そうか。
今まで曲を聴いたことがなくて、さっきはじめてタイムマシンを聴いて、「なんかすごく甘えた声を出してるなぁ」なんてちょっと笑って、そして泣いた。
そうか、君はもう居ないのか。
すごく好きなわけじゃなかった。名前を聞いたことがあるぐらいだった。音楽に触れてもいなかった。それでもこんなに哀しい。
もっとずっと哀しい人がいることは知ってるから、なんか申し訳なくなる。
どうしたらいいのか、この感情をもてあます。
高校生の時、小学校の元クラスメイトが亡くなって、誘われて告別式に足を運んだ。
帰り道、哀しくない自分が哀しくて、声を詰まらせて泣いた。
あの時自分は偽善者だと強く思った。
それを思い出す。それを思い出す。
ねぇ。どうかおいていかないで。
生きてるだけで、それだけでいいから。
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