SEKIRARA(回想)

SEKIRARA(回想)

男と女、真実、日々の雰囲気、感じたこと。

そしてせきららな関係を綴ります。

「あなた」とは複数の特定の人物です。 

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あなたの右隣に座る。

ポイント。私の右手の人差し指で


あなたの左手の人差し指と中指の間を触る。

少し強めに。

そのまま掌から手首、ひじの内側に向かって

そっとゆっくり私の人差し指をはわす。

指をはわしながら、また掌に戻る。

それを

他の指の間でも繰り返す。

わりと大きなショッピングモールの駐車場

照明に照らされ黒いアスファルトに立つあなたの姿がキレイだ。

あなたは私の白い車を横から眺め嬉しそう。

そんなあなたの様子を見るのが嬉しい。

いつも笑顔でいられない。

哀しい歌が好きなふたりの一時。
深夜、二次会も終わりトボトボと歩く。



雪の季節なのに、足元には全く雪がなかった。



ほろ酔い気分が幸いし少し暖かくも感じられた。



昼間は賑やかな駅前を横切り、ラーメンでも食べようと店へ向かう。



終電も終わったのだろうか、人通りはほとんどなかったと思う。



時折、正面から歩いてくるのが男性か女性かも意識せずただ目的に向かい歩いていた。



突然、正面から来た女性に話しかけられた。



あどけなさが残る女性は被ったニット帽との組み合わせで、ぬいぐるみのように可愛いらしかった。



無垢な表情。



暗闇の中、天使と巡りあった気がした。



何故、私なのかわからなかった。



新手の無心かとも思った。



バイト初日で予想外に遅くなり



公共交通がなくなってしまったことや



携帯の電池も切れ、困り果てているあなた。



そんな間抜けでは、今時この街でやっていけるわけがないとも思った。



あなたは私のアドレスをノートのようなものに書いた。



寒さの中、凍える子犬のようなあなたに、家に帰れるだけのタクシー代を渡し見送った。



そして



次の日、会議中にあなたからメールが届いた。



あなたが自分でも覚えられないと言っていたように、昔からあるキャリアの長い長いメールアドレスだった。



ハタチのあなたとのメールが始まった。