です。せっかく良い企画やアイデアがあっても経験や常識にとらわれて、物事を前に進める事が出来なければベンチャーやる意味がありません。もちろんビジネスなので、保守的に物を考えることは非常に重要なんですが、そのバランスが重要で、考えるよりも先に行動する人の方が役に立つということです。
上記の二つが同居する人材はあまりお目にかかれないのですが、まーそこはチームとしてそのように機能していれば良いんです。TOPに立つ人はそういう人材をうまくやらせることが、まずは最も重要な能力であるということは偉い経営者さんたちが言っておられますね。
さて、ここまでで、ポテンシャルの高い未上場の会社を見つけてそこに必要とされる人材になる為にはというのを書いてきました。まとめると、未上場の会社を自分で探すのは難しい。そして、そういう企業は必要とする人材がある専門分野で核となり収益に大きく貢献できるスキルがあり、勢いがあって、会社のリスクとならない場合のみオファーを出す。という感じですね。もちろんスキルがあるとか言うのは、その裏づけになる実績のことです。一番分かりやすいのは上場を経験していたり、それを牽引していたということですが、そういう人は既にそういう話がまわりに一杯あると思うのであえてここまでそこを強調してきませんでした。
ですので、この方向性に魅力を感じている上場未経験者は、自分のスキルや人脈の部分を他の人材よりも大きく伸ばすことに注力するか、優秀な人材との人間関係に投資する。この2点に注力するようにしましょう。
もし本当に興味があれば、ではいざそういう企業からオファーが来た時にどう交渉したら良いか?などについて個人的にアドバイスします。ちなみにそういう情報はそれこそインターネットの世界にも五万と存在するので普通に関連しそうなキーワードでググってみるのも重要です。
話したいことはそれこそまだ山ほど残ってますが、長くなりすぎるのでこの辺でやめます。
それではまた。