幼い頃は暑くなかった


そんな気がする


木々が生い茂り

川の近くは涼しい


海は冷たくて

大きな入道雲に感動して


ワクワクしかなかった


集落唯一のお店に

駄菓子を買いに行く


真っ黒に焼けた腕を

外で工事をするお兄さんと

並べて黒さを競った


蝉の音が心地よい


すだれがかかる窓

風に揺れて鳴る風鈴


すべてが毎年

そこにあった


ゲームの中のような世界が

そこにあったのに


何故、人は怖いのだろう


イライラしているのだろう


僕と兄をケンカさせるのだろう


テレビでは

別世界が映し出され


みんな「街がいい」と憧れる


街に行けば

みんな穏やかになれるのかな


有るものじゃダメみたい

無いものがいいらしい


街に出たよ

みんなイライラしてるよ


よりイライラしてる


夏なんて苦しいよ


木も川も海もない

空も小さい


たぶん


ここが

様々な原因だと思う

毎年の夏に思うこと

 

 

 

 

 

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少子化と都市化


夏休みが長い

夏休みはいらない


そんな意見もあるらしい


RADWIMPSの歌詞にあり


君のいない世界など

夏休みのない8月のよう


いくつかに成長するまでの

大切な記憶


それすらも

「お金がかかる」


田舎の夏休みは

駄菓子を買うお金があれば

なんとかなった


海も山もすぐそこで

自分の身は自分で守っていた


いや、たぶん

地域にも守られていた


夏になる前に

地域の人で草刈りをしてくれる


見通しがいい


山仕事の人が

漁師の人が

見つけられる環境にあった


都市化は

都合の寄せ集め


様々な想いが入り混じる


どこに行っても許可がいる


どこに行っても人がいるのに

見通しが悪い


何をしている人達か

分からない


子供が何処にいるのか

分からない


お金がかかる

安心できない


子供のため

なのに


子供が負担



都市以外のメリット


もう一度

考えたいと思う

ニュースを見て不安に思うこと

 

 

 

 

 

