《登場人物》
杏奈:高校1年生。この学校の転校生
美沙:高校1年生。杏奈と同じクラスの友達
紗季:杏奈のクラスメイト
里穂:杏奈のクラスメイト

春奈:杏奈と美沙の担任の先生。音楽の先生



杏奈「おはよー!」
美沙「あ、杏奈。おはよう…」
なんだか憂鬱そうな美沙。
杏奈「美沙、元気なさそうだけどどうしたの?」
美沙「今日の特別授業ってあるでしょ?あれが憂鬱で…」
と言いながら予定表の特別授業と書かれた場所を指でとんとんと叩いた。
杏奈はこの学校に転校してきてまだ2週間、1ヶ月に1度ある特別授業はまだ受けたことがない。どんな授業かととても楽しみにしているのだ。

杏奈「ねえ、特別授業って何するの?」
美沙「ああ、杏奈ははじめてだったか…それがね……」


ガラッ
春奈「はーい、みんな、席について」

美沙「あっ、先生だ…」
相変わらず憂鬱そうな美沙だったが大人しく席に着く。
杏奈「(どんな授業なんだろう。あの優等生の美沙が嫌がる授業なんて…)」


春奈「じゃあ今日は特別授業です。あ、杏奈さんははじめてだったね。じゃあまず杏奈さん、前に出てきて」

杏奈「はい」

呼ばれて前に出ていく杏奈

春奈「じゃあ手を上にあげてくれる?」
杏奈「あの、先生…何するんですか?」
春奈「それはお楽しみよ。さあ、手を上げて」

言われたとおり手を上げてみる
みんなが私のことを見ていて少し恥ずかしくなってきた。それになんかみんなにやにやしてる気がする…

と思ったら上から吊るさられていた紐で先生が手を縛り始めた。

杏奈「え、先生!何するんですか!?」
春奈「今から笑顔の練習をするんですよ。」

先生はとても楽しそうに縛り続けてる。

杏奈「え、う、動けない!!笑顔の練習って何!?」
春奈「よし、完成…じゃあ今から特別授業始めていきますね。こちょこちょ〜!」

そう言うと春奈は杏奈の脇腹をこちょこちょといじめ始めた。

杏奈「あはっ、あははははは!!ちょ、せんせ…あははははは!!な、なに…す…あははははは!!」

杏奈はじたばたして拘束を解こうとするが外れない。

春奈「何って?笑顔の練習ですよ。この学校では月に1度くすぐりの授業があるんです。」

そう言いながら杏奈の脇腹をくすぐり続ける。

杏奈「や、やめ…!きゃははははははは!!!そ、そこだめ!!も、やめ…!あははははははは!!!」

春奈は杏奈の脇腹をこちょこちょとくすぐるのをやめて揉み始めた。

春奈「杏奈さんはこれが弱いのかな?もっと笑顔にしてあげますね〜!」
そう言いながら杏奈の脇腹を揉み続ける。

杏奈「やめて!!あははは!!!も、むり…!!くすぐった…!あははははは!!」

先生の指が一旦止まる。

春奈「じゃあ今からみんなで杏奈さんを笑顔にしてあげましょう。美沙さん、紗季さん、里穂さん、前に出てきて」

先生1人であんなにくすぐったかったのだ。こんなに大勢からくすぐられて耐えられるわけがない。杏奈は半泣き状態で

杏奈「先生、もうやめてください…」と言った。
春奈「あら、杏奈さん。そんな悲しそうな顔をしないで。笑顔の練習なのに。じゃあ今からみなさん、やりますよ。こちょこちょ〜!」

先生の合図でみんなが杏奈の身体をくすぐり始める。

美沙は杏奈の足を片方持ち上げて足の裏をこちょこちょした。

杏奈「み、美沙!やめて!!足は……!!あは!あははははは!!くすぐっ!あははは!!!」

美沙「杏奈、ごめんね。こちょこちょー!」

そう言う美沙も楽しそうだ。
紗季はがら空きの脇の下を里穂は杏奈の耳に息をふきかけながら首をこちょこちょとくすぐっている。もちろん春奈は脇腹をモミモミ、コリコリとくすぐり続けている。

今まで味わったことがないくすぐったさに杏奈も笑い続けるしかない。

杏奈「あははははは!!や、あはは!!きゃあああ!!も、やめ…ゴホゴホ…あははははははは!!!あー!!!あはは!!」

時々むせながらもくすぐる手はやまない。むしろクラスメイトたちがどんどん集まってきて手は増えていく。


杏奈「も、むり!!あははははははは!!!や、あは!やめ!!あははははははは!!!やめて!!あははははは!!!」

キーン…コーン…カーン…コーン

その時チャイムがなったが杏奈の笑い声で誰も気づかない。

杏奈「きゃははははははは!!!も、もう!あははははは!!やめ!!あははは!!あは…!」

杏奈はだんだん意識が遠のいていく気がした。

春奈「あ、授業終わってた!はい、みんなそこまで!席について」

杏奈はやっと終わったか…と思ったが次の先生の言葉を聞いて驚いた。

春奈「じゃあ10分休憩!10分後また杏奈さんをみんなで笑顔にしてあげましょう!」