こんばんは。


今日はとても暖かいですが風が強いですね。


この時期らしいと言えばこの時期らしいのですが


風に舞う砂のおかげで花粉症がひと段落した今でも


コンタクトレンズに戻れずにいます。


でもまぁ不便はそれ程感じないですし


このままずっとメガネでもいいかなぁなんて思ってもいます。


とりあえずゴールデンウィークに入ったら


この迷いを吹き飛ばすほどのオシャレメガネがないか


探しにでも出かけてみようと思います(笑)




さて、今日はタイトルの通り


ベンツ Vクラスのエアサス修理について。


Vクラスのエアサスにトラブルが多いというのは


皆さんも聞いたことがあるかもしれませんが


弊社でもVクラスのエアサス修理は何台も実施させて頂いております。



その中で、修理方法の内の一つの選択肢として


今回はコイルスプリングに変更する方法をご紹介します。


Vクラスに乗られている方はご存知の方も多いかもしれませんね。




現車はW638のV230。



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エアスプリングからエア漏れが発生していました。


コンプレッサーも作動時間が長くなったためロックが掛かって動いていません。


エア圧が抜けた状態でバンプを繰り返すことにより


バルーンがつぶれて下側のケースが横を向いてしまっています。



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車高もリヤがべったり下がっていますね。


フェンダーがタイヤにかぶってしまっています。




まず、この状態からの修理を考えると


漏れの発生しているエアスプリングの交換ということになるのですが


再び同じ不具合が発生する可能性と修理にかかるコストを加味した上で


これから永く乗っていくことを考えると


乗り心地を多少犠牲にしてもコイルスプリングへ変更した方が良いのではないか


という訳でコイルスプリングへの変更を行うこととなりました。



もちろん一概にどちらの方がイイと言えるものではないので


故障の状態や車の使用状況、今後の予定などを踏まえて


エアサスはエアサスとして直すのか、それともコイルスプリングへ変更するのかを


判断していけばいいかと思います。




今回使用する部品は全て純正部品です。




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コイルスプリングはもちろんのこと


スプリングシートやシムもコイルスプリング用を使います。



エアスプリングを取り外して、そこにコイルスプリングを組み付けていきます。


コイルスプリングを取り付けるとこんな状態になります。



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ん~、組み上がった感じは全く違和感ないですね。


Vクラス用の純正スプリングなので当たり前といえば当たり前ですが。




あとはエアサスのコンプレッサーを作動しないように処理をして修理は完了。


・・・とはいきませんね。




緩衝装置(サスペンション)は指定部品に該当するので


今回行ったコイルスプリングへの換装は


保安基準で定めるところのいわゆる「改造」にあたります。


ということは、構造変更や記載変更といった申請(検査や届け出)が必要となります。



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もちろん今回も必要な書類を一通り作成し


事前に届け出を行った上で、作業後に運輸支局で現車の検査を行い申請をしました。



申請後、車検証の型式には「改」という文字がついて


備考欄にも緩衝装置の記載が入ります。


コレで次回の車検も特別な手続きをする必要がなく通常通り受けられます。





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交換後は車高も正常に戻り、エアサスの故障を心配する必要もなくなりました。




先程も言いましたが、今回のようなケースについては


一概にどちらがいいと言えるものではなく


また、エアサスの故障についても


必ずしもエアスプリングからのエア漏れに限った話ではないので


一つの選択肢としてとらえて頂ければと思います。





という訳で、今日はこの辺で。


皆さん良いゴールデンウィークを。





P.S.


弊社は4/29(金)~5/5(木)までゴールデンウィーク休業とさせて頂きます。


車両故障など緊急の際は下記までご連絡ください。


フロント直通:090-5559-4161






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