先月末に読んだ本「貧乏入門」(小池龍之介著)

あのときは心に響かなかったなどと思ったけれど、なんだか後からじわじわくることもあるのでびっくりしている。

物欲についての説明のところで、「要するに人に『こういう人と思われたい』がために着飾ったりしている」みたいなことが書いてあったのだと記憶している。

本を読んだ後も小池さんほどに「なにもいりません」状態には決してならない私だけれど、上記の考え方を知ったことで精神的にゆとりは生まれたな、確かに。

ていうか人に「金持ち」「頭いい」「おしゃれ」とか思われることってどれほど重要なのかしら?

そりゃ「貧乏」「頭悪い」「ださい」などと見られ、それゆえに不当に扱われたりしたら腹立つなぁ~。

でも、ある程度自分を理解してくれる家族とか友達とかもいて、例え見知らぬ人に不当に扱われたとて「こいつ、それしきの人間」と思える今となっては、別に「こういう人と思われたい自分」は演出しないでいいのだよな~私、、とつくづく思った。

だって私、友達がお金なかろうが、いつも穴あきズボンでいようが、魂が自由でよいままでいてくれればそれで充分スキなわけだし。

友達に見栄などはることはもっとも愚弄な行為!(ハマカーンの浜谷風で)

というわけで、なんとなく開放された。

それからは、「着たきりすずめと思われてもよいのだ」とスキなものだけ少し買って、そのスキなものだけを着ている。

いつも同じだけど。

平気。

別に。

人になんて思われても全然いい。


昨日、結構むし暑いカンジだったし、冬に飽きてきていたというのもあってシャツをおろした。

マーガレット・ハウエルの襟なしシャツ。

軽くて着心地もよくて満足。

値段がちょっと「え??」と思うような値段だったけれど。

やっぱ気に入ったものはよい、、、と思いつつも。

実は最近、マーガレットハウエルが大好きで、去年宝島社から出ていたムック本もじっと見ている。

それから、昔Ku:nelに載っていた特集や、この間やっと手に入れた暮らしの手帖32号の特集など。

神南のショップには行ったことないけど、いつかぜひ行ってみたい。

それから、もちろん、ロンドンの本店にも。

「着心地の悪い洋服を着ていると表情にも表れると思う」とマーガレットが言ってて、結構はっとした。

それ以来私は着心地が悪いけどバリエーションのために、、、と持っていて、たま~にだけ着ていた服を全て捨てた。

それから彼女は「少しでもいいから気に入ったものをもつことが大切」とも言っていた。

これもまた、深く考えちゃった言葉。

ところで、いつぞやのKu:nelの特集にはマーガレット・ハウエルのシャツは専用のお針子さんがいるとか書いてあって、その製造工場の模様なんかが大々的に写真入りで特集されていた。

それでこそ、あの値段だけど、、、そんなのって可能なのか?と自分のシャツを見たら「中国製」って書いてあったドクロ

なんかちょっとショックだけど、形とか布のカンジとかやっぱりスキだから、別に後悔はしていない。

ただ、値段は1万5千円くらいが適正かと思うのですが。

ハウエル好きの一意見でございました。



春になるとなんだか新しいことを始めたくなるのか、ブログも新しく始めることにしました。

超!僭越ながら、実は村上春樹さんに触発されてしまったパンダ

村上さんが久々ananでエッセイを連載すると聞いて、なんとなく~。

アドレスがcurryradioとかなってるのも、村上ラジオへのあこがれの気持ちからです。あ、あとオリラジもスキだし。

うほうほ。

ところで、コメントとかペタとかその他もろもろ、交流できるような機能は全て取り払っています。

すみません。

ネットをできる時間がそう長くないので、お返事もできなくては失礼になるというのが理由です。

あと、実際に交流のある友だちであれば、ブログは近況報告代わりに読んでもらって、実際のコメントは個人的なやりとりの中でしていきたいな、、、って思っているからです。

話題はうーん、多分、子育てが中心になるのかもしれない。

そこばかりはちょっと自分も分からない。

実は以前も友だちに公開しようと作っていたブログが急にお笑いの話ばっかりになってしまい、軌道修正できぬままリアルフレンドには誰にも公開せずに終わってしまったという経緯がありますのでドクロ

えーと、気ままに時間あるときにでも読んでもらえればうれしいです。

はじまりはじまり。