こんばんは。
日中は暖かくても夜はもうグッと冷え込みますね。
そしてこの季節になると恋しくなるのがおでん。
さすがに一人分だけおでんを作るのも味気ないので
私はよくコンビニでおでんを買って帰ります。
静岡出身の私としては物申したいこともいくつかありますが
それでもあの暖かいダシに浸かった厚揚げをほおばると
とても幸せな気分になります。
ただ、何とかしてほしいのが味噌!
私のよく行くコンビニではおでんを買っても味噌が付いてきません!
そもそも付いてこないものなのでしょうか?
地元ではどこでおでんを買っても味噌が付いてきたような気がしますが・・・。
とかなんとか言いながら今日もおでんを買って帰ることでしょう。
てゆうかどうせ家で食べるんだから味噌買っとけばいいんですよね。
そうですよね。
そうします。。。
さてさて、ここからが本題ですが
今日は、そろそろ落ち着きを見せているエアコン修理について。
車両は、ベンツ W210 E320 4マチックです。
最初に入庫した時は冷えも悪くほぼ送風といった状態でした。
エアコンガスの量も少なかった為、とりあえず確認の意味も含めて
ガスチャージをしてみましたが一向に冷えるようにはならず
ガスが規定量に達しても噴き出してくる風の温度はぬるいままでした。
そう、察しの早い方はお分かりかと思いますが
今回は原因となる不良個所が一つではありませんでした。
ではその原因を一つずつみていきましょう。
まずはコレ。
ヒーターバルブです。
ヒーター用の温水ラインに設けられている
水門の様な働きをしている部品なのですが
このヒーターバルブがしっかりと閉じきっていなかった為
エアコンがMAXクールの設定になっていても
常にヒーターが効いているような状態になってしまっていたのです。
ヒーターバルブのトラブルは他の車種でも比較的起こり易いトラブルなので
エアコン修理の際は必ず診ておくようにしたい部分です。
お次はコンデンサー。
目立った漏れはありませんでしたが
内部に汚れが溜まり、冷媒の流れを妨げ
冷却効率も低下していました。
もちろん同時にリキッドタンク(レシーバータンク)も交換していきます。
エアコンの修理を行う際は
汚れや水分の溜まりやすいリキッドタンクの同時交換は必須。
タンクその物に不具合が無くてもある程度古い場合は
同時に交換するようにしたいですね。
そして、メインのエバポレーター。
漏れの為交換となりました。
エバポレーターの交換に伴って必要になる作業が
インパネ(インストゥルメントパネル)の脱着。
インパネを外した車はほとんど原形とどめていないですね。
ヒーターユニットを外したら、さらに分解していって
漏れのあったエバポレーターを交換していきます。
(もちろんエキスパンションバルブもセットで交換です!)
一通り部品交換が終わったら
冷媒ラインの真空引きを行い密閉の状態をチェックします。
そのあとエアコンガスを入れて効き具合を確認したら
ここまでで一通りの作業は完了。
今回は原因箇所が複数あった為、修理は比較的大掛かりなものとなりました。
このように不具合症状の原因は常に一つという訳ではないので
診断を行う私たちとしても常に視野を広く持たなければなりません。
また、複数の箇所が同時に故障する可能性はそれほど高くなく
2次的な影響を及ぼしている根本的な原因が存在するケースも多々あります。
どんな故障でもそうですが偏った見方をしていると
大事なことに気付けなかったりしてしまうことがあるんですね。
なんだか他のことにも通じているような気がしますが。
というわけで今日はこのへんで。
それではまた。
byサービスフロント鈴木
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