【あらすじ】

酔った勢いで春斗(菅田将暉)に絡んでしまった里穂子(有村架純)はマクベスの家に謝罪に訪れる。里穂子は酔っていた際の会話ながらも春斗が自分に教えを求めたことを気に止め……。一方つむぎ(古川琴音)と新しい家具を買いにきた瞬太(神木隆之介)の二人は些細なことがきっかけで喧嘩に。つむぎの心の中には、何かざわめくものがあり……。前に進む人、そしてさよならをすること。誰しもが共感する涙の瞬間がここにある。

 

『感想』

いよいよ解散が現実となってきて、それぞれが動き出した7話でした。それぞれが、それぞれの変化を迎えようとして、つむぎは里穂子の部屋から動くため引っ越し先を探し、里穂子はファミレスの上司から正社員にならないかと誘われ、潤平は実家の酒屋を継ぐ決意をし、瞬太はバイト先の焼き鳥屋へ就職しようとしている。春斗はといえば、マクベスを解散させた後の進路は何も決まっていない。方向性が定まっていないのは、もはや春斗だけで、春斗だけが取り残されているような状況ですが、きっと里穂子先輩が背中を押してあげるのでしょう。(//////)キャッ♥♥♥今回はとにもかくにも瞬太とつむぎの思いが通じ合えたこと、里穂子が再就職に前向きになったことがよかった(^^

洗車の場面、一番印象に残りました今までの生活でも車を維持できていたのだから、居酒屋の正社員になるであろう彼が車を維持できない設定に筆者的には無理があるようには思いますが(;^_^A

解散後も三人で居続けたいと願っている彼が、三人の絆の愛車を手放すというのも不自然なようにも。。。まあ色々そういったところは気になるものの、物語の盛り上がりを考えると愛車との別離のシーンは外せない訳で。あの車も、最後に三人に泊まってもらったり、10年間の思い出を語ってもらいながら三人に綺麗に洗ってもらい、別れを淋しがってもらいながら、泣いてもらい、虹までかけてもらい、幸せだったと思う。私は特に車好きという訳でもないが、しゃべれなくたって、物にだって心はある。これだけ愛された車なのだから、また大切にしてくれる新オーナーに巡り会ってほしいです。🚗=3=3

以前出されたキーワードとエピソードをもとに話は展開していく。博多のラーメン屋とか「マクベス1号」からの盛り上がり。そういえば4人目(4つ目)のマクベスもいたのよね。マクベス4号は最後に出会って最初にわかれる。

マクベス解散で、登場人物はマクベスの思い出を胸に明日のことを考え行動し始めた。でも明るくふるまうなかで誰かが泣き出すのではと思っていたら春斗だった。春斗はどうするつもりなのだろう。そもそも、マクベスを解散させることに心の底から納得できているのかな。σ( ω-)ウーン高校卒業後10年間という時を芸人活動に捧げてきた春斗。日雇い労働先に上手く転職先が見つかればいいが、そう上手くもいかないだろう😱

今回のコントはすこし笑えた。笹かまとぺこり、わかる わかれる。脚本家はどのようにして話とコントの絶妙さを組み立てているのか興味がでた。それと菅田将暉さんをはじめとする俳優さんたちが皆このドラマでそれぞれの役人生を生きていると感じられからこその感動だと思う。変化は別れにつながる。春斗、潤平、瞬太のそれぞれが、はっきり言葉にはせずとも、解散後はそんなに会わなくなるだろうと察しているはずだ。同じような関係を継続させたいと願っているのは、瞬太だけではないと信じたい。それでも、3人それぞれが向かう先を探し、10年を共にした車だって手放そうとしている。解散の時に向けて、変化は否応なく訪れようとしてます。月並みだけれど、本当の価値は、別れた後に気づく。人なり物なり、近くにあったものが遠く離れた瞬間に、本質に気づくものなのだ。愚かだけれど、人はそのようにできているのかもしれない。それぞれの別れが、どんな道に繋がっていくのだ。最後まで見届けたい