久しぶりの更新になってしまいました。



抗がん剤治療も2回目を終え、未だに大きな副作用も無く無事に過ごしています。



実は先日、仲間が卒業されてしまいました。



入院以来、毎日オフ会と称して部屋を訪ね、冗談話や将来の夢を語り合っていました。

肺への転移があり咳が出ていたにも関わらず、冗談に大笑いしお腹を抱えて「ちょっと苦しいんだから~」と笑いあった笑顔が忘れられません。。。



いつも明るく迎えてくれて、僕の身体を気遣ってくれました。



「副作用なんて平気よ!気にしなきゃいいのよ」



「私だって平気だったんだから、貴方なんて絶対大丈夫だから」



って、何の根拠もないのですが、言われるとそんな気になってしまう自分にとっては姉の様な存在でした。



それでも心配してくれて・・・



毎朝メールで「おはよう!」「今日はどう?大丈夫?苦しくない?」



彼女からのメールはもう届きませんが、どこかで語り掛けてくれている様で・・・



二人でいつも語っていたのは、治験が見えてきた【標的遺伝子療法】の話題でした。



一緒に受けましょうね!

そしてこんな病気、思い出話にしましょうよ!

仲間が並んで、みんなで順番に打ってもらうって、いいよね~!



ご主人が「hiroさん、彼女には間に合わなかったよ・・・」



悔し涙でいっぱいでした。。。



そしてお母様が「この子の分も頑張ってくださいね、、、」



と手を握ってくださいました。



自分たち患者は病気と闘っていますが、それを支えてくれているのは家族や仲間です。



残されて悲しい思いをさせないためにも、頑張らなければいけないと深く思いました。



心の底の覚悟、そして前を向く勇気、たくさんの物を教えていただきました。



心からご冥福をお祈り申し上げます。



姉さん、ありがとう。