CAMBODIA 2015 | FirstCutとCutitのブログ

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それぞれの素敵な街にとけ込むあったかヘアサロン。


街の事、サロンの事、スタッフ同士の事・・・

いろんな事を通じて雰囲気を発信しています☆

カンボジア


首都 プノンペン   通貨 リエル


人口 およそ 1500万人



初めて降り立ったカンボジアは、この2015年の現在でさえも、驚く様な生活を余儀なくされている。


おそらく、お金持ちとはいえ、日本の一般家庭のレベルではないだろうか。


首都にある国際空港は、日本の地方空港とそんなに変わらない程度の大きさ。




市街へ出れば、車、自動二輪、人で溢れ、信号のない十字路では、今にも事故が起きてもおかしくない状態。


軒並ぶ店舗の商品は、行き交う車の排気と土埃に塗れている。


水路は土色に濁り、幾多のゴミが浮き沈みを繰り返す。


人はお金を求め、観光客とあらば執拗に付き纏う。



しかし、フランスの植民地だった頃の余波か、建物や看板は華やかに造られ、色鮮やか。


パンも美味しい。


忙しない市街から離れ、バスで揺られること、約4時間。



国道から一歩脇に入れば、凸凹の赤土の道が顔を出す。


両脇の木々の隙間から、赤土を照らす木漏れ日が道を彩る。




市街とは全く違った、穏やかな空気。


同じ空とは思えないぐらい、澄んで見えた。


子供達は毎朝6時に起床し、約10時間、勉学に励む。


食事は年長を中心に、自分達で作る。


通学に使う自転車も、壊れれば片道4時間の市街へ部品を買いに行き、自分で直す。


子供達は互いに助け合い、時には喧嘩もしながら、逞しく成長している。


勉学だけでなく、芸にも励み、私達に演舞を披露してくれた。



綺麗な伝統衣装に身を包む。


男は凛とし、女は色が付く。


伝統楽器の音色と共に、目と耳を楽しませてくれた。



私達、日本人からすれば、過酷で貧しい暮らしをしている子供達。


この理美容業を通じ、なんとなく子供達を励ます気持ちで訪れたつもりだったが。


私達は終始、歓迎され、見送られ、丁寧に丁寧に扱われた。


励ますという気持ちで居た自分が、恥ずかしかった。


ただの日本人の驕りだった。


彼らの夢は、お医者さん、公務員、先生。


現時点では理美容師というワードはなかったが、いつか...



行く場所行く場所に、衝撃、驚愕。


日本という国はどれだけ恵まれ、幸せな国なのか、改めて実感した。


母国の豊かさを知ると同時に、衣食住のありがたさを痛感した。





カンボジア、最初は色々驚いたけれども。


また、来たいと思った。


もしかしたら、普通の旅だったら、そうは思わなかったかもしれない。



arabustam