【あらすじ】
2次試験が迫る中、桜木(阿部寛)はますます厳しい状況に追い込まれていた。
学園買収には教頭の高原(及川光博)が関わり、坂本(林遣都)と米山(佐野勇斗)も加担していた。水野(長澤まさみ)は心を痛め、久美子(江口のりこ)は「生徒たちのために奇跡を起こして」と桜木に頼む。
共通テストで思うような点数が取れなかった藤井(鈴鹿央士)は、ある決意を桜木に伝える。
専科から離脱した瀬戸(髙橋海人)は、果たして…。
2次試験に向けてラストスパートに突入する東大専科。生徒たちは、最後の追い込みで東大の過去問を必死にやり遂げる。そんな生徒たちに桜木が用意した大逆転の秘策とは?果たして、結果は?
そして、龍海学園の行く末は…?
『感想』
ついに毎週楽しみにしていた『ドラゴン桜』が最終回をむかえました。ハズレの多かった2021春ドラのなかでは数少ない興味を持ったドラマがどんな結末を迎えるのかワクワクして見てました東大専科の生徒たちは、無事東大に合格するのか? 学園の売却問題はどうなってしまうのか? これらの要素が果たして最後の1話で回収できるのか、ハラハラしながら見守っていたが……。東大専科の生徒たちが、最後の追い込みをするシーンでは、自分自身における受験の頃の過去を想い出して、思わず生徒たちを応援してくなってしまいました。難関校突破のためなら、他人の数倍もの勉強量をこなす意気込みを感じられ、初々しさすら覚えて、嬉しかったです♪。
合格発表に浮かれる職員室で桜木の後ろ姿だけが哀愁を帯びていて今回メインの成長を遂げる藤井の悲劇を予想させた。健太を助けずに東大を合格していても、きっとそれは一生悔いが残るものだったと思う。自分が怪我をして落ちても悔いがないほうを選べる様になった藤井。先生も仲間の大切さを何度も言っていたし、勝負には負けたが大切なものをてに入れた藤井。東大専科のメンバーで一番変わり成長したのが藤井だったんじゃないかと思う。超がつく利己主義だった藤井が健太を助けるために自分を犠牲にした事は自分との戦いに勝った変え難い宝となると思う。゚( ゚இ‸இ゚+)゚。
全員合格にはならなかったけど、それぞれの生徒のこれまでの思いが報われる内容になっていたてよかったです♪。最後まで見れば受験ドラマではあるが藤井の成長物語でもあった。藤井が健太を助けたことはこれからの人生で合格の比にならないくらい大きな意味を持った。晴れ晴れとした彼の言葉、逞しく見えました。にしても健太をイジメ藤井に怪我を負わせてあのザコキャラ2人組マジムカつく
∑(`・д・´)カッチーンして二人の敵を討ったやんちゃ坊主2人グッジョブ(´∀`)bグッ!!
学園売却と東大合格者を何名出せるか?を軸に、単純に喜べない状況が重なり、ハラハラしっぱなしでした。1話で不安に思ってた伏線もしっかり回収されていて、半沢直樹的どんでん返しに驚きつつも、すっきりとまとまって良かったです。でもできれば、その後の浪人組の道のりもみたいですね。桜木先生が最後、水野に感謝した言葉に、第1期メンバーが集結した意味、裏切り者かと思われた2人の教え子が実は味方だったことの意味がすべて詰まっていたように思います。桜木先生に教え子たちはみんな、感謝してる、何かのときには必ず桜木先生のところに駆けつけて恩返しする、ってことかと。最終回のラストは、桜木先生から生徒たち、そして水野へのメッセージ。
生徒も水野もみんなガチ泣きしていたのかも😥。
「自分の信じる道を行け!」桜木先生の最後の言霊しかと頂きまた♪
前シリーズに出演していた小池徹平さん、紗栄子さん、中尾明慶さんをはじめ、山下智久さん(メール文面・声での出演😅)や新垣結衣さんもサプライズゲストとして出演。山P&ガッキーはムリでも小池のてっぺいちゃんは見たいと思っていたが、まさかの前主要メンバーがほぼ全員集合、しかもガッキーまで‼Σ(,,oΔo,,*)お祭り感満載のドラゴン桜最終回、最初から最後まで見応えがあった……! 今までありがとう、ドラゴン桜!それと阿部寛さんを始めとする俳優陣皆さん脚本家さん&制作スタッフの方本当にお疲れ様でした<(_ _)>アリガー(*´ω`*)-トォ
■総括■
本作は、序盤の勉強スタートまでの展開がもったいなかったですが、だんだん面白くなってきた。第1話で感じた前作からの路線変更への違和感は、最終的に日曜劇場ならではの舞台設定とドラマ的な演出として実を結んだと思う。同枠に顕著な集合シーンは職員室での歓喜となり、会議室での対決で、テーブルを挟んで江口のりこさんや及川光博さん、木場勝己さん、山崎銀之丞さん、市川右團次さん、入江甚儀さんらが対峙します。最後は、どんでん返しの末にスカッとするような結末となった。ただ、紋切り型の勧善懲悪ではなく、復讐を承認することも決してない。復讐心に駆られた元教え子の米山に、桜木の言葉を借りて「復讐なんてのは、結局誰も幸せにはなれねえ」と言わせる。そうやって日曜劇場の過去作さえも乗り越えたが、それだけではない。作品中のメッセージも各話ごとに進化した。第1話の「社会に搾取されるな」という2000年代的な価値観には異なるニュアンスが加わった。その中で一貫して訴えたのは「自分の人生を生きる」こと。前作よりアップグレードさせた『ドラゴン桜』の本質は自らを超えていくところにあったとおもう。
最後回は同窓会のような豪華共演は単なる懐古趣味ではなく、『ドラゴン桜』という作品が時を超えて受け継がれてきたことを物語っていた。ぜひまた続編またやってほしい。桜木先生に会いたいですし、ゆきの・矢島の仲はどうなってるのか…前回生徒たちのエピソードも見たい‼。続編となる本作に生徒役で出演した東大専科の若手俳優陣も、いつかこうして集い合う日が来ると思うし、そうなった時にどんな一人ひとりになっているか楽しみ。そのくらい東大専科団結力は素晴らしかったし、そのことは合格発表の場面で最大限に発揮されていた。瀬戸の合格に喜びを爆発させる9人の姿から、彼らが重ねたひたむきな努力と友情が見て取れた!この作品は、今の社会にとても必要な作品。自分自身の人生に向き合わず、問題にぶつかれば逃げて誰かにそれを委ねる。そして、人のせいにして自分を正当化する。そんな人達が溢れている時代だからこそ、桜木先生の言葉はとても心に響いたとおもう。今回『ドラゴン桜』には"ドラマのTBS日曜劇場“にかける制作陣の底力を感じたし本当に見事な幕引きだった。
~完~