【あらすじ】

やられたらやり返す!半沢直樹(堺雅人)が本部の中枢・営業第二部に栄転してから1年。老舗の伊勢島ホテルの経営再建を任されるが、まさか120億円にも及ぶ運用損失が発覚!穴埋めに奔走する半沢に追い打ちをかけるのは、因縁の相手・黒崎駿一(片岡愛之助)が率いる金融庁検査。巨大案件の裏に錯綜する様々な思惑半沢の運命はいかに?そして、ついに宿敵・大和田常務(香川照之)と運命の対決を迎えるーー

 

『感想』

「東京編」の“伊勢島ホテル”ブロックが筆者的には一番のお気に入りです。会社の立て直し・派閥争い・内供告発・不正解明・凄く仲間の裏切り・上司との対立等・・・企業&バンクドラマの神髄が色濃く凝縮されていて、スイリングでデンジャラスな展開が続いて、まさに息つく暇もありせん‼

特に半沢の敵と見做した相手を徹底的に追い込む姿は鬼気迫るものがあり大阪編よりグレードアップしていて・・・ちと怖い😱

そんな半沢に最初に追い詰められて半沢に言いなりになる古里が恐怖におびえていて哀れですよねΩ\ζ°)チーン

小里役の俳優さんが小里の情ないところと凄くリアルに表現していたと思う(´∀)bグッ!!

あと、滝藤さん演じる近藤は病み方が凄まじくて見てて苦いほどだった。😖

こういったドラマを見ているといつか味方から裏切り者が出て主人公を陥れてくるのでは?と無駄に周囲の動向にハラハラしてしまう。勝手に心臓に悪いドラマとして仕立て上げてしまう傾向が筆者にはある。何度ミッチーを疑ったことか(;^_^A(ミッチーゴメン<m(__)m>

逞しく機転の利く奥さんがいいね・・・夫以心伝心してる花ちゃんが理想の嫁すぎる。ナイス内助の功です‼金融庁にタンカ切る姿がカッコイイ♪夫婦のシーンが男臭いドラマの唯一の癒しです。花ちゃんカワイイ💖

金融庁監査の黒崎も「大阪編」よりキャラクター性がアップデートしており片岡愛之助さんもすっかりより一層役になりきっておねぇの黒崎を演じきっていましたよねぇ~ブイブイ( ’’ )

そしてわすれていけないのが…クライマックスの大和田常務“土下座”です。この土下座はドラマ「半沢直樹」の象徴であり、堺雅人さんと香川照之さんの演技合戦はドラマ史に残る名シーンです。

この土下座をもう一度みたくて後編を見たと言っても過言ではありません。土下座シーンを見たときは「土下座きたぁ~‼」と興奮しちゃいましたヤタ───ヽ()───♪

そして最後出向を命じられた半沢の表情が驚きから何かを悟り決意に変わる瞬間を垣間見て半沢の目にゾクゾクした。流石堺雅人さん、今までの経験に裏付けられた確かな表現力は素晴らしい音譜

2週にわたり「半沢直樹」の前シリーズをみて十分にこの作品の世界を堪能しこの作品の面白を改めて感じることができました‼

さぁーて復習も十分に出来た事だし・・・このまま新鮮な新鮮な気持ちで来週から始まる「半沢直樹」新シリーズを期待を込めて楽しみに待つことにしますワクワク ((pq)) ワクワク

~完~

 

「総括」

この作品の凄いとこは仁義なき銀行員たちの闘いを時代劇のように大仰な芝居、演出、音楽で描いると事だと思う。こういうところでまさに革命だと思う。歌舞伎俳優、ミュージカル俳優、声優、落語家、グラビアアイドルなど幅広いキャスティングも斬新で面白い。

様々な演出に目を惹かれ、出演者の演技に持っていかれる。たまにちょっと半沢君やりすぎじゃね?って思いそうになるんだけど、爽快感がそれを凌駕するので関係無し。徐々にアクセルをかけるかの如くボルテージが上がり、後半になるともっと凄みが増す。新シーズンは波乱の幕開けになりそうですね(・∀・)ウン!!

最後に一つまとめ。半沢直樹は、「人の善意は信じるが、やらたらやり返す」味方にしたら頼もしいが、敵に回すと一番恐ろしい男。相手を負い詰めるためには恫喝・脅迫も厭わない・・・決して正義のヒーローではなく相手によっては悪魔の顔を見せる現代社会に相応しい“ニュータイプ”のヒーローである‼