【あらすじ】

甲斐(織田裕二)は、大輔(中島裕翔)とともに「フォルサム食品」訴訟の女性原告団126人を集めた説明会の会場へと向かった。だが、会場にはなぜか誰も来ていなかった。ファームに戻った甲斐に、チカ(鈴木保奈美)は、ロンドンを拠点とする世界3大ファームのひとつ「ダービー総合法律事務所」の力を借りるつもりであることを告げる。 ほどなく「ダービー総合法律事務所」から担当者がやってくる。それは、代表のエドワード・ダービーではなく、甲斐のハーバードロースクールの後輩で、元恋人でもある綿貫紗江(観月ありさ)だった。甲斐は「ダービー」側が合併も視野に入れて協力を申し入れてきたことを見抜き、彼らの力を借りることに反対する。だが、その間も「フォルサム食品」側はメディアをコントロールし、世論を味方につけていた。そこで甲斐は、一緒にやるのは「フォルサム食品」訴訟のみ、という条件で、紗江と手を組むことにする。 甲斐は「フォルサム食品」の全国335部署の女性幹部数と昇進率を調査し、その中から甲斐があえて戦いに選んだのは、女性の昇進率が最も高く、勝ち目の少ない日本橋支局だった。だが、敵の裏をかこうとしたその狙いは「フォルサム食品」の代理人弁護士・上杉(吉田鋼太郎)に読まれていて……

 

『感想』

SUITS/スーツ2』が、ついに最終話を迎えました。ファームを去った上杉先生があらゆる手を使って追い込みをかけるのを、甲斐先生と幸村先生がどのように迎え撃つのかが焦点となったシーズン2のクライマックス。大手食品会社フォルサム食品の会長・蓮見が権力を駆使してメディアコントロールを行い、またトップによる人事への介入が争点となるあたりは、なんとも時事的なテーマだといえる。それをさりげなく織り交ぜる点はスマートだった。(_D フムフム

甲斐先生の制止を振り切りダービー総合法律事務所との合併の話を進めようとする幸村先生に、とうとう甲斐先生はファームを去る決意を固めてしまう😱。空っぽになった甲斐先生のデスクを見つめ、いざ蓮見・上杉との最終決戦に向かう大輔の姿はあまりにもエモーショナルだ。蟹江先生や藤嶋先生の協力を得ながら、これまで甲斐先生がやっている姿を間近で見てきた違法スレスレの技やハッタリを駆使して蓮見の弱点を引き出していく。この演出の素晴らしさは、まさに大団円と呼ぶべきフィナーレに向かいながらも、とどめを刺すために現れるのはもちろん甲斐先生だ。カッ∑(*´*)カクィィ💖「やるんだったら徹底的にやれ」。どんなピンチに陥っても絶対に逆転してくれる。その安心感こそが、エンターテインメントの真髄なのだと言わんばかりの理想的な展開である。‼

それにしても、最終回のゲストに観月ありささんというのは実に相応しい。『私たちはどうかしている』織田裕二さんとの共演は『IQ246~華麗なる事件簿~』以来っだたとおもう。織田さんと観月さんの2人が並ぶだけであまりにも贅沢な画面となり、とにかく高揚感が著しいおぉ♪(〃人)。。ましてや織田裕二さんと鈴木保奈美さんの『東京ラブストーリー』コンビを毎週観てきたこともあり、そこにクライマックスのゲストとして観月と安達祐実さんの『ナースのお仕事4』コンビが加われば、筆者はどうしてもテレビドラマに勢いがあった1990年代から2000年代前半の“テレビドラマ黄金時代”を思い出さずにはいられません。ヽ()ノ うぇ──────

皆さま全15話と言う長い期間、本当にお疲れ様でした!このコロナ禍で撮影も中断を余儀なくされたりかつてないほどご苦労されたとおもいます。そんななかでも俳優さん・作家さん・制作スタッフさん・皆さんが逆境にまけず、良質のエンターテイメントを届けて下さり感謝感謝でございます<m(__)m>最後までかっこいいがブレないドラマで「スタイリッシュさを貫いてた間違えなく傑作です‼本当にありがとうございました。ペコリ(o_ _)o」)ありがとです♪()

~完~

 

■総括■

season1から全て見て楽しませてもらいました。なかなか細やかに計算された展開でもあり、時には難解な場面もあった。が、最終回を見終わって、やはり良質なドラマだったと再確認できた。コロナ禍でテレビ業界にも様々な変容を強いられた中で、1クール=3ヶ月」でのドラマ制作が出来なかったと思うのですが、これを契機に、海外ドラマの様に「クール」にしばられないドラマ制作が日本でもできる様になれば、また違う世界観が見えてくるのかなと思った。もちろん、海外と日本とでは資金面などを主とした様々な違いがあるとは思いますが、「描き切る」ことに比重を置いたドラマがたくさん見られたら、個人的に嬉しいなと感じましたヽづ(^^* )フフ

例えば、WOWOWが作成したドラマでは6話完結など、「クール」の縛りがない中で作られたものがあり、きちんと描き切れている(と私個人は思った)ドラマがいくつかある。コロナ禍を契機に様々な形で生活の変化がある中で、例えばドラマにもそういう変化があっても楽しいだろうなと思った次第です😄

残念なのは、展開というか、ストーリーというか、コロナ禍の影響で撮影がうまくいかなかったのかもしれないけど、折角良い俳優さん達が揃っていたのになと感じた。特に吉田鋼太郎さんの使い方はもったいなかったなぁって感じたのは筆者だけでしょうか・・・ね💧

あと作品のこの世界観っていうか、演技がかったアメリカらしさというか、全員がその演技ができるのが素晴らしい、賛否両論あると思いますが私は好きですヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪

ただフジテレビの番宣の仕方はもう少し何とかならなかったのかと思う。フジテレビの番宣のせいで安っぽくなっちゃった気がする。ガッビ―――∑(д゚ノ)―――

しかしドラマ自体は素晴ことには違いなく見てよかったとおもえるドラマでした‼

でもって上杉先生に完全勝利をし(ストロガノフに限りなく近いものにはなっただろう)とうとうファームの表札に空白が生まれる‼おぉ♪(*д*)))。それを眺める甲斐先生の名が、幸村の隣に並ぶのか否か。また、無資格であることを告白し嘘や隠し事のない関係を聖澤さんと約束しあった大輔鈴木先生に、聖澤さんのロースクールへのリベンジ。チームワークが高まってきた🦀と藤嶋さんのコンビネーションも忘れてはならない‼。確かオリジナルの海外ドラマ版はシーズン9まで134ものエピソード制作されているだけに、これはもう『SUITS/スーツ3』がいつ作られるのか、その報せをただただ楽しみに待ちたいです♪どうかよろしくお願いします🙇