【あらすじ】
コント「屋上」。
「春斗(菅田将暉)に一つだけ秘密にしていることがある……」ファミレスで彼女との待ち合わせをする潤平(仲野太賀)は高校時代のことを思い出していた。そこで昔から胸に抱える一つの秘密を思い返す。一方橋の上に佇む瞬太(神木隆之介)も同じく高校時代を思い返す。「人生で一度だけ本当に死んでもいいと思ったことがある……」。10年の時を超える秘密。その結末に見える、時代に届ける人々の姿とは…!?
『感想』
マクベスのマネージャーらしき人物が言った「今売れてる奴は例外なく、もう限界だってなったところからもうひと踏ん張りしてきてるんだ」という台詞、中村倫也さんが言っていると思うとさらに説得力が増す……。解散を思いとどまり、もう少し頑張ってみないかと春斗が説得されるところから幕を開ける第2話。解散するか、それとも続けるのか。春斗自身も悩み、揺れているように見える。
「潤平がコントを組む相手として、最初に声をかけたのが春斗ではなかった」という衝撃の事実(笑)に春斗が異様にこだわり嫉妬し潤平を問い詰めるシーン。あれ一番やっちゃいけないことだと第三者としては分かるけど、自分がその立場だったら一番やりそうな事だった😅。その結果自分が一番聞きたくない言葉を聞くはめになり(今回だったら「お前なんかと組まなきゃよかったよ」)余計に傷つく。恋愛関係にある男女間でも同じようなことは起こるよね(→o←)ゞあちゃー
潤平は春斗の目につかないようなところ(ブログ)で春斗と組んだことを喜び、瞬太は春斗を深く信頼していた(春斗は分かっていないけど)。泣けちゃう。(ノ◇≦。) ビェーン!!
ただ、春斗が自分が一番に声をかけられていなかったことにあそこまでショックを受けたことは、もひとつ理解できなかった。マクベスがうまくいっていればあんなにこじれなかったのかもとは思うけれど。ドラマの展開にちゃんと「オチ」がつくんですよね。劇中コントはタダすべり(笑)でも、ドラマは最高です。相変わらずがけっぷちに追い込まれてる三人のジタバタ足掻きがいい♪。
この土壇場に来て、若かりし高校生の思い出話の伏線回収。三人それぞれに抱えていた疎外感や秘密や嫉妬。今頃持ち出してそれに真剣に怒って凹んで爆発して。高校時代を、下手に若手の役者を充てず、今の三人が演じているのもいいですね(*ё_ё*)きゅん❤♥。それに神木隆之介さんさん、やっぱり巧いわ。あの菅田将暉さんと対等に渡合っている‼これは並の演技力は難しい事です。さすがスタジオジブリ御用達の役者さんです( ̄∀+ ̄)キラッ⭐⭐
また脚本家さん」が「俺の話は長い」の金子さんなんですね。道理で。淡々とした会話劇ですけど、劇中に引き込む力があると思います。全体のまとめ方がすごくいいですね。コントから入って、それぞれ色々あって伏線を回収しながら最後はアツいコン(コントの出来栄えは別問題💧)。いまって結局昔からの積み重ねの上の続きにあるんですね。あの時どうだったとかこうなってたらなかったかもとか、今からみたらキセキの塊で。それを上手く絡めて、最後は現在の飲み屋からの回想での舞台のコントできれいに終わらせてくれてくれる。学生時代の描写も年齢的には無理があると思いますが若いっていいなぁと思いますし、現在の描写も見ていて熱くなれるっていいなぁと思います。昔の青春群像劇って昔のはもっとアツいのが多いんですが、ちょっと暗くて最後ほっこりするのが今っぽく感じます。このドラマの面白いポイントのひとつは、コントの内容と現実世界の物語がリンクしながら進んでいくところ。時系列が交差し、「潤平はあのとき、こう考えていたのか!」などと発覚するのが面白い。どこかに伏線が隠れている気がして、思わずじっと見てしまう。次回はどんな事実が判明するのかとドキドキワクワクですドキ(✱°⌂°✱)ドキ