こんばんは。


今日は暑かったですねぇ。


気温だけ見ると真夏よりはまだまだ低いのですが


季節の変わり目のこの時期は特に暑く感じます。


最近では節電のためにサマータイムの導入や


スーパークールビズなどが取り上げられていますよね。


エアコンを使わずになるべく涼しく過ごす方法など


いろいろな節電対策が話題になっていますが


逆に注意していただきたいのが「熱中症」です。


いくら節電といっても無理やり暑いのを我慢して


体を壊してしまっては元も子もないですからね。


私たち整備工場で働く人間もこの時期は十分注意しています。


水分だけでなく塩分もしっかりとること。


頭痛や倦怠感を感じたら無理をせずに涼しいところで休息をとること。


この二つがとても重要です。


皆さんも体調には十分注意しつつ、無理なく楽しく節電していい夏を過ごしましょう!





さて、今日はタイトルの通り、ポルシェ 911 930 SC の


ペダルブラケットASSYのオーバーホールについてです。


クラッチペダルやブレーキペダル、アクセルペダルなど


動きがなんかおかしいと感じたことはありませんか?



この車両はボッシュ診断でご入庫いただいたのですが


同時にクラッチペダルのフィーリングもおかしい感じがするということで


修理のご用命をいただいておりました。



まずはペダル廻りの分解から。



ポルシェ ベンツの修理、車検の輸入車専門修理工場カレントテックセンターのブログ



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ペダルのブラケット廻りの構造はそれほど複雑ではなく、


というよりもむしろシンプルな造りをしていて、シャフトの付け根などに


樹脂製のブッシュが組み込まれています。


その構造のシンプルさゆえに、そうしたブッシュ類の劣化や破損が


ペダルを踏んだ時のフィーリングの変化にダイレクトにつながるんですね。



一通り分解したら各部のブッシュを新品に交換していきます。



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まっさらなブッシュがまぶしいですね。


そして今回はブッシュ以外にも異常が見つかったのでそちらも改善していきます。



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シャフトの先のほうに亀裂が入っているのが分かるでしょうか。


力がかかった時にこの亀裂が若干開き余分な遊びを生み出していました。


もちろんこのまま使用していれば最終的には破損してしまうでしょう。


このシャフトも併せて交換させていただきました。



そして一通りペダル廻りの作業が完了したら


今度はクラッチペダルの遊びの調整です。



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ワイヤー式のクラッチの遊び調整というと


ワイヤーの付け根部分で張りを調整するのが一般的ですが


このポルシェシンクロの915ミッションの場合は


クラッチワイヤーの遊びをなくし、レバーのクリアランスを調節することによって


クラッチペダルの遊びを調整していきます。



オーバーホール後は見違えるようにクラッチペダルのフィーリングも良くなり


オーナー様にも大変ご満足いただけました。




ある程度年式の古い車ですと、なんとなくおかしい感じがしていても


こんなものなのかなと思ってそのまま乗っていたり


正常な状態が分からないといったことが多々あるかと思います。


しかし実際は本来の性能を十分に発揮できていないケースも結構多いんです。



もし少しでもこれが本来の性能なのかなと疑問に思うところがあったら


迷わず相談してください。


もしかしたらあなたの愛車はまだ眠ったままかもしれませんよ?


愛車も本来の姿を取り戻せばきっと嬉しいはず!


元気な愛車で楽しいドライビングを!





それではまた。






byサービスフロント鈴木


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