ブログを書くのをやめて、一年以上もたちます。

いろんなことがありすぎて、何も書けなくなっていたのです。
忙しかったのは事実だけれども、次々と自分の中で起こる変化に頭がついていけず、何も整理ができずにいたのです。今まで見えていなかったものが一気に見え始めて、世の中の残酷さ、そして自分自身の残酷さを目の当たりにして、大きなショックを受けました。

そして今、整理がついたわけではないけれど、ひとつ心に決めたことがあります。

前進すること。

大切な人たちを傷つけて、そして自分も傷ついて。
私は人の道を誤った。

大切な人に与えた傷や痛みは
私の人生の重みとなりました。

私は後悔や自責の念に呑まれる自分から離れ
大切に自分の人生を歩んでいかなくてはなりません。

自分で選んだ道を大切に進んでいかなくてはなりません。

2012年は私はほとんど毎日泣いていた気がします。
でも、ここカナダで出会った素敵な人たちのおかげで、
時々笑うことができたし、大きく成長することもできました。

自分のことしか考えていなかった自分を反省し、支えてくれるたくさんの人たちに心から感謝し、
2013年は人のために、子どもたちのために尽力する一年にしたいと思います。

子どもたちのために、もっともっとと学びを求めてきたけれども、
シュタイナー教員養成を終えてわかったことは、
教育者として私が学びたかったことは現場にしかないということ。
一日一日、一瞬一瞬をどう生きるかで教育者としての成長は大きく変わるということ。

子どもたちは、過去にも未来にもとらわれることなく、
この一瞬一瞬を精一杯に生きている。
彼らにとってはこの瞬間がすべて。
そこに教育者としての最善を尽くす。

ここトロント近郊には、まだ私が求めていたシュタイナー教育における真のインクルーシブ教育の形を学べる場所を見つけることができていません。
でも、結局私が求めてるものは、ここにはないのかもしれません。
自分で作っていかないといけないのかもしれません。
飛び込んでしまわなければわからない。
前進していかなければ。いつまでも自信がないからと、誰かが用意した流れに乗っているだけでは、何も見えてこないのかもしれません。

前進あるのみ。

いつも失敗することを過度に恐れていた自分だけれども、
失敗しないと成長しない。前進すれば、何かにぶつかり、誰かに出会う。

2013年は私の大切な人たちがたくさん笑えて、健康で、光に包まれた一年を過ごせますように。そして、みんながそれぞれ往くべき道を歩むことができますように。そして私がその助力となれますように。



9月29日はミカエル祭です。
昨日はシュタイナー学校の校内にある森の中で
子どもたちの劇を鑑賞しました。

騎士がお姫様を救うためにドラゴンを退治するお話です。
流星が落ちてきて、その鉄で剣が作られます。
その剣で騎士はドラゴンを鎮めるのです。

殺すのではなくて、手懐けるというのでしょうか。
鎮めるというのでしょうか。

このお話はそれぞれの文化の伝説やおとぎ話、神話に
様々な人物に姿を変えて登場します。
日本では「ヤマタノオロチ」でしょうか。


人はみんな自分の中に「ドラゴン」を持っています。
時々自分の中で暴れだす、厄介な部分。
その自分のドラゴンの部分に気づき、それに立ち向かい
打ち勝つ勇気と強さをミカエルは与えてくれるのです。

夏に人々はとても開放的になります。
ドラゴンの部分も、そうでない部分も
全部ぱーっとさらけ出してしまうような、
そして、ぼーっとするような、
そんな状態。浮かれた感じ。

そんな緩んだ状態から、人々は自己意識を
自分の中心に戻してこなければなりません。

夏の終わり、明るい昼が少しずつ短くなり、
秋分の日を迎えて夜が長くなっていきます。
「闇」がやってくるのです。心の「闇」も広がっていきます。
そんな季節に、このミカエルはその「闇」に打ち勝つ
勇気と強さを与えてくれるのです。


ミカエルはその勇気と強さをこの地球に「鉄」という形で送ってくれます。
それは夏の終わりにペルセウス座流星群として地球におりてきます。
星々はすべての生き物の中に、植物の中におりてきます。
その証拠に、リンゴを輪切りにしてみてください。
ちゃーんとそこに星が現れます。

鉄分をたっぷりふくんだ植物は美味しい果実を実らせます。
なので、ミカエル祭は収穫祭とも関係しています。

現代にはたくさんのドラゴンが溢れています。そんな時代
だからこそ、ミカエル祭は現代人にとってとても大切な祝祭なのです。


明日は教員養成のメンバーで
ゲストを迎えてのミカエル祭です。
劇をします。といっても、現在幼児期の勉強をしている
私たちは、シュタイナー幼稚園でされるような
ミカエル祭のお祝いをします。
歌とライゲンをして、そして球根をお庭に植えて、
リンゴとマフィンとお茶をいただきます。

私の中にドラゴンは何匹いるんだろう。。。。。


At the end of the summer on hot August nights,
Michael sends falling stars,
Bringing strenghth and light,

Falling stars, falling stars,
Shoot a cross the sky,
Falling stars, falling stars,
Bring to earth your light



昨日、ブログ書いたのに、
ちゃんとアップできてなかった!

昨日の授業はなかなかディスカッションに
ついていけなかったので、疲れ果てたんだけど、
今日はバッチリ、ディスカッションにも
参加できたし、理解も深まった!
昨日よりみんなが話すことがクリアに
聴こえてきた。
成長速いかも。

今週のテーマは
Truth, Beauty, and Goodness
真実、美しさ、善良さ

Truth is related to the physical body,
Beauty to the etheric body, Goodness to the
astral body. Here we have the concrete reality
of the three abstractions of Truth,Beauty, and Goodness.
in short, we can relate to the actual being of man all that
Is expressed instinctively in these three ideals.

......

To be true is to be rightly united with our spiritual past.
To sense beauty means that in the physical world we do
not disown our connection with spirit. To be good is to build
a living seed for a spiritual world in the future.


by Rudolf Steiner.