【第71話あらすじ】「なつよ、千遥のためにつくれ(71)」 なつ(広瀬すず)たちアニメーターのいる作画課に、新人の演出助手、坂場(中川大志)が突然やってきた。そして原画担当の下山(川島明)に、動画の動きについて、ずばずば疑問をぶつける。見ると、それはなつが描いた馬の絵だった。必死に意図を説明するなつに対し、淡々と理詰めで動画の矛盾を指摘してくる坂場。なつが追い詰められたその時、坂場の言いたいことはわかったと、下山がふたりの間に割って入ってきて…。 (Yahoo!テレビより引用) |
昭和32年(1957)年夏――。東洋動画長編アニメーションの映画第二弾、『わんぱく牛若丸』は制作快調!
と、昭和映画予告編っぽく言いたくなる。
そんな本日です。
最初の1・2週のナレーションは、なかなか良かったのに、最近の父ナレって不要なものが多いと思わないだろうか? 今回の父ナレ↓なんて正にそんな感じ。
『霊感です……どう解釈しても結構です
この不器用な青年が、アニメーターとしてのなつに、大きな影響を与えるかもしれない。
霊感ですーー。』
「なるかもしれません」でなくて、なるんでしょ? それに、最後に付け加えられた「霊感です」だって、字幕で見ると、わざわざページを変えていたから、きっと脚本家や演出家は面白いと思ってやっているんでしょう(;^ω^)うわ、つまんね
霊感と投げるところが、脚本家さんのレベルがどんなものか分かります😱
まぁ 亡くなった近親者のナレーションは、ある意味超、常現象的とも言えなくもありませんが・・・如何にも「これから、もっと面白くなるよ宣言」みたいなのって、ドラマが本当に楽しく進行している時は期待感に繋がるが、朝ドラ100作中で最も駄作になる可能性を秘めちゃってる現状で言われると、逆にこちらから「期待できるような内容にしてよ」と言いたくなる😅。
それでも「アニメーターとしての」と説明するところも勉強になってよかったと思う。
なつたちは「三穴タップ」で作業をしています。
実はここから採用されたもので、作画上画期的で革新的なものだったそうです。
そういうアニメ創世記の試行錯誤を説明する本作は丁寧です(・∀・)ウン!!
アニメーターの机には、鏡があります。顔を写しながら、それになりきって描くそうです。たとえ馬でも。
そんな作画が佳境に入った日。
やって来ました……坂場です。
「あっ、カチンコくん」
なつがそう微笑むのはここまでです。
彼は『動画がおかしくないか?』と下山に言いに来たのです。
指摘した場面は、牛若丸が馬で急斜面を駆け下りるところでした。
「おかしくないですか」そう続ける坂場に対し、下山は、動画を担当したなつに任せることに・・・こういうことを新人にまかせるのってどうなのよって気もしますが。
とにかくめんどくさい新人助手・坂場VSやる気まんまん!新人アニメーター・なつ
の展開に・・・
「馬が降りていて、怖がっているのであれば、前につんのめるのではなくのけぞるはずでは?」 「そこは表情で表現しています!」 「表情で説明すれば、それで済むのでしょうか?」 「表情とは、説明でなく表現です! ストレッチ・アンド……」 「ええ、ストレッチ・アンド・スクオッシュ(※茂木プレゼントのディズニー教科書にありました)ですよね。動きにリアリティがないと、ただの説明です。どうしてこうなるのでしょう?」 「牛若丸の性格です! 後ろに引かないから!」 「その前のめりが“鵯越の逆落とし”につながると。しかし、馬はどうでしょう? 馬は怖がりませんか。どう思います?」 「そうかも……しれません」
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この場面では【ストレッチ・アンド・スクオッシュ】の出し方が絶妙だったのですが・・・
困ったのは、下山たちは、「なつ=瞬間湯沸かし器」なのが分かっているのに、いくら描いたのがなつだからと、これだけの演出理論武装が出来ている演出助手相手に、なつに説明させて自分たちは「困ったなぁ~」みたいな顔で見ているのって、今の時代なら “ほぼパワハラ”状態です。
やはり、幾ら才能があろうが「なつ=瞬間湯沸かし器」なのが分かっている時点で、もっと早い段階で先輩である下山や麻子が助け船を出すべきだった。そして、結局下山が「直そう」と言うなら、ただのイケメンとカワイ子ちゃんを延々と画面に出すだけのシーンだったってことと同じでないか!と思ってしまうのですトホホ(;´д`)=3