これはブログを始めた初期の頃、私が体験した怪しい治療院の事を書いたものです

 

主人の所属する整骨院、整体院で

 

治す

という言葉は使えない
 

症状を改善させる

が、正しい。
 

企業のコンプライアンスが重要だと

言われる様になってから久しい

 

 

今、改めてもう一度

読んで欲しい内容なので

修正して再投稿いたしました

 

 

病を抱える人達は皆

藁をも掴む様な気持ちで

新しい治療法を探している

 

 

特に

もう西洋医学ではここまでですよ

と言われる不治の病

難病と呼ばれるものであれば

なおの事、治ると聞けば

北海道から九州まで

どこへだって飛んで行き

いくらだってかける

・・・・これが患者の心理だと思う

 

 

しかし、その気持ちを利用して

金銭目的だけの

イカサマ治療院もあるのだ

 

 

youtubeやネット検索を

上手いこと利用して

患者をその気にさせる

悪徳商法も多くなっている

 

 

私も、最初は乗せられて

その気になりその治療をなんとか

受けようとして必死になった

 

 

今となっては信じられないが

その時の自分の気持ちが

どうしてそんなイカサマを

信じたのかをお話ししたい

 

 

それは、結果から言えば

 

自分の弱さだった。。。。

 

その治療院をみつけたのは

youtubeだった

普段はもっぱら音楽のMVを

観るのだが、その日に限っては

医療系の動画に

たどり着いてしまった

 

 

見ると、使用前使用後の様な感じで

歩けなかったパーキンソン病の

患者が、次のシーンでは

立ち上がって、まっすぐに

綺麗に歩いていた

 

自分の願望が創り出す名医

 

ただそれだけで

なぜ信じてしまったのか?

 

 

それは、自分の信じたい願望が

勝手に名医を作り上げたからだ

 

 

この病気になって気付いたのは

無理と知っていながら

信じようとする

自分の弱い心の存在だ

 

 

最初は、よく知らないのだから

しょうがないとして

途中でいい加減コレはまずい

と思い始めても

そんな気持ちを否定する

自分にも出会ってしまうのだ

 

 

そして、その治療院に行き

先生の話を聞き、入会金など

入れてしまったらもう最後だ

 

 

今度は、そんな自分の労力と

たった少しの投資に対して

又、自分自身が言い訳をはじめ

神の様な先生像を作ってしまう

 

 

こういう、人の心理を利用した

商売は最低だと思う

すべてが終わってだまされたと

気付く時には

大きな負債と精神的ショックが

病気の自分に

降りかかってくるのだから

 

 

ただでさえ辛いのに。。。。

 

youtubeでみつけたあやしい治療院

 

 

youtubeで見つけたその治療院に

電話してみたら、オーナーと思える

おじさんが軽い感じで

 

「パーキンソンとリウマチは、治るから・・・

私の得意分野だから。」

 

と言った

 

「え〜〜〜〜っ??!!治りますか〜〜?」

 

 

「治るよ、リウマチは自信ある

・・パーキンソンもね。」

 

 

と、言い切った

 

 

私のその時の気持ちが

どれだけ嬉しく

華やかな未来を想像して

弾んでいたかおわかりだろうか?

 

 

暗闇に一筋の光

 

 

早速、予約を取って

その治療院に行ってみた

 

 

家から2時間はかかったが

電車で行ける距離という

私の環境は、ラッキーだと思った

 

 

本当に、この病気を抱えた

患者さんたちは、病気が治る

と聞けば日本中、いや世界中でも

飛んで行くだろう

 

 

駅から歩いて1分

らせん階段を登った3階にその治療院はあった  

 

 

中に入ると、エンジ色のソファーが

囲む待合室でその院長は待っていた

 

 

60代後半という感じの

ガッチリした体型の男性で

よく喋りよく笑う

 

 

「私が開発しちゃったんだよね

耳ツボ刺激でパーキンソンが

完治するっていう器具を」

 

 

この年代の人として

また、内容的にも

なんだか喋り方が軽い気がしたが

 

「ホントですか??是非教えてください。」

 

もう、相手の軽い話し方なんて

一瞬で忘れて、私は

二つ返事で答えていた

 

 

その後、患者さんが

いかに自分の治療で

良くなったかを動画と

患者さんが書いた文字で

説明したのだが

はっきり言って

違いがさっぱりわからない

 

 

唯一youtubeで見た動画だけが

ハッキリと、歩けなかった患者が

立ち上がって、歩いているので

説明が納得出来た

 

 

しかし、ここからなのだ

病人の心の不思議な所は。。。

 

 

「料金はトータルで100万ね。

ただし,途中解約や返金は無しね。」

 

 

もう、思いっきり人の弱みに

つけこんでるのは

分かりきっているのに

 

 

「よろしくお願いします。。。」

私は、真顔でそう言った。

 

信じたい心

 

他人から見て

何でこんなイカサマに

気づかないのだろう?

と思う事件がある。

 

しかし、人は苦境に立たされると

藁だとわかっていても

掴んでしまう時があるのだ。

 

 

「トータルで100万ね。

途中解約や返金は無しね。」

 

 

普通の神経なら

「そんなテキトウな説明で

そんな大金払える訳無いでしょ?」

 

 

と、言えたと思う。

普通なら・・・・。

 

神秘の領域に踏み込むしかなくなる

 

西洋医学は原因に対して

答えをすぐくれるが

限界も同時に突きつけてくる

 

 

これ以上は、もう無理ですと

言われてしまう

 

 

そこに、東洋医学の

気だの鍼だのツボだのという

神秘的な話がからんでくると

 

 

一気にその領域は広くなる

 

 

答えは無限大で、個人差こそあれ

その可能性には

期待させられてしまう

 

人は、信じたいのだ。。。。

 

不確かなものでも高額なものでも

自分に希望を

与えてくれそうなものは

とにかく信じたいのだ

 

 

「よろしくお願いします」

 

 

そう言った時の感情は

もうこの暗いトンネルから

出られるなら、何でもやってやる!

という

 

希望に満ちた、というよりは

半ばヤケクソ的な

気分もあったと思う

 

 

高い治療費と患者の心理

 

 

私は、金持ちでは無い。

100万円という大金を右から左に

払えるような身分では無い

 

 

しかし、老後の為にと

コツコツと貯金していた

当時のお金の1番の使い道は

元の健康を取り戻す事だった

 

 

それと、これは

不思議な患者の心理でもあるが

自分がちょっと手が届きづらい

高いと感じる治療を何故か

信じてしまう・・・

 

 

という価値観みたいなものもあって

これは昔のブランド信仰に近い

感情かも知れない

 

 

その後あの院長とは

治療方法の内容で大もめにもめ

なんだか怪しいのでやめる事にした

 

 

幸い被害には至らなかった

今となっては、本当にあの時に

やめて良かったと思う

 

 

しかし、その後も周りから

「神の手」と呼ばれている

鍼灸治療院に40万を払い

 

1回四千円で頭のツボに

鍼を一本だけ刺して治療する

治療院にも数十回通い

 

奇跡を起こすという大先生に

45分で55,000円を支払い

岩盤浴、気功、霊能者、漢方

セミナーなど

あらゆる事にお金を使って来た

 

その度に希望と失望を繰り返し、今に至る

 

 

あのツボ治療のイカサマ治療院にも

全国から患者さんが集まっていた

と聞くから驚きだ

 

その後

裁判沙汰になった

ケースが何件かあるらしいが。。。

 

 

皆、私と同じように

自分の辛い状況を自分や

家族や愛する人のために

乗り越えようとして頑張っている

 

 

企業のコンプライアンス、守って欲しいです

 


患者の純粋な心を踏みつけないで欲しい

私たちに一番大切なのは希望だから。。

 
 

 

長文を読んでくださった方

ありがとうございました。