【第100話あらすじ】「なつよ、テレビ漫画の幕開けだ100)

雪次郎(山田裕貴)が大役を務めた舞台を観るなつ(広瀬すず)や坂場(中川大志)、光子(比嘉愛未)。感動したなつや坂場は、その感想を雪次郎に伝える。舞台に満足した咲太郎(岡田将生)も雪次郎をほめたたえる。喜ぶ雪次郎。そして、舞台は無事に幕を閉じる。主役、蘭子(鈴木杏樹)に感謝を伝え礼をする雪次郎。すると蘭子は、自分の家に来るように誘う。ふたりでお祝いしようと言う蘭子に雪次郎は…。

Yahoo!テレビより引用)

昭和38年(1963)年――雪次郎の晴舞台!

オペラグラスまで装備した亜矢美はじめ、大勢の観客が見守る中、ついに終わったのでした

終幕後、なつは楽屋で感動を伝えます。

「すごくよかった! なんていうか、すごかった!」

本当にすごい。それしか連呼しないなつを、咲太郎はこういう奴だから、とフォローしています。

語彙力とかそういうことでなくて、感動で全てが吹っ飛んでいる感があります。

それをきっちりと出してくるのが、広瀬すずさんを抜擢した李勇の1つです…多分ねてへぺろ

素直で思うままにぶつけてくるパフォーマンスが毎回い色んな意味で目立っています。

永野芽郁さんもそういうところがありました。彼女こそ天衣無縫の素晴らしさです音譜

 

マダムや亜矢美に褒め方も三者三様というわけですが、ここで奴ですよ……坂場だ。

「蘭子さんが見たかったのです」

なつはツッコミます。正直にそういうことを言うな、と。相変わらず美辞麗句、おべんちゃらとは無縁の【表裏比興】だわ……

「あなたは正直じゃないんですか?」

おおいぃぃ、そういう問題じゃない!

蘭子が素晴らしいのは確かです。レミ子はじめ、周囲も圧巻だったと振り返っています。

そして雪次郎の面倒をこれから見てやってくれと周囲から言われると、蘭子はこう返します。

「それは咲太郎さんが。私は共演者だから……」

そう言われて、雪次郎がちょっと複雑な顔になるのです。

「ありがとうございます!」

彼は深々と頭を下げるのでした。このあと、風車に移動してお祝いに。

 蘭子はおりません。亜矢美はおでんの仕込みはサボったと堂々と言い放ちます。

代わりに咲太郎が天ぷらを揚げるんですね。

いよっ、江戸っ子!ヾ(*´∀`*)

するとマダムが疑念を呈します。

「ほんとうに? 美味しいの?」

お父さん直伝だと周囲は太鼓判を押します。

「がんばれよっ!」

ここで、父がナレーションでしみじみとこう語ります。

『俺の天ぷらを、ほんとうに教えたかったーー。

お父さん、朝から泣かせるのやめれって……』

今回のお芝居は、雪次郎を含めあの蘭子さんに認められたとレミ子もワクワクしています。

すると、また空気をぶち壊すことに定評のある坂場がこう言い出すのです。

「蘭子さんはすごい。しかし、劇団としてはどうでしょう。新しいことをするという意欲を感じない……」

「チェーホフだから」

雪次郎はそう返すわけですが。

「チェーホフならありきたりでいいと? 蘭子さんを見せる、それだけの劇団でいいと?」

ドヤァ……めんどくせぇええええええ!!

さすがにあの雪次郎もムッとして怒り出します。アルコールも入っていますしね。

「油を使っているんだぞ、やめろっ!」

「それでいいんですか?」

やめろと言われても煽る。それが坂場ですなぁ~

「雪次郎さんが変えるきっかけになるのでは? 蘭子さんに認められているからこそ、変えるきっかけを持っている存在なのでは? ただの共演者で満足ですか?

先を目指せるのでは……」

ここまでやってきて、ようやく坂場が煽っているわけではなく、提案をしているのだと周囲も気づきます。「虻田の乱」をふまえますと、適切な流れとも言えますね( ゚д゚)ウム

「今日はありがとうございましたっ!」

雪次郎は、風車の外で深々と頭を下げています。打ち上げ終了ですね。

坂場は茜を、しっかり家まで送っていくそうです。問題山積みの坂場ですが、仕事仲間の危険性を理解した上で、きっりちと見送る安全性はあります。性格的につけこむことができなそうに思えますね😅

なつも、無意識かもしれませんがそれは織り込み済みでしょう。

もしも坂場が咲太郎のような魔性の男ならば、茜を送ることに不安があるかもしれません。

まぁ、そこは坂場だからね!