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母が笑うと
僕も嬉しい

「あ、あぅわ、、あ、ああぉ」

母は何かを伝えている

思い出すように
遠くを見る感じ

今の母と仲良くなりたい

今の母と歩んでいきたい

「言葉でのやり取りが
出来るようになりますか?」

不安な父が
リハビリのスタッフに尋ねる

「今まで目一杯怒られて来て
まだ言われ足らんの?」

僕が父にツッコむと
母とスタッフさんが笑う

母の声を拾って尋ねると
「うん!うん!」と嬉しそうに笑う

「母さん痩せたねぇ」

もう何十年もダイエットに励む母

梅干しを食べたように口をすぼめ
お腹を両手で絞るようにして
「キュー!キュー!」と声に出し
その日1番のリアクション

「思うように食べれんもんな。
お腹がキューってなるよな。」

そう言って2人で大笑いした

言っちゃいけないことなんてない

間違ってもフォローする気持ちがあれば
想いを持ち続ける気持ちがあれば

相手と仲良くなりたいのなら

相手と共に生きたいのなら

母は凄い
まだ痺れは残るが細かく歩けるし
段差も上れる

何より意欲がある

今まで配った分をもらう番

配った気持ちをもらって
また歩き出そう

僕も一緒に歩き出すよ
『幻肢痛』がある

手足を失くした人が
苦しむ痛み

研究が進み
手からの感触が返ってくると
足からの感触が返ってくると
痛みが抑えられると分かった

脳には当たり前が大切

返って来ないと
SOSを出す

それはベッドに突っ伏して
泣き叫ぶほどの苦しみらしい

当たり前がないから


「してもらったら返す」

何故か
した方が言わなきゃいけない

悪者になってしまう

他人から受けて
信頼する人に教えてもらい
感謝として返す流れ

そこには背中を押す
信頼し合う第三者が居て欲しい

「見返りを求めない」は
返す側が言う言葉

気を遣わせないために

当たり前が消えている

痛みがはしる
泣き叫びたい

当たり前が失われている

やり取りに必要なことを
そっと伝える

信頼し合う関係なら
怖がることはないから
こんなデータがある

視覚障害から手術で回復した人
聴覚障害から手術で回復した人

聴覚障害から回復した人は
精神的なダメージは少ないが

視覚障害から回復した人は
自殺する人が多いらしい

見えない時は
顔は分からないが
誰かが気付いて介助してくれる

見えるようになった時
ポツンと独り置かれたようになる

「出来るでしょ?」
そう言われているみたい

見えない方が
人は温かかった

母は周りから
「元気印だね」
「健康で大丈夫よね」

そう思われていたらしい

僕もようやく
最近になって母の苦労を理解し

助けられるよう動き出したり
感謝の言葉を伝えたり

手に触れ、背中を摩って
声かけ出来るようになったばかり

母は気づいて欲しかったのだろう

脳梗塞になり
右半身麻痺と失語を伴い
みんなが一斉に心配している

父も毎日見舞いに通っている

母も本当はもっと早く
自分に時間を
割いてもらいたかったのだろう

文字でのやり取りで
父が要領を得なさ過ぎて
母が笑う反応をするらしい

母は父を求めていたのだろう
色々な意味での父親を

言葉で伝えるのは難しい

特に家族のことは

近いから影響し合い
苦労もして様々な原因にもなるが
それらを知り合っている
特殊な仲とでも言おうか

手に入らないものを
お互いに求め合っている

そんな気さえもする

母はその
求めるものに今
近づいているのかも知れない

しがらみが分つ事もあるのだろう

しがらみが
あるキッカケで薄まり
近づくってことなのだろうか

僕はまたまた
支える側になりそうだ

僕には居場所がないと

幼い頃からずっと思っていた


「ちゃんとしてるから」


そう言われて育った


本当はあらゆるものを

すぐに忘れ


気になった事に

いつでも気を引かれる


その度に

母にキツく叱られ怖い思いをした


「ちゃんとしてるから」


それは父の言葉


ちゃんとしてるから

他所様に迷惑かけずに済む


ちゃんとしてるから

放っておいても大丈夫


ちゃんとしてるから

俺の話を聞いてくれ


怖かったけど

気にしてくれていたのは

母だった


優しいけど

自分のことばかりなのが

父だった


父の話の中に

僕は登場しない


父と周りの人ばかり


母のために帰る

そのために


同じ想いを持つ人を

大切に


きっと

頑張っているから

帰りたくなる場所

 

 

 

 

 

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『母さんが倒れて、今病院なんだ』


早朝に電話が入る


脳梗塞で右半身麻痺

失語を伴う


寝ている時に起こったらしく

気付くのが遅れたようだ


地元の病院では診れず

離れた大きな病院に運ばれた


兄が亡くなってから

肉親とは常に「最後かも」と

接してきたつもりだった


あくまで『つもり』で

確信は持てていないが


頭は冷静で

「母さんがしてもらう側になったんだな」

と理解するのに

そんなに時間は掛からなかった


母は一生懸命に介護職に打ち込み

周囲からも信頼を得ていた


仕事を辞めると言っていた矢先


母が選んだ道と言えば

聞こえがいいが


僕自身、仕事の辞め時に

関わり合いが足りていなかった


幼い頃から見様見真似で

食事の手伝いをしていたため


実家に帰って

3日間の食事の準備と

冷蔵庫の掃除


今後、父が食べやすいように

小分けにした料理を冷凍する


止まらない父の話し相手と

病院への案内

その他諸々の決断に

父の不安の解消


子一人は

なかなか大変


兄弟が少なくなった現代で

同じ苦労を抱える人も

多いのではないだろうか


兄に任せて家を出たら

兄が死に


母を残して離れていたら

母が倒れ


僕は学習しないアホだろう


父は地域の人に喜ばれるのが好き

そのために我慢する部分も多いようだ


その我慢が家族にいく


父が地域のことを

一手に引き受けると


その負担が一家庭に

集中して降り注ぐことになる


地域を会社に置き換えれば

勤め人を父に持つ家庭も

変わりないのかも知れない


母が倒れ

流石に父も

思うところがあるようだ


もらったら返そう


有り難いことは

もちろん返す


大変なことも

出来ない部分は返す


僕は母に恩を返す


父と子揃ってアホですね。

私の親孝行

 

 

 

 

 

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これから本格的に

「不快がベース」

の世の中になっていくようだ


下準備が終わろうとしているようだ


いつの間にか

快適を保つ術を失い


不快を我慢するのが

当たり前になってしまった


日本人が我慢強かったのは

「またあの快適に戻れる」

という快適ベースの生活があったから


言い方を変えると

暮らしを愛していたのだ


何だかんだあっても

みんながいる

今の暮らしがいい


そう愛していたから


その我慢強さを

間違った形で利用されている


もっと、もっとを求める

今の暮らしを愛していない人が

増えたように思う


それは

不快がベースな人達


そこに大量に

移民が来るようなことがあると

一気にバランスは崩れる


善は悪に勝てない


今の僕はそう見ている


不快ベースだと

人の痛みがわからない


不快から快適になった

喜びはよく知っている


奪うことが得意だ

跳ね除けることが得意だ


快適ベースは

人の痛みがわかってしまう


快適から不快になった

大変さをよく知っている


労わることが得意

助けることが得意なんだ


それは後手後手に回る


歴史が繰り返している理由


善で始まり

悪が破壊し


学んだ人達が

また善で立て直す


学んだ人達が減り

刺激的な悪が持てはやされ

破壊を進める


それは人の体が

そういう作りだから


善は退屈なのだ


幼い頃に

善を積むと退屈になる


成長して

大きな悪が刺激的に感じる



幼い頃に

小さな悪を知ろう


小さな悪を知り

成長して

大きな善を作りあげよう


子供をみてあげたい

大人を解放してあげたい

日本を見ていて憂うこと

 

 

 

 

 

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死について


都市が発展すると

死を生活から排除するから


残っている死は

ドラマチックで綺麗なもの


死を恐れているから


それは孤立する人々が

多くなったから


孤立すると

個人の枠が強固になる


人に託せないから


『自分が死んだら終わり』


そう強く思っちゃう


望んで

フルオーダーして

生まれて来たわけじゃないのに


『自分だ』って

こだわりが強くなっちゃって


たまたま自分の形してるだけじゃん


たまたま生きているだけじゃん


様々な体験したから

唯一無二って思うよね


でも何処かに

似た人がいるよ


似た人が居たよ


似た人が生まれるよ


人類全体で

今世で体験したことを

伝えよう


誰かに託そう


死は形がなくなるだけだよ


形がなくなる前に

形ある周りの人を

愛するんだよ


もう二度と会えないよ


孤立して

自分の事ばかり考えている

暇なんてないんだよ


大好きな

支えてくれる

関わってくれる人に


「ありがとう」

って


伝えられるのは

今しかないよ


自分とその人が

なくなる前に


自分が居なくなるより

相手がいなくなる方が

絶対苦しいよ

自分では言わない方がいいこと

 

 

 

 

 

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子供を堪能する

イタズラする

怒られる

愛される


存分に構ってもらう

冒険する

喧嘩する


笑い合う

分かち合う


とにかく気持ちのままに


大人は嘘つきだからね!

まぁ、嘘つきというか

「未来の話」ばかりするからね


「〇〇まで我慢」とか

「△△したら自由になれる」とか

保証のない未来の話ばかり


実際は年齢を重ねるごとに

気持ちのままに出来なくなるよ


縛られるというより

優しくなるから


人の気持ちが分かるから

自分で自分を律するようになる


自制が働いちゃうんだ


気持ちで動けるって貴重だよ!


それを経験して満足したら

憧れなくて済むようになるよ


今は昔で言う定年が

3回あるようにみえる


高校卒業

大学卒業

退職


定年までは我慢して

終わったら

好きなようにしたいって


大学生の問題行動を

ニュースで見ると

「我慢させられて来たんだな」と


すぐに辞める新社会人も

自分の責任ってなったら

放り出せるなら放り出したいよ


我慢して来たんだから



ワガママを言ったり

威張ったり

人に迷惑かける年配の方を見ても


「我慢されてきたんだな」と


気持ちのままに動けた経験があるから

我慢を自分で選べるんだ


若いうちは

大人が見てくれるうちは

気持ちのままに


大人は見守れるように

気の抜き方を

みんなで共有したいなぁ

やるなら若いうちがおすすめ

 

 

 

 

 

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