私は人付き合いが苦手。というか、女性はお喋りと思われがちだか、話が得意ではない。
いわゆるコミュニケーション能力がないのだ。というのも、元々子供の頃から、引っ込み思案ですごい上がり症だったので、人前で話をしたり、学芸会や発表会で舞台に上がっても、客席を怖くて見れなかった。上がり症は今でも克服出来ていないが、そんな私も人の親になった。親になった事で子供の為に親として、色々と頑張らなきゃと思ったが、どうにもこうにも難しいもので。人付き合いが苦手過ぎて、子供を持つお母さんは皆ニコニコしているのに、私は別。挨拶すら難しく、下を向いてしまったり、目が悪いのではっきりと目が合っているか分からず、反らしてしまったり、また、顔が強張ってしまって、挨拶は出来ても、顔が怖く見えたりと。。自分で思い当たる様な事を考えた結果だが、案の定、保育園でのママ達とトラブルに。。女性はあからさまなので、直ぐに態度に出る。見ていて、直ぐに分かった。それでも、娘の為に保育園の送り迎えは頑張ったが、すごいストレスだった。
その後、幼稚園に入り、トラブルもリセットされたと思ったのも束の間、またまた人付き合い苦手な為に、子供と同じクラスのママ達とトラブルに。自分自身が悪いのだが、流石に又かと思い、私も疲れていた。1人ならまだしも、いつの間にか複数になっていたからだ。中学生の頃、いじめにあったからか、人の態度には敏感。次第に、子供のお迎えにも足がすくんで、お迎えに行くのが怖くなり、出来る限りお迎えは主人にお願いした。
そのお陰で、漸くストレスが軽減された。
今は、小学生になって、仕事の関係もあり早目に学校へ連れて行っている為、前出のママさん達と合わずに済み、またコロナで学校行事が殆ど中止になってしまったので、学校関係でのストレスはほぼ解消されている。
しかし、私はいつからだろう、思い当たる事はいくつかあるが、母になってから、あまり笑わなくなってしまった。自分の母親にもよく言われるのが「毎日、楽しく笑って過ごしなさい」と。「笑顔は大事だよ」と。
私自身それは解っているのだが、なぜだろう。なぜ私には出来なくなってしまったのか、分からない。
心の中に何か払拭されていないものがあって、そうなってしまったのか。私だって、毎日笑顔で過ごしたい。
そんな私が毎日せっせとしている事がある。それは「節約☆」だ。
節約を始めたのは、主人の収入が少ないから。というのも、元々、全国で所得の低い県に住んでいるからだ。1番の理由に、子供が大学等に行く事になった時に、親として負担を掛けさせない為に、ちゃんと費用を払えるようにしたい。というのと、老後、貰えるかも分からない少ない年金を当てにせず、少しずつでも貯金する為だ。
笑顔も大事だが、私にはお金も大事。結婚してから、主人とお金の事でケンカになった事が幾度とあった。その当時は、一月貯金が5千円も出来るか出来ないかで。なのに、主人は私の気持ちを察する事もなく、主人の車(軽自動車)が、年式も古く故障が出始めていた
ので、私としては(二人の少ない収入でもがんばって)軽自動車の新車に買い換えさせてあげたかったので、買い換えの話をしたら、三人家族なのに、ファミリーカーが欲しいと言い出して。主人が欲しいと言ったのはワンボックスカーの中古車であったが、軽自動車の新車よりも高い物だった。子供が生まれてしばらくした頃、主人に「二人目が欲しい。」と言われたことがあった。しかし、主人の少ない収入で二人も育てられる自身がなく、二人目は断念してもらった経緯がある。それなのに。。お金の管理は私だからか、無頓着過ぎて。お金にだらしない。何も考えずに、自分のしたい事をポンポンと言って来る。節約も大変なのに。私の気持ちを解っていない。でも、私は主人と約束をした。「今は高いから買ってあげられないけど、その代わりあなたのお弁当代を減らすから、あなたもそのお金だけで我慢してやりくりして節約して。あなたのボーナス(10万ちょっとでもあるだけありがたい。)は、全部貯金するから。」
あれから、5年。私は、その言葉通り主人のボーナスを一円も使う事なく貯金し、自分の
為にもお金を掛けず、着実に貯金を増やして来た。お金を使う時は、子供と主人の為だけ。自分の為には、ちょこっとした100円内のお菓子を買ったりと、それだけが私のストレス解消法だ。コンビニにも滅多に行かないが、たまぁに行くと美味しそうなスイーツがあるが、手には取って見るものの、私には100円以上だと高く、そのまま戻してしまう。
なのに、頑張って貯金をしていた数年の間に、中古のワンボックスカーの話のはずが、「新車」へと変わっていた。怒りも覚えたが、呆れるを通り越していた。が、今は主人も私が苦労して節約しているのを解ったからか、車の話を出さなくなった。
節約は簡単じゃない。私の節約が無理をし過ぎなのかも知れないが、節約は大変。
前職の時、出勤までの時間があったので、出勤前の朝からスーパーに寄っていた。たまたま寄ったら、値引きされている食材があったので、それから朝からスーパーに行くようになった。恥ずかしい話だが、朝からスーパーで買い物をして、中身が見えない別の袋に移してから、会社の冷蔵庫に入れて置かせてもらっていた。しかし、買い物はあくまでも節約目的。値引きされているものがなく、買いたい物がなければ節約にならないので、安い物がない時は買わずに店を出た。また、私は優柔不断で、一度カゴに入れても買い過ぎかなと思ったり、やっぱりすぐには食べない使わないかもと思ったら、戻す事がある。しかも、仕事前(当然、お店の人には分からない)で大きなカバンを持った私が、何も買わず出たり、悩んでウロウロしていたら、怪しいと思われても仕方がない。後々、ネットで検索したら、そういう行動が記載されていた。何が言いたいかと云うと、そう、万引き犯と誤認されたらしく、急にスタッフの態度がおかしくなったのだ。私はやたらと人間関係のトラブルに見舞われるので、すぐに気付いた。しかし私は何もしていないので、そのスーパーに普通に通い続けたが、警備員さんに跡をつけられ、ATMに行っても、後ろから見られたり(ATMの鏡?に写っていた)、男性の社員の人に「いらっしゃませ」と言われたので、その人を見たら目が合ったので、会釈をすると、口を半開きで睨まれながら、会釈を返された。人間というのは、人を疑ってしまうと徹底的なんだと思い知らされた瞬間だった。流石に、普通に通い続けていても、こういう事が続くと買い物に行くだけで相当のストレスが溜まった。その後暫くして、勤めていた会社が畳む事になり、新しい職場が逆方向にになったので、そのスーパーへは行く事がなくったが、私の災難はまだ終わらなかった。