[ストーリー]

この『先生を消す方程式。』の舞台は、東大進学率も高い、都内の進学校“帝千学園”。特に、3D組は成績優秀者が集められていました。しかし、3D組の担当になった教師は皆、短期間でメンタルを蝕まれ、退職。実は、このクラスには大人を追い詰め、壊れていく姿をゲームのように楽しむ生徒が集っていたのです! 完全犯罪に近い形で、自らの手を汚すことなく担任を潰していく――。そんな闇深き高偏差値クラスに、田中演じる新たな担任・義澤経男(よしざわ・つねお)がやって来ます。笑顔でいつもニコニコしている義澤。生徒が意地悪な発言や質問をしても笑顔で答え、さらに、生徒から物理的に攻撃されて怪我をしても何故かニコニコしているのです。そして、生徒たちのプライベートな情報を何故か熟知している義澤は生徒たちを笑顔で指導していきます。一方で、生徒たちの行動はエスカレートしていき、義澤を殺す計画を立てるのですが――義澤はなぜ、この学校に現れたのか!? 義澤は生徒たちが仕掛ける罠を、いつまで笑顔で耐えていくのか!? 学校という閉ざされた空間で、教師と生徒がバトルを繰り広げていきます。

【あらすじ】

名門“帝千学園”にやって来た高校教師・義澤経男(田中圭)は、問題児の多い3D組の担任を務めることに。副担任・頼田朝日(山田裕貴)から、半年の間に3人もの教師が担任を辞めていることを教えられるが一向に気にしていない様子。生徒達に無視され、ペットボトルをぶつけられ、水をかけられても笑顔を崩さず「嫌いじゃないです」の一点張り。謎に包まれた不気味な笑顔の先生と天才高校生たちの戦いの幕が切って落とされる!

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『感想』

初回からぶっ飛ばしです。スピーディー展開で30分放送時間というのがかなりの効果だと思う。中だるみはなく、目が離せない展開。さらにびっくりのラスト!ドッヒャ―――∑(´▽`ノ)―――!!

有名学園を舞台に、いつも笑顔の謎の教師と、彼に殺意を抱く高IQ生徒たちが壮絶バトルを繰り広げる学園サスペンス。最初筆者はこのドラマは「ごくせん」「GTO」などの生徒vs先生もので生徒を次第に改心させていく学園ドラマに「3年A組」「あなたの番です」的ミステリー要素を掛け合わせた作品だとおもっていたのですが筆者の当初の想像をいとも簡単に裏切ってくれた。ガーン∑(д;)

まず名刺代わりの第1話で義経は、長井弓に発言をとがめられて謝罪、剣力に水の入ったペットボトルを投げつけられる。力には階段の上から水をかけられた上、言いがかりをつけられて土下座。この時点でだいぶえぐいが、そこで終わらず、言われるがまま土下座の姿勢で床をひと舐めする。ゆうに10センチはあろうかという範囲を舐め終え、顔を上げて「皆さん、きれいに掃除しているんですね。床がおいしいです」と笑顔を見せた。完全に狂っている。土下座を強要されるところまでは義経に感情移入していたが、そんな気分はすっかり吹き飛んだ😱。この男はヤバいです(llД)怖ァ・・。しかし、これは義経の計略だった。ここで攻守は逆転‼。義経は「パワハラ=権力×精神的暴力×弱者」という方程式を示し、それぞれの項目に値を代入していく。権力は生徒、弱者は教師だ。理路整然と生徒の反論を退ける義経のターゲットは力だった。追い込んでいたようで、まんまと義経の罠にはまった力。そして冒頭のセリフになる。「これは教育です。私はあなたに教えたい、反省ということを」「自分を守るために、人を傷つけてんじゃねえぞ!」。心を折られた力は、パワハラの加害者であることを認め、義経に謝罪しますΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)

義経は何者なのでしょうか?義経の話すことはもっともだが、そのための方法は常軌を逸しており、無条件で肯定できるものではなかった💧。義経が何を考えているかも不明。こうやって一人ずつ生徒を改心させていくのだろうか。だとしても、ここまでする理由がわからない。これは復讐なのだろうか? 冒頭で仲睦まじい姿を見せていた経男と静だが、ラストでは気管切開されて人工呼吸器をつけられたベッドに横たわっていた静に関係あるとはおもうが・・・。表向きは優等生で力たちより立場が下のように見えた刀矢が実は“逆”で、さらに朝日も現れ、一緒に経男を“消そう”と団結するウッソーン!!∑(;゚ω゚ノ)ノまさかのラストに最後の最後に朝日に裏切られました‼義経が狂ってると思ってたら、それ以上に朝日がぶっ壊れてましたヒィィィィ∑(Дll)

ドラマ冒頭はそれは生徒に問題があるからだと思いましたが、どうも違うようです。生徒たちを操っているのは、の朝日のようです。それは、高校のときに出来た額の傷が原因なのかもしれません

そして静に何があったのでしょう。義経は復讐をするために、担任になったのではないかと思われます。(筆者の予想ははずれることが多いですが😓

確実に言えるのは、義経がある明確な目的を持って3年D組の担任になったこと、そのために周到な準備をしてきたことだ。そして“ヤンクミ”や“鬼塚”のようなヒーローではなくヒールが主人公の学園ドラマと言う事だけ。このところ善人キャラが続いていただけに、悪い田中圭さんを見られるのは楽しみではあります♪。いずれにしても、どんな方向にストーリーが転がり、どこに着地するのかまったく予測がつかない‼

『先生を消す方程式。』はクセになりそうな刺激的な後味。脚本家さん術中にはまっていると知りながら、早くも次週が待ちきれなくドツボにハマりそうな自分がいます。ヽ()ノ うぇ──────