【あらすじ】

コント「奇跡の水」。

ある奇妙な水にハマってしまう兄と、そこに巻き込まれる弟の姿を題材にした取り留めのないコントから幕が開く。

1年半前、一流企業を退職した里穂子(有村架純)とその姉を救出しに現れたつむぎ(古川琴音)の訳アリ姉妹の謎が明かされる。その姉妹の根底に流れるものは春斗(菅田将暉)の兄弟関係と重なる点が見えてきて……。孤独を感じる夜がある。独りになってしまいやすい今の時代に捧げる第3話。

 

『感想』

第3話は「姉妹/兄弟」回。中浜里穂子&つむぎ姉妹と、高岩兄弟の過去が明かされる。どちらの姉・兄もエリートで真面目で、まさかメンタルを病み引きこもりになるなんて想像すらできないふたりだった。2話までは主にコント、お笑いコンビ マクベス三人のたわいも無い普段のやり取りで笑わせて、楽しいドラマ〜♪敵な雰囲気、ちょっとズレてる里穂子のマクベス愛♪みたいな感じを醸し出していたのに、3話から急にガラッと変えてきた😵。里穂子が仕事を辞めた詳しい経緯、何となく匂わせていたものも含め、マクベスの三人が直面するそれぞれの家庭の事情が前面に押し出されて、いきなりシリアス路線になって、びっくりした〜!工工エエェェ∑(;゚Д゚ノ|

マルチ商法に洗脳され、妻子も仕事も失って引きこもる春斗の兄。同僚の手助けをしていたのにいつの間にかトラブルの責任を押しつけられ、会社を辞めた里穂子。どちらも真面目で責任感が強いあまりに助けを求める事が出来ず、独りで抱え込んで苦しんでいた。絶望から心を閉ざした兄、姉を気遣い、見守る春斗とつむぎの眼差しが優しい。マクベスを応援する事で支えられ、ようやく皆の前で苦しみを吐き出した里穂子。足を拭いたタオルを彼女に差し出す潤平。「着信履歴は心配しているのサイン」「ドアを叩き続けるのが大事」と言う瞬太の言葉に励まされ、兄に電話する春斗。兄はその気持ちに応えるように暗闇から立ち上がる。痛みを抱えた人に寄り添い、心の扉を叩くような脚本が沁みる

「奇跡の水」は春斗の兄がマルチ商法で売っていた水にかけたネタでしたが、「奇跡の水」はほかにもたくさんありました。

・春斗の兄が、春斗の言葉で久しぶりに湯船に入ったことで一歩踏み出した。

・すべてを打ち明けた里穂子が流した涙。

・潤平が足を洗ったタオルが里穂子を笑わせた。

・潤平が恩師を誘うビール

・みんなのいろいろな思いを流すお酒。等

里穂子が「奇跡の水」コントが好きな理由にも2つの解釈が考えられると思います。(∪ω)ゞフムフム*

「あきらめない弟が愛おしい」=春斗が好き?「あきらめない弟が愛おしい」=あきらめずに自分を救ってくれたつむぎが愛おしい?

会社を辞めた日に里穂子が飲んだお酒も春斗と出会うきっかけとなったし、春斗があげたペットボトルの水がメロンソーダになったのも奇跡の水とも解釈できます。(筆者的には・・・)

どこまでが計算尽くの伏線かわかりませんが、視聴者がそれぞれ感じた「奇跡の水」に感動したことは間違いないです。() てれっ

もしかすると今回の「奇跡の水」が先々の物語にも生きてくるのかもしれませんね♪。