【第68話あらすじ】「なつよ、千遥のためにつくれ(68)」 思いもよらなかった千遥の消息に、大きなショックを受けるなつ(広瀬すず)。咲太郎(岡田将生)や亜矢美(山口智子)のなぐさめにも、かたくなに心を閉ざしてしまう。翌朝、遅刻して東洋動画に出社すると、仲(井浦新)や井戸原(小手伸也)、下山(川島明)ら、アニメーターたちが集まり、キャラクター検討会が行われていた。そこでなつは、仕上げていた常盤御前のキャラクターを提出するが…。 (Yahoo!テレビより引用) |
昭和32年(1957)年8月15日。
生き別れの妹・千遥は、10年以上も前に家出し、行方不明になっていた――。そんな辛い事実が判明した日、なつは二十歳の誕生日を迎えます。
咲太郎はショックから立ち直ないであろうなつ励まそうとします。
「なつ、俺が悪かった。俺が千遥をあんな目にあわせてしまった……でも、どこかで生きていると信じている」
そう咲太郎が言うと、なつは苦しそうに「今すぐ千遥を探さないと。絵なんか描けないよ」
ここで咲太郎は、にっこりします。
「どうして? 千遥のために描くんだよ。漫画映画は、子供の夢なんだろ? その夢を、千遥に見せてやれよ」
咲太郎は【家族の絵】を広げながらこう言います。
これを動かすことが、なつの夢だったと。
「これを動かしてた。その絵を動かそうとして、漫画映画を作ろうとした。みんな生きてたんだろ?
そんないい夢、千遥に見せてやらないでどうすんだよ。千遥の、見たいものを作れ。千遥のために絵を描け、なつ。お前は絵を描け」
そう励まされ、なつの目がらんらんと輝き始めます。
きょうだいで、互いの思いを確認して、理解した。
それをきっちりと、過不足なく描写している。そうできる。
熱気と自信があって、きっちりとまとまっている印象深いシーンです😊。
お兄ちゃん、最初に印象悪くてあとから上げていく作戦だったんですね( ̄m ̄〃)ぷぷっ!納得です。確かに、去年の『半分青い』では、古畑星夏は、最初は好印象だったが、あとからひどい女だという印象に変わって、役者本人までそういう風に見えるようになってしまったと思う。そう考えると、最初に乱暴で、ヤクザのチンピラみたいな兄貴だと思わせておいて、あとから妹たち思いな一途な兄貴を演出はナイス!
ですが・・・出勤前の朝のシーンな昭和32年(1957)の夏にクリームを使ったケーキが朝の食卓にあがっていたことは疑問です――時代考証的なことはあまりいいたくありませんが、昭和27年(1952)の冷蔵庫は一般的なサラリーマンの月給10か月分の高級品で、冷蔵庫の普及率が 50%を超えるのは昭和40年(1965)。まあおでん屋を経営しているから冷蔵庫はあったかも知れないが、そもそも、昭和32年の夏にクリームを使ったケーキなど売っていたんでしょう?
まぁ、それは置いといて、咲太郎と亜矢美が自分の誕生日を祝ってくれたのに、店を出た途端に「ふぅ~」と溜め息をついた。字幕には無かったから、脚本家がト書きに入れたのか、演出家が現場で入れたのか、本人のアドリブの何れかだとは思うが、何の意図を以って「ふぅ~」を入れたのだろう? ここは「よっし!」ではないのかと思うのだが・・・
なつもなつだが、兄貴も亜矢美も出勤時間くらいわかっているだろうに、完全に遅刻している妹に朝からケーキをのんびり食べさせようとしている場合じゃないでしょ( ゚Д゚ )アラマッ
そして強引にサブタイトルに結び付けて終わりたい気持ちが見え見えのナレーションが被さったのが、遅刻して出社したなつのシーン。
どう見ても、寝坊したにも関わらず、今日も自分の見栄っ張りのために、カチューシャと服装選びとお化粧に時間を掛け過ぎたのが原因で遅刻したのに、汗だくで走って来た形跡もゼロで、更に前述の「ふぅ~」もあるから、ただの社会人としての自覚不足にしか見えなかった(´・c_・` ;)┌ ダメダコリャ・・・。
そして、こんな描写ばかり続けるから、いつまで経っても、なつは「私は可愛いから、みんながチヤホヤして当然」とか思っている節が消えないのです😓