距離感異常でやらかすのは、神っちぽいし。なつは坂場のことをフォローします。

「イッキュウさんが変なこと言ってごめんね」

雪次郎は気持ちよく酔っ払い、なつに親しげに接近しつつこう言ってきます。

「なっちゃんの恋人でないの? とっくにそうなってると思った。イッキュウさんはなっちゃんが好きでないの?」

「わかんない……そうかなと思った時あったけど……」

それはあの時だと回想シーンが入ります。

 噴水前で、一緒に作品を作ろうと言ってきた場面ですね。

「僕もそういう演出者になりたい……一緒に作って欲しいんです」

日差しの中、二人きりになってそう言い切る坂場。

「一緒に作るって、結局仕事……」

なつがそう拗ねたように言うと、雪次郎は突っ込みます。恋に敏感になっているのかな?

「好きなの?」

「一緒にできればいい! 好きなことが同じなら、一緒に生きることもある! おかしくないべさ!」

「さみしいね……」

雪次郎はしんみりしています。

これはなつだけの問題でもありません。

ほら、天陽とか信哉とか(*´σ-)エヘヘ。

けれども、なつはそういうことに鈍感ですので。

「雪次郎君も言ってたでしょ、好きだのなんだの言っている場合じゃないって。今はテレビの成功だけ考える!」

そう言い切ります。ムキになっていないかな?

亜矢美あたりの意見も聞きたいですねぇ苦笑_(´Д`ll)ハハッ

 

さて、雪次郎は最終日まできっちりと主役をこなせました。舞台上の事故や怪我もなく、無事終了までこぎつけたのです。よかったね。

彼は蘭子にお礼を言います。

「今日まで本当に、ありがとうございました!」

「打ち上げのあと、家で二人だけでお祝いしましょう」

ここで彼女は、微笑みこう告げるわけです。

そのあと、なつが風車でレミ子と話す場面となります。

「今頃どうなっているんだろう……」

レミ子はそう不安そうです。

「えっ? 二人がどうかしたんですか?」

気になりますね。

蘭子が赤いワインをグラスに注いでおります。キャンドルまで灯してキラキラ

レミ子は不安なのです。 恋愛だろうとなんだろうと全て芸の肥やしにする女。それが蘭子。

「雪次郎が溺れたら、潰されるかも……」

おっ、なんだか朝からすごい話になってきたぞ〜。 咲太郎も朝にしてはギリギリの魔性だと思っていましたが、今度は蘭子ですか😱

蘭子の家を訪れる雪次郎。

ケーキの箱を差し入れます。

これもうまいんですよね。ワインにケーキは合わない。せいぜい紅茶でしょう。おつまみを買ってくるほど、人生経験豊富じゃないんです。

そういうことが、ケーキから伝わってきます。菓子店の息子ということもあるのでしょうがタラー

北大の夕見子ちゃんに、美味しいお菓子を作ると言っていた雪次郎。

あれは初恋。これは大人の恋なんですよ。ケーキは後回しにして、まずは乾杯。

そこへ座ってと促される雪次郎。

雪次郎は席に座らず、立ったまま思いの丈をぶつけます。

「蘭子さん……俺は、蘭子さんが好きなんです!」

ドッヒャ―――∑(´▽`ノ)―――!!

「からかってんの? 気の迷い?」

「俺は迷ってません! 俺は、ずっと蘭子さんが好きでした!」

「私は芝居しかない女……」

「だから好きなんです、だから、蘭子さんとずっと芝居をしていきたい!」

「こんなところに呼んじゃったから、何か勘違いさせちゃったのかしら、もしかして」

「これは俺の勘違いですか?」

「そういう覚悟をして、ここに来たわけ?」

「はい、来ました」

意味ありげに見つめ合う二人ハート

 続きは明日!

 

はい、朝からなんだかおそろしいものを見せられました。

これを朝から放送していいんですか?

おそろしい妖艶さがミッチミチ。蘭子……おそろしい女ですわΣ(゚∀゚ノ)ノキャー。

演じる鈴木杏樹さんも、本当にすごい。昭和の、往年の、女優めいた風格がバッチリですよ。

この色気も濃淡があります。

別作品ですが『半分、青い。』のひしもっちゃんは、そういう要素はゼロでした。美人ですが、ともかく強くて違う∑d(゚d)イカス!!

マダムもぴしりとしているし。亜矢美もかぶき者だし。

全員魅力的ではありますが、そう単純なものではない。

蘭子からは、危険な色気、魔性が漂っております。

彼女は本音もわかりません。共演者で面倒を見るものではないと言い切る。

それでいて、家に誘ってワインを出す。

全くわからん!

はぁ〜、朝から何が起きているんでしょうか😲