コロナウィルスの脅威がますます迫ってきた。
医師団はすぐにでもロックダウンをしなければ、
ニューヨークのようになると言っている。
私はつねに感染に怯えているけど、
全てをアルコール消毒できるほどの在庫がないし、
だんなさんはわかっているようで、
まだまだわかっていなくて、
髪を洗わずに寝たり、
仕事から帰ってきたままの服で、ベッドに潜り込んだりする。
そんな中、ずっと止まっていた咳が出始めた。
微熱も続く。
心配になって病院に電話したら、
主治医が欠勤していて、代理の乳腺の先生に診てもらうことになった。
代理先生は冷たい感じで、
代理だからなのかあまり親身でないと感じた。
レントゲンを撮ると、右肺に陰が。
(治療して陰が消えていたところ)
わたしは正直、ついにコロナに感染したかと思ったが、先生はわからないから、来週呼吸器系を受けてくれという。とにかく肺炎になってると。
これが金曜日で、月に呼吸器系をうけるまで、
生きた心地がしなかった。
抗菌剤を貰う。
抗菌剤は少し効いたような感じもした。
そして月曜日。
その日主治医は外来は受けつけていないが、手術で来ている事を知っていたので、受付で事情を話してみた。
聞いてみるのでまずは、呼吸器科をすませてください。
血液とって、レントゲン。
そして診察。
もともと私はこの呼吸器科の担当医が好きでない。
いつも不安を煽ることを言うからだ。
CTを撮る、となり、
また診察を待っているあいだ目の前にテレビがあり、志村けんさんの訃報速報が入る。
怖い。
そしてCTの結果は、やはり右肺下部にべったり陰があると(べったりの言い方がいや)
腫瘍マーカーは横ばいだが、うんねんかんぬん。
(あとからみたらマーカー値は横ばいでなく下がっていた)
薬が効いてないなら治療を変えた方がいいかも、とか
乳腺科のテリトリーのはなしをはじめたので、
ではあとは主治医と話します。
と切り上げた。
このときまだコロナの可能性を否定しない、けどPCR検査は出来ないと言っていた。
そして、やっと信頼する主治医に会えた。
マーカー値は下がってるし、炎症は多少上がっていて、たぶんイブランスで白血球値が下がってるから、
免疫力が下がっている。で、もともと弱っている右肺下部に炎症をおこしたのだと思います。
イブランスをもう1週休薬しましょう。
コロナウィルスではなさそうだ。
(先生も立場上、違いますと断言は出来ない)
心底ほっとした。
これは夫でも私に与えられない、安堵感だ。
最初の金曜日にいてくれたら、
こんな辛い日々を過ごさなかったのに!
とおもう反面、自分の主治医がほんとに良い先生だと
再認識出来たのが、今回得た事であった。
でも、まだまだまだ、コロナウィルスとは戦わなければならない。
疲弊しないように、うまく気晴らししながら、
生きていかねば。