こんばんは。
関東地方も梅雨入りしましたね。
例年よりも早い梅雨入りのようですが
その分早く明けると思えば気分も軽くなります。
雨はそんなに嫌いではないという方も多いかもしれませんが
やはり晴れている方が気持ちがいいですよね。
先日テレビで雨の日の過ごし方を紹介した特集をやっていましたが
個人的には家で過ごすならやはりDVD鑑賞ですね。
かなりベタかもしれませんが巣籠もりするならコレに限ります。
特に最近は海外のドラマシリーズも沢山あって選択肢はかなり豊富。
シリーズ物は一気に観ると達成感ありますよ(笑)
あ、くれぐれも休憩は入れてくださいね。
観疲れて途中で寝てしまうと電気がもったいないですからね。
さて、今日はゲレンデヴァーゲンのリヤアクスルシャフトベアリングの交換について。
車両はW463のG320ロングです。
前後ともリジットアクスルですね。
構造的にはそれ程新しいとは言えませんが
堅牢で耐久性もありゲレンデヴァーゲンらしい造りといえます。
アクスルケースの中を通っているアクスルシャフトは
ホイールの付くフランジからデフのギヤまでの部分が一体となっており
フランジのすぐ裏の部分に今回交換したベアリングがあります。
バックプレートからフランジの付いたシャフトが抜けているのが分かるでしょうか。
ちょうどこの差し込みの口の部分にベアリングが組み付けられています。
ベアリングという名前ではありますが、アクスルケース内のオイルが出ないようにする
オイルシールの役割も果たしています。
特に高い油圧がかかる部分ではありませんが
劣化が進むとシール性が損なわれ、ギヤオイルが外へ漏れ出してきます。
この車両は初期のゲレンデヴァーゲンなのでリヤのブレーキはドラムです。
その為、漏れ出したオイルがブレーキライニングに付着すると
制動力が損なわれてしまします。
そうなる前にということでベアリングの交換をさせていただくことになりました。
交換はシャフトを完全に引きぬいて行います。
シャフトを抜くとこんな感じになります。
バックプレートの向こう側にアクスルケースが延びています。
抜き取ったアクスルシャフトです。
コレが中央のデフから左右のタイヤに駆動力を伝達しています。
言うまでも無く、左が外したベアリングで右が新品です。
見ていただければ分かりますが、漏れが生じていた方は
回転するシャフトと接している内側の部分がボロボロになっています。
これではシール性は保てませんね。
最近はリジットアクスル方式の車種も少なく
また、リヤブレーキもドラムではなく4輪ディスクブレーキが主流なので
こういった作業をする機会は以前に比べて減りました。
(昔は4輪ドラムブレーキという車もありましたが)
こうした整備をすると感じますが
同じ「クルマ」であっても年式や車種の違いによって
必要とされる整備は大きく違ってきますね。
私たちは普段、最新の車から数十年前の車まで
色々な車を整備させていただく機会があります。
そうした中でレベルの高いサービスを維持していくためには
常日頃の努力(勉強)が必要不可欠だと強く感じる今日この頃です。
これからもより一層、日々精進
ですね。
それではまた。
byサービスフロント鈴木