重力ピエロ
【解説】
切なくも感動的な一家族の絆を、独特のスタイリッシュな文体で軽やかに綴った人気作家・伊坂幸太郎の同名ミステリーを実写映画化。仙台を舞台に、連続放火事件とその現場で見つかるグラフィティアートの謎を追う兄弟が、やがて家族にまつわる哀しい過去と向き合っていくさまを、家族の愛を軸に軽妙かつエモーショナルに描く。主演は「それでもボクはやってない」の加瀬亮と「ホノカアボーイ」の岡田将生。監督は「Laundry ランドリー」の森淳一。
泉水と春は、優しい父と今は亡き美しい母の愛情に包まれて育った仲の良い兄弟。兄の泉水は遺伝子の研究をする大学院生。一方、街中で落書き消しの仕事をしている弟の春。彼らが暮らす仙台市内は、頻発する連続放火事件に揺れていた。あるとき春は、放火現場の近くに必ず謎のグラフィティアートが描かれていることに気づく。事件との繋がりを直感した春は、泉水を誘って夜の街で張り込みを開始するが…。
★★★☆☆
監督:森淳一
製作:「重力ピエロ」製作委員会
脚本:相沢友子
出演:加瀬亮 岡田将生 小日向文世 鈴木京香
製作年度:2009年
グラン・トリノ
【解説】
長年一筋で勤め上げたフォードの工場を引退し、妻にも先立たれた孤独な老人ウォルト・コワルスキー。いまや、彼の暮らす住宅街に昔馴染みは一人もおらず、朝鮮戦争帰還兵の彼が嫌ってやまないアジア人をはじめ外国人であふれる通りを目にしては苦虫をかみつぶし、亡き妻に頼まれたと、しつこく懺悔を勧めてくる若造神父にも悪態をついては追い返す日々。自宅をきれいに手入れしながら、愛犬デイジーと72年製フォード車グラン・トリノを心の友に、お迎えが来るのをただじっと待つ退屈な余生を送っていた。そんなある日、彼が大切にする自慢の庭で、隣に住むモン族の気弱な少年タオと不良少年グループがもみ合っているのを目撃したウォルト。彼らを追い払おうとライフルを手にするが、結果的にタオを助けることに。タオの母親と姉がこれに感謝し、以来何かとお節介を焼き始める。最初は迷惑がるものの、次第に父親のいないタオのことを気に掛けるようになるウォルトだったが…。
監督:クリント・イーストウッド
製作:クリント・イーストウッド、ロバート・ローレンツ、ビル・ガーバー
製作総指揮:ジェネット・カーン 、ティム・ムーア 、ブルース・バーマン
脚本:ニック・シェンク
出演:クリント・イーストウッド、ビー・バン、アーニー・ハー、クリストファー・カーレイ、ジョン・キャロル・リンチ
製作年度:2008年
バーン・アフター・リーディング
【解説】
「ファーゴ」「ノーカントリー」のコーエン兄弟がブラッド・ピット、ジョージ・クルーニーをはじめ豪華キャストの競演で描く痛快ブラック・コメディ。CIAの機密情報を含んだCD-ROMが、ひょんなことからお調子者の男の手に渡ってしまったばかりに、様々な人物を巻き込み大騒動へと発展してしまうドタバタ劇が軽妙なタッチで綴られる。出演は他に、ジョン・マルコヴィッチ、フランシス・マクドーマンド、ティルダ・スウィントン。
アル中が原因でCIAを辞めさせられたオズボーンは、意趣返しにと暴露本を執筆中。一方、エロオヤジの財務省連邦保安官ハリーと不倫中の妻ケイティは、秘かに計画している離婚を有利に進めるべく、オズボーンのパソコンをまるまるCD-ROMにコピーする。ところが、ひょんなことからそのCD-ROMがフィットネスセンターで働くiPod中毒の能天気男チャドの手に。彼は整形費用が欲しくてたまらない同僚のリンダと共謀し、CD-ROMをネタにオズボーンを脅迫しようと浅はかな計画を立てるのだが…。
所々笑えるところがあったけど、全体としてみると面白くなかった。
無駄な時間を過ごした気分。
監督:イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン
製作:イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン
脚本:イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン
キャスト:ジョージ・クルーニー、フランシス・マクドーマンド、ジョン・マルコヴィッチ、ティルダ・スウィントン、ブラッド・ピット
上映時間:95分





