『前の学年は3年間で40人学校を辞めていきました。それは一クラス分に相当します。』

娘の学校の集会に厳しそうな先生が立つと幾分か誇らしげにそう言ったらしい。

何故そこ誇らしげ?娘はそう思ったようだ。

きちんとしないと学校辞めることになりますよという生徒への引き締めなんだろうけど…。

そうさせないように配慮も必要なのでは?

それも辞さない子もいるだろうけど、それにしても多すぎな感じがする。

田舎高校に通っていた私としては、ただただポカーンとしてしまった。進学校ではなかったが、遠くまで行くのが通いにくいという子もいたので学力に幅があって校則がそこまで厳しく無かったからだ。

学校説明会の時“校則”という名の“拘束”について永遠に語っていたから、まぁ誇らしげに見えたのも想像がつく。

『そうやってはじめに引き締めておかないと、どんどん歯止めが効かなくなるからねー。舐めてかからないようにかな?』

学校説明会の時の、校則についての長話の違和感を先輩ママさんに話したらそう返ってきた。

…なるほど。したい事は分かった。

でも、辞めた人数誇らしげに語るのは間違ってないかい?