【まんぷく】-第106話-

エジソンしかり前作の萩尾律しかり真のエンジニアや発明家は必ず失敗の原因をとことん究明し成功に繋げます。そもとも萬平の人物設定は[発明に没頭すると周囲がみえなくなるなり空気が読めなくなるタイプの発明家]だったはず。でも今の萬平さぁ~んは完全にぶっ壊れてる。ただ彼は「自分を発明家と思いたい、けどその資質も想像力もなくそれを誤魔化すためにただの傲慢で卑怯者」になったダダの卑劣なヤツです。これも脚本家のペラペラの薄いいい加減な人物設定のせいですね。
本作の人物も基本萬平とおなじでマウンティング好きで相手を上か下、利用できる価値があるかどうかで見極め態度を決めるゲスい集団です。
世良の中抜きにも福子の学歴第一思考も鈴ばあさんのブシムスもほんの一例に過ぎない。
私なら世良なんて速攻絶縁しますよ。それを未だにユルユルな関係を続けてるのは世良にまだダネイホンの模造品が出たとき相手を恫喝したような利用価値があり忠誠心があるからです。それがなくなったら世良なんか直ぐポイですよ。
今朝の福子に「勉強しろ」と言わせる場面は萬平のクズっぷりが見事でした!あのように責任転嫁しておき、幼稚なお叱りプレイを福子に言わせ自分はニヤニヤみてるだけなんて女性をなめているとしかおもえん。子供のいじめ問題もそうです。我が子の訴えをろくに取り合わず。逆に「ラーメン屋の何が悪いと」怒鳴りつける始末。本作にあるのは飼っている犬が鳴いていたらどうかしたのかと思う前に「うっせーな、コイツかわいくねぇ」思う。
そんな世界観です。脚本家の思考が如実に現れると私は感じます。
それでも信者さんは「萬平さぁ~んはそんな事言ってません」「そんなこと思うあなたの心が捻くれるだけです。」と思われるのでしょうね(´Д`)ハァ…

忠彦の絵を描き上げた後の興奮し高揚したように顔を赤らめ酒を飲み月を見上げる姿にお思わず失笑。「芸術の新極地に達した」と描写のつもりだろうけど、かなり無理があるようで・・・芸術家をなめてますね。脚本家と制作チームの浅はかさに呆れるばかりです。