余録:芥川龍之介の短編「アグニの神」には…
2012年04月22日 00時10分
芥川龍之介の短編「アグニの神」には「人相の悪い」インド人女性が登場する。自分の占いは火の神アグニのお告げだから外れたことがないと豪語し、大もうけを狙う米国の商人が「一体日米戦争はいつあるか」と聞きに来たりする。高麗人参大正10(1921)年の作品だ▲インドのミサイルの名はこの神に由来するという。19日に発射実験に成功したアグニ5の射程は大陸間弾道ミサイル(ICBM)並みの5000キロ。美容 通販中国全土を射程に収め、日本やロシアも攻撃できる▲インドの軍事大国化には驚くばかりだが、大きな節目は00年のクリントン米大統領(当時)の訪印だった。98年のインドとパキスタンの核実験を受けた訪問なのに大統領はインドを強くとがめもせず、印議会での演説では「核能力拡大」の是非を同国の判断に委ねた▲議場に万雷の拍手が響いた時点でインドの核兵器保有は既成事実化したのである。人参湯当時インドの博物館では、ガイドが古代の武具を指さして「もうこんな物はいりません。我が国には核兵器がある」と、あまり笑えない話をしていた▲次のブッシュ政権は核拡散防止条約(NPT)に加盟していないインドとの核ビジネスを強引に進め、これを他の大国も日本も追認した。人参湯だが、北朝鮮やイランなどが核開発とミサイルの長射程化に躍起になる現実をどうすればいいか▲芥川の小説では欲深いインド人女性がアグニの罰とも思える死を遂げる。神の御心(みこころ)は知る由もないが、博物館のガイドが核兵器やミサイルを指さして「もうこんな物はいりません」と言える時代は来るのか。鼻炎 対策そのとき人類は何を手に入れているのだろう。
