【半分、青い。】-役者同士の信頼感について-


イメージ 1『半分、青い。』とはヒロイン楡野鈴愛が1970年代から現代までを駆け抜け、やがて“一大発明”を成し遂げるまでの半世紀におよぶ物語が描かれた。制作統括の勝田夏子氏は、放送当初「『半分、青い。』のタイトルにある“半分”にはさまざまな意味が込められておりまして、その中のひとつとして、“ひとりでは乗り越えらない困難も誰かと一緒なら乗り越えていける”という意味があります。ヒロイン・鈴愛を支えていくのは家族であり、友人であり、師となる方々なのですが、一番の存在は生まれてきたときから傍らにいる律となります。彼との絆がどう変化していくのか、その点を楽しみにご覧いただければと思います」コメントしていて、北川先生が手がけた脚本、そして永野芽郁さん、佐藤健さんらキャスト陣の演技にも手応え十分な様子だった。
 
イメージ 2また佐藤健さんは、「手応えを感じまくっております!」と語ると、「台本が本当に面白くて、現場で撮影をしていても永野さんは大スターになるんだろうなと。期待してもらって大丈夫です」と、永野の演技を絶賛した。当の永野さんも佐藤さんについて、「健さんは、いるだけで安心できる方。お芝居のとき、まっすぐにこちらを見つめてきてくださるので、自然と言葉が出てくるんです。現場にいると、何も考えずにいられる存在なので、律と鈴愛と同じような関係性ができているのかなと思います」と、お互い強い信頼関係が結ばれている感じだった。
 
また本作は舞台が岐阜のため、方言の取得にはふたりともかなり気を遣ったそうです。佐藤さんは、「本作は方言の使い方もひじょうに面白いです。キャラクターごとに方言のなまりが違って、そこにキャラクターが現れる。なかなか今までにない試みをされています」と、岐阜県出身の脚本家・北川のこだわりが詰まっていることを明かす。そして永野さんも友人と電話をした際に、終始岐阜弁で話してしまったそうで「友達から『東京の人だよね』と突っ込まれました」と語っていたり、お互い本作作品で鈴愛と律の故郷である岐阜へ愛着を明かしていた。
 
イメージ 3そして佐藤さんはまた台本を読んだ時点で、鈴愛というキャラクターが大好きになったそうで、「自分が律を演じているからというのを差し引いても、多くの方が鈴愛を大好きになると感じました。ドラマのストーリーというよりも、鈴愛を見ているだけで十分というキャラクターなんです。極論、誰が演じても魅力的になると思っていたのですが、永野さんはビックリするぐらいにピッタリで、さらに魅力的なキャラクターになっています。当て書きかと思うほどでした」とコメント。続けて「永野さんが動けば、もうそれで鈴愛として成り立っている。それでいて怖気づかずに自分のペースで芝居をしている。大物です」と永野さんへ賞賛の言葉を贈っていた。
このように番組開始とうしょから脚本家・俳優陣そして統括Pがそれぞれ互いにを認め合い敬意を払い合っているからこそ強固なる三位一体が完成し、今なお視聴者の賛否含めた色々な思いを心と記憶に残っている他に類をみない特別な朝ドラになったんだとおもう